チャートの構成

Studioでは、デフォルト値のセットに基づいて新規の「チャート」コンポーネントが作成されます。異なるチャート・データおよびチャート表示オプションで、デフォルトを再構成できます。これは、X軸およびY軸の設定を変更するために必要となることがあります。

デフォルトの「チャート」コンポーネントの構成は次のように開始します。
  • 縦棒グラフ
  • デフォルトのプロジェクトのデータ・セットのベース・ビュー
  • チャートのメトリックでの、ビュー内の使用可能な最初の20のメトリック。

    各メトリックでは、デフォルトの集計方法が使用されます。利用可能なメトリックには、デフォルトで選択される「レコード数」システム・メトリックも含まれます。

  • チャート・グループ(カテゴリ軸)および系列(色)ディメンションでは、エンド・ユーザーはビュー内の最初の20の利用可能なディメンションから選択できます。

    デフォルトでは、カテゴリ軸に最初のディメンションが表示されます。チャートは、最初、色ディメンションが選択されないか、またはトレリス・ディメンションが選択されて表示されます。必要に応じて、色ディメンションおよびトレリス・ディメンションを選択できます。

「チャート」コンポーネントを構成するには:

  1. プログラムの「検出」ページで構成するチャートを見つけ、鉛筆アイコンをクリックして「チャート設定」パネルを表示します。
  2. 「データ・ビュー」リストから、そのチャートに関連付けるデータ・セット・ビューを選択します。
  3. 「チャート・タイプ」リストから、チャート・タイプを選択します。
    • - 棒グラフは、同時に複数のメトリックを表示できます。棒グラフでは、グループ・ディメンション(カテゴリ軸)と系列(色)ディメンションの両方がサポートされています。
    • 折れ線 - 折れ線グラフは、同時に複数のメトリックを表示できます。折れ線グラフでは、グループ・ディメンション(カテゴリ軸)と系列(色)ディメンションの両方がサポートされています。
    • - 円グラフは、同時に1つのメトリックを表示し、グループ・ディメンション(ウェッジ色)のみをサポートします。サンバースト・チャートは複数のメトリックを表示し、グループ・ディメンション(リング・セグメント)のみをサポートします。
    • 散布図 - 散布図では、X軸メトリックおよびY軸メトリックの両方がサポートされます。一度に1つのX軸およびY軸メトリックのみ使用できます。散布図では、色ディメンションおよび詳細ディメンションがサポートされます。
    • 棒-折れ線 - 棒-折れ線グラフは、同時に複数の棒および折れ線のメトリックを表示できます。棒-折れ線グラフでは、グループ・ディメンション(カテゴリ軸)のみがサポートされています。系列ディメンションはサポートされていません。
    1. 該当する場合は、チャートのサブタイプを選択します。
      チャートには次のサブタイプがあります。
      • - 棒、集合棒、積上げ棒、パーセンテージ積上げ棒。
      • 折れ線 - 折れ線、面、色付き折れ線、積上げ面、パーセンテージ積上げ面。
      • — 円、サンバースト。
      • 散布図 - 散布図、グループ化散布図、バブル。
      • 棒-折れ線 - サブタイプなし。

      多くのサブタイプは、レンダリングのための色属性を必要とし、バブル・チャートはサイズ属性を必要とします。

    選択したチャート・タイプにより、後続の構成オプションが決定されます。構成されていない場合、必須ゾーンは属性リストに実線の枠で表示されます。

    新しい場所で有効であれば、構成済の属性をゾーン間でドラッグして移動でき、任意の集計、ソートまたは書式設定は、その移動の一部として保持されます。ゾーン内で属性を別の属性上にドラッグすると、それらが入れ替わります。

  4. 「X-軸」または「スライスのサイズ」/「セグメント・サイズ」の値を構成および書式設定します。
    円グラフ/サンバースト・チャートは、構成された値に基づいてすべてのウェッジまたはリングのセグメントをスケーリングします。
    1. 属性名を入力するか、ドロップダウンからいずれか1つを選択して、横軸にプロットする属性を設定します。
      属性を削除するには、ゾーンの隅にある「X」にマウスを置き、クリックします。現在の選択を削除して新しい属性を追加することで、属性を変更できます。
    2. 複数のグループ化オプションを持つ属性の場合、ドロップダウンから次のオプションを選択します。

      X軸の下のフォーマット・オプションの表示。

      • メンバーごと - デフォルト。X軸上のマークとして、各個別の値が表示されます。値を含むすべてのレコードは、Y軸の値に対してカウントされます。
      • セットごと - X軸上のマークとして、各個別の値および各一意の値の組合せが表示されます。値を持つか、または指定した値の組合せを持つすべてのレコードは、Y軸の値に対してカウントされます。

      たとえば、メンバーごとに風味を表示する場合、「Berry」および「Cherry」の風味を持つワインは、Y軸の「Berry」および「Cherry」の合計の両方に含まれます。チャートでセットごとに風味を表示する場合、そのワインは、Y軸の合計の「Berry」、「Cherry」、および「Berry, Cherry」に含まれます。

    3. X軸の値にマウスを置き、右上隅の「オプション」「書式設定」を選択します。

      X軸の下のフォーマット・オプションの表示。

    4. X軸の「タイトル」のテキストとフォント・サイズ、および「ラベル」のフォント・サイズを指定します。
  5. 使用可能な場合、「X-軸」のソートを構成します。
    1. 「X-軸」ゾーンにマウスを置き、右上隅の「オプション」「ソート」を選択します。
      一部の属性タイプは、ソートの構成をサポートしていません。
    2. X軸の属性値の「アルファベット順/順次」のいずれかによる「昇順」「降順」のソートを構成するか、または選択した属性に基づいたソートが可能です。
    3. 「最大表示数: ... マーク」ドロップダウンから表示するマークの数を構成します。
      この値は概算です。Studioでは、均一なブレークポイントおよび合理的な可視化を確実にするため、内部的に設定が調整されます。
    4. オプションで、可視化の最初のページに収まらない結果は、X軸上の「その他」マークに統合されて表示されます。
      「その他」の値を表示しない場合は、追加のページを表示するため、ページ区切りコントロールを使用できます。これは、値の統合が有効なのか、それとも、それによってあまりに多くの有用な情報が隠されてしまうのかを判断するのに役立ちます。
  6. 「Y-軸」または「リング」の値を構成および書式設定します。

    円グラフでは、依存する値の表示にかわりに「色」メトリックが使用されます。手順7を参照してください。

    棒-折れ線グラフでは、「左Y-軸(棒)」および「右Y-軸(折れ線)」の両方にこの手順を繰り返します。

    1. 属性名を入力するか、ドロップダウンからいずれか1つを選択して、縦軸にプロットする属性を設定します。
      属性を削除するには、ゾーンの隅にある「X」にマウスを置き、クリックします。現在の選択を削除して新しい属性を追加することで、属性を変更できます。積上げ棒グラフなどの一部のチャート・タイプでは、複数のY軸値がサポートされています。
    2. 必要に応じて、次のドロップダウンから集計方法を選択します。

      Y軸の集計オプションの表示。

      デフォルトでは、集計は「sum」に設定されています。
    3. 「Y-軸」ゾーンにマウスを置き、右上隅の「書式設定」を選択します。
    4. Y軸の「タイトル」のテキストとフォント・サイズ、および「ラベル」の目盛マークの数とサイズを指定します。
    5. 追加のY軸の「スケール」「範囲」「記号」および「小数」の構成を指定します。
      デフォルトでは、Y軸は直線的にスケーリングします。「ログ」(対数)スケーリングは、値の端の範囲を持つ値に役立ちます。このような値では、比較的小さい値をはるかに大きい値と比較したときに、互いに区別することが難しい場合があります。
  7. 「色」の値を構成し、書式設定します。
    1. 色としてプロットする属性を選択します。
      複数のY軸値をプロットする場合(たとえば、積上げ棒グラフの単一の棒として製造価格と出荷価格をプロットする場合)、Y軸値は、自動的に可視化の色にマッピングされます。別々の色属性を割り当てることはできません。
    2. 「色」ゾーンにマウスを置き、右上隅の「オプション」「書式設定」を選択します。
    3. 「スキーム」ドロップダウンから、色のスキームを選択します。
    4. 「凡例の表示」チェック・ボックスを使用して、凡例の表示を有効または無効にします。
    5. 凡例の「タイトル」のテキストとフォント・サイズ、および「ラベル」のフォント・サイズを指定します。
  8. 使用可能な場合、「色」のソートを構成します。
    1. 「色」ゾーンにマウスを置き、右上隅の「オプション」「ソート」を選択します。
    2. 色の属性値の「アルファベット順/順次」のいずれかによる「昇順」「降順」のソートを構成するか、または選択した属性に基づいたソートが可能です。
    3. 必要に応じて、パレット内の最終的な色は「その他」の色に統合されて表示されます。
      円グラフには、常に「その他」の色が含まれます。
  9. バブル・チャートでは、次のように「サイズ」の値を構成し、書式設定します。
    この値は、バブル・サイズをスケーリングする属性を決定します。他のタイプの散布図に「サイズ」の値を指定すると、バブル・チャートに変換されます。
  10. 棒、折れ線および円グラフでは、必要に応じて「トレリス」属性を指定します。

    トレリス属性を指定すると、可視化がより小さいチャートのセットに分割されます。たとえば、カテゴリに基づいて製品コストをプロットする棒グラフは、アメリカ合衆国、カナダ、フランスなどのデータを別々のチャートとして表示する、地域に基づくトレリスとして表示できます。


    系列ディメンションに対するトレリスを使用して表示された積上げ棒グラフ

    1. 「トレリス」ゾーンにマウスを置き、右上隅の「ソート」を選択します。
    2. トレリス属性値の「アルファベット順/順次」のいずれかによる「昇順」「降順」のチャートのソートを構成するか、または別の属性に基づいたソートが可能です。
  11. 「表示設定」を展開し、構成するには:
    1. 「チャートの幅」をピクセルで設定します。
    2. 「チャートの高さ」をピクセルで設定します。
    3. 「チャート・タイトルの表示」を有効または無効にし、タイトルのテキストを表示または非表示にします。有効にした場合、表示するテキストの「自動」または「カスタム」を選択します。
    4. 棒グラフでは、「縦棒」「横棒」かを選択します。
    5. サンバースト・チャートの場合、「色パターン」を選択します。
      構成されたデータに応じて、「階層(扇状グラデーション)」オプションによってメトリック値が外側のリングで複数回表示される場合があることに注意してください。たとえば、内側のリングとして「月」を使用し、外側のリングとして「曜日」を使用すると、7つの曜日はすべて12回レンダリングされます(月ごとに1回)。
    6. 散布図では、ビン化の動作を構成します。

      「自動」オプションを使用すると、データ・ポイントが1000個より少ない場合はチャートにポイントが表示され、それ以上ある場合はビンが表示されます。このしきい値は、「表示する最大ポイント数」フィールドで調整できます。

      軸ごとにビン数を構成して、表示の細分度を制御することもできます。

    7. 散布図では、「ポイント不透明度」を設定します。
    8. 散布図では、「最適な折れ線の表示」および「係数の表示」を有効または無効にします。
      「最適な折れ線の表示」では、プロットされるポイントの線形関係を近似する折れ線が表示されます。「係数の表示」では、ユーザーがチャート内の線にマウスを置くと、近似線とのデータの相関が表示されます。
  12. 終了したら、「デフォルトの状態として保存」をクリックします。