MapRパッチの適用

MapRがある場合は、BDDをインストールする前に、3組のパッチをHadoopクラスタに適用する必要があります。

CDHまたはHDPがある場合これは必要ありません。

これらのパッチは、インストールしてあるSpark、ZooKeeperおよびHiveのバージョンをアップグレードするために必要になります。そうでない場合、BDDでは、それらを使用できません。

パッチを適用するには、次の手順を実行します。

  1. Sparkパッチを適用するには、各Sparkノードで次のことを実行します。
    1. http://archive.mapr.com/releases/ecosystem-5.x/redhat/から次のパッチをダウンロードします。
      • mapr-spark-master-1.6.1.201605311547-1.noarch.rpm
      • mapr-spark-1.6.1.201605311547-1.noarch.rpm
      • mapr-spark-historyserver-1.6.1.201605311547-1.noarch.rpm
    2. パッチを配置したディレクトリに移動し、それぞれを実行してインストールします。
      rpm -ivh <patch>
    パッチの適用が正常に完了した場合は、Sparkノードにディレクトリ/opt/mapr/spark/spark-1.6.1/が含まれている必要があります。
  2. ZooKeeperパッチを適用するには、各ZooKeeperノードで次のことを実行します。
    1. http://package.mapr.com/patches/releases/v5.1.0/redhat/から次のパッチをダウンロードします。
      • mapr-patch-5.1.0.37549.GA-38290.x86_64.rpm
    2. MapRのパッチ・インストール・ガイド内の手順に従って、パッチを適用します。
    3. ZooKeeperを実行して再起動します。
      sudo service mapr-zookeeper restart
    4. 実行することで、パッチの適用が正常に完了したことを確認します。
      echo status|nc <hostname> 5181|grep "Zookeeper version"
      ここで、<hostname>は現在のZooKeeperノードのホスト名です。
      出力で、ZooKeeperの現在のバージョンが1503ではなく1604としてレポートされている必要があります。
      Zookeeper version: 3.4.5-mapr-1604--1, built on 05/18/2016 14:50 GMT
  3. Hiveパッチを適用するには、次の手順を実行します。
    1. http://archive.mapr.com/releases/ecosystem-5.x/redhat/から次のパッチをダウンロードし、それらを各Hiveノードにコピーします。
      • mapr-hive-1.2.201606020917-1.noarch.rpm
      • mapr-hivemetastore-1.2.201606020917-1.noarch.rpm
      • mapr-hiveserver2-1.2.201606020917-1.noarch.rpm
      • mapr-hivewebhcat-1.2.201606020917-1.noarch.rpm
    2. 各Hiveノードで、パッチを配置したディレクトリに移動し、それらを実行してインストールします。
      rpm -Uvh <patch>
    3. MCSに移動し、HiveServer 2、HivemetaおよびWebHcatサービスを再起動します。
  4. 次のコマンドを実行することで、MapRクラスタの構成を更新します。
    /opt/mapr/server/configure.sh -R