Studioのデータベース要件

Studioでは、コンポーネント構成、ユーザー権限、システム設定などの構成と状態の格納に、リレーショナル・データベースを必要とします。複数のStudioインスタンスとともにインストールする場合は、それらすべてを同一データベースに接続する必要があります。

Studioは次のデータベース・タイプをサポートしています。
本番環境でBDDをインストールしている場合、次を作成する必要があります。

BDDでは、現在データベースの移行はサポートされません。デプロイメント後に異なるタイプのデータベースに切り替える場合、新しいデータベース・インスタンスでBDDを再インストールする必要があります。クイックスタート・オプションを使用して本番以外の環境にBDDをインストールしている場合は、studioという名前のMySQLデータベースを使用する必要があります。詳細は、クイックスタート・インストールを参照してください。

オプションで、クラスタリングされたデータベース構成を使用できます。クラスタリングを実現するために、Oracle 11gではRACが、MySQLではMySQL Clusterが使用されています。クラスタ化構成の設定の詳細は、データベース・システムのドキュメントを参照してください。

また、

OracleおよびMySQLデータベースのユーザーおよびスキーマを作成するためのサンプル・コマンドは、「本番データベースのサンプル・コマンド」にあります。

デモ環境でのStudioのデータベース要件

デモ環境では、上でリストしたタイプに加えて、StudioでHypersonic (HSQL)データベースがサポートされています。Hypersonicは、JVM内で稼働する組込みデータベースです。Studioが迅速に起動されるという点では有用ですが、パフォーマンス上の問題があり、複数のStudioノードをサポートできないため、本番環境では使用できません。

注意: コネクタ・サービスおよびコンポーネント・レジストリでは、デモ環境であっても、Hypersonicデータベースはサポートされていません

Hypersonicデータベースを使用する必要がある場合は、インストーラでそれを作成します。これは、BDDの構成ファイルで有効にできます。

重要: Hypersonicデータベースを使用してデモ環境にインストールし、後で本番環境にスケール・アップする場合、前述のサポートされているMySQLまたはOracleデータベースを使用してBDDを再インストールする必要があります。