ブール検索について

ブール検索の場合、論理演算子を問合せに含めると、Studioで「ブール検索」パネルが表示されます。パネルから「ブール検索」リンクを選択すると、下にリストされている演算子に基づいて検索が実行されます。


「ブール検索」パネル。
注意: ブール検索の結果はすべてのデータ・セットに表示されない場合があります。結果を使用可能にするには、データの少なくとも1つの属性が平均で200文字より大きい文字列値を持っているか、または、プロジェクトの「変換」ページで手動で1つ以上の属性を全文検索に対して有効にする必要があります。
ブール検索演算子 用途 使用および結果の例
AND 指定されたすべての語を含む結果を返します。
fruit AND berry
次のように"fruit"と"berry"の両方を含む結果を返します。
This wine has notes of fruit, cinnamon,
berry, and oak.
OR 指定されたいずれかの語を含む結果を返します。
"best buy" OR cheap
次のように"best buy"または"cheap"のいずれかを含む結果を返します。
The product quality is cheap.
NOT 後に続く語を否定します。他の語と組み合せると暗黙的"AND"を伴い、"OR NOT"を指定した場合は上書きされます。
"best buy" NOT cheap
次のように"best buy"を含み"cheap"を含まない結果を返します。
At this price, this is a best buy.
次は該当しません。
The price is cheap for what you get, a definite best buy.
NEAR/<NUM> 右側の語と左側の語の間が<NUM>単語以内である結果を返します。語は単一の単語または複数単語の句にすることができますが、ワイルドカードやブール演算子を含むことはできません。
blue NEAR/4 red
次のように"blue"と"red"の間が4単語以内(4を含む)である結果を返します。
red orange yellow green blue indigo violet
ONEAR/<NUM> NEAR/<NUM>と同様に機能しますが、語が指定された順である必要があります。
red ONEAR/2 blue
次のように"blue"が"red"より後にあり、その間が2単語以内である結果を返します。
red white blue

演算子の相互作用および優先順位

デフォルトで、キーワード検索は入力されたすべての語を使用するAND検索として実行されます。ブール演算子を使用してより正確な検索ロジックを設定できます。たとえば、問合せcamcorder AND NOT digitalは、単語"camcorder"を含むレコードを検索し、単語"digital"を含む結果を削除してから一致セットを返します。

演算子の優先順位は次の順序で決定されます。
  1. 括弧で囲まれた副次式は最初に評価されます。
  2. NOTは他の演算子の前に評価されます。
  3. ANDはNOTの後に評価されます。
  4. ORはANDの後に評価されます。

たとえば、式"A OR B AND C NOT D""A OR (B AND C AND (NOT D))"と解釈されます。