restart

restartコマンドは、コンポーネントが現在実行中か停止しているかにかかわらず、それらを再起動します。

注意: startstopbackuprestorepublish-configまたはreshape-nodesが現在実行されている場合、restartは実行できません。
コンポーネントを再起動するには、次を管理サーバーから実行します。
./bdd-admin.sh restart [option <arg>]

restartでは次のオプションがサポートされています。

オプション 説明
-t, --timeout <minutes> コンポーネントを終了するまで待機する時間(分)。

この値が0の場合、スクリプトは、コンポーネントをただちに強制的に停止します。これが0より大きい場合、スクリプトは、指定した時間、コンポーネントが正常に停止するのを待機し、正常に停止しない場合はコンポーネントを終了します。

このオプションが指定されない場合、スクリプトはコンポーネントを正常に停止します。これには長時間かかることがあります。コンポーネントがダウンした場合、タイムアウト値が指定されている必要があります。そうしないと、スクリプトはハングします。

-c, --component <component(s)> 再起動するコンポーネントのカンマ区切りリスト。
  • agent: Dgraph HDFSエージェント
  • dgraph: Dgraph
  • dp: Hive表ディテクタのcronジョブ
  • bddServer: StudioおよびDgraph Gateway
  • transform: 変換サービス
  • clustering: クラスタリング・サービス(有効な場合)
  • wm: ワークフロー・マネージャ・サービス
次の点に注意してください。
  • BDD_WLS_USERNAMEおよびBDD_WLS_PASSWORD環境変数が設定されていない場合は、bddServerの再起動にWebLogic Serverのユーザー名とパスワードが必要です。
  • ZooKeeperが実行されていない場合、agentを再起動することはできません。
-n, --node <hostname(s)> 実行されるノードのカンマ区切りリスト。それぞれが$BDD_HOME/BDD_manager/conf/bdd.confに定義されている必要があります。

どのオプションも指定しない場合、スクリプトはサポートされているすべてのコンポーネントを正常に再起動します。

データ処理の再起動

dpおよびwmコンポーネントでrestartを実行すると、データ処理に対して異なる影響があります。
  • dpで実行すると、Hive表ディテクタのcronジョブが無効にされ、再度有効にされます。
  • wmで実行すると、現在のすべてのデータ処理ジョブが取り消され、ワークフロー・マネージャ・サービスが停止されて、再起動されます。タイムアウト値が含まれている場合、スクリプトは現在のジョブを取り消す前に指定された時間だけ待機します。含まれていない場合は、ジョブが通常どおりに完了するまで待機します。これには長時間かかることがあります。

ワークフロー・マネージャ・サービスを再起動した場合、再び起動されるまで新しいデータ処理ジョブは実行できません。

次のコマンドは、サポートされているすべてのコンポーネントを正常に停止してから再起動します。
./bdd-admin.sh restart
次のコマンドは、web009.us.example.comノード上のDgraphおよびHDFSエージェントが正常に停止するのを5分間待機し、まだ実行中の場合はそれを終了してから、再起動します。
./bdd-admin.sh restart -t 5 -c dgraph -n web009.us.example.com