set-log-levels

set-log-levelsコマンドはコンポーネントのログ・レベルを設定し、コンポーネントが再起動されたときに変更が持続されるように、その構成ファイルを更新します。

コンポーネント・ログ・レベルを設定するには、次を管理サーバーから実行します。
./bdd-admin.sh set-log-levels [option <arg>]

set-log-levelsでは次のオプションがサポートされています。

オプション 説明
-c, --component <component(s)> 実行されるコンポーネントのカンマ区切りリスト。
  • dgraph: Dgraph
  • dp: DP CLI
  • gateway: Dgraph Gateway

dpコンポーネントの場合は、ワークフロー・マネージャ・サービスまたはデータ処理ではなく、DP CLIのログ・レベルが設定されます。これらのコンポーネントのログ・レベルの設定の詳細は、データ処理ガイドを参照してください。

-s, --subsystem <subsystem(s)> スクリプトが実行されるDgraph出力ログ・サブシステムのカンマ区切りリスト。
  • background_merging
  • bulk_ingest
  • cluster
  • database
  • datalayer
  • dgraph (これはdgraphコンポーネントとは異なることに注意してください。)
  • eql
  • eql_feature
  • eve
  • hdfs_fuse (これは現在使用されていません。)
  • http
  • lexer
  • splitting
  • ssl
  • task_scheduler
  • text_search_rel_rank
  • text_search_spelling
  • update
  • workload_manager
  • ws_request
  • xq_web_service

このオプションは、dgraphコンポーネントで実行される場合にのみ指定できます。スクリプトがdgraphコンポーネントで実行され、このオプションが指定されないと、サポートされているすべてのサブシステムでスクリプトが実行されます。

注意: Dgraphログ・サブシステムのレベルを設定するときに、それに応じて$BDD_HOME/BDD_manager/conf/bdd.confDGRAPH_LOG_LEVELSプロパティも更新します。特定のノードのログ・レベルを設定した場合は、それらのノードのbdd.confのみが更新されます。これらの設定は、publish-configコマンドが実行されると上書きされます。

Dgraph出力ログとそのサブシステムの詳細は、「Dgraph出力ログ」を参照してください。

-l, --level <level> コンポーネントに設定されるログ・レベルは次のとおりです。
  • INCIDENT_ERROR
  • ERROR
  • WARNING
  • NOTIFICATION
  • NOTIFICATION:16 (Dgraphのみ)
  • TRACE
  • TRACE:16 (Dgraphのみ)
  • TRACE:32 (Dgraphのみ)

指定できるログ・レベルは1つだけです。このオプションを省略すると、スクリプトは指定したすべてのログをNOTIFICATIONに設定します。

NOTIFICATION:16TRACE:16およびTRACE:32のログ・レベルはdgraphコンポーネントでのみサポートされることに気をつけてください。

--non-persistent コンポーネントの再起動時にログ・レベルがリセットされることを示します。これを指定しない場合、スクリプトはコンポーネントの構成ファイルを更新しません。

このオプションは、dgraphおよびgatewayコンポーネントのみで使用できます。データ処理のログ・レベルは、常に維持されます。

-n, --node <hostname(s)> 実行されるノードのカンマ区切りリスト。それぞれが$BDD_HOME/BDD_manager/conf/bdd.confに定義されている必要があります。

どのオプションも指定しない場合、スクリプトは、サポートされているすべてのコンポーネントおよびDgraphログ・サブシステムのログ・レベルをNOTIFICATIONに設定します。これらの設定は、コンポーネントが再起動されても維持されます。

次のコマンドは、Dgraphログのサブシステムclusterおよびdatalayerのログ・レベルをWARNINGに設定します。
./bdd-admin.sh set-log-levels -c dgraph -s cluster,datalayer -l WARNING
次のコマンドは、Dgraph GatewayおよびすべてのDgraphサブシステムのログ・レベルをERROR (維持されない)に設定します。
./bdd-admin.sh set-log-levels -c dgraph,gateway -l ERROR --non-persistent