コンポーネントのビルド

コンポーネント開発が完了した後、ビルド・プロパティを設定してから、Eclipseでコンポーネントをビルドします。

コンポーネントをビルドするには、次を実行します。

  1. コンポーネントをビルドする前に、ビルド・プロパティが正しく設定されていることを確認する必要があります。コンポーネントのルート・ディレクトリ内のbuild.xmlを開きます。

    デフォルトでは、ビルド・プロパティは、次のとおりです。

    <property name="shared.libs" value="endeca-common-resources,endeca-discovery-taglib" />
    <property name="endeca-common-resources.includes" value="**/*" />
    <property name="endeca-common-resources.excludes" value="" />
    これらのプロパティは、次のように使用されます。
    プロパティ 説明
    shared.libs shared/ディレクトリ内のどのプロジェクトをコンポーネントに含めるかを制御します。

    これらの共有プロジェクトは、必要に応じて、コンパイルされ、.jarファイルとして追加されます。

    endeca-common-resources.includes shared/endeca-common-resourcesプロジェクト内のどのファイルをコンポーネントにコピーするかを制御します。

    デフォルト値は**/*で、すべてのファイルが含まれることを示します。

    これらのファイルはAJAX拡張(preRender.jspfおよびpostRender.jspf)を指定します。

    endeca-common-resources.excludes shared/endeca-common-resourcesプロジェクトのどのファイルをコンポーネントから除外するかを制御します。

    デフォルトでは、値は""です。これは、除外されるファイルはないことを示します。

    コンポーネントで、これらのファイルのいずれかをオーバーライドする必要がある場合、このビルド・プロパティを使用してそれらを除外します。ファイルを除外しないと、コードは上書きされます。

    includesプロパティおよびexcludesプロパティは、どの共有ライブラリに対しても指定できます。次に例を示します。

    <property name="endeca-discovery-taglib.includes" value="**/*" />
    <property name="endeca-discovery-taglib.excludes" value="" />
  2. ビルド・プロパティを設定したら、Eclipseプロジェクト内で、build.xmlファイルを開きます。
  3. 自動的にビルドするようプロジェクトが構成されていない場合、アウトライン・ビューで、デプロイ・タスクをクリックし、「実行者」Antビルドを選択します。

コンポーネントの.warファイルが生成され、指定した出力ディレクトリに配置されます。.war fileの名前はコンポーネントと同じ名前になります。