Oracle GoldenGate for Big Dataリリース・ノート
12c (12.3.0.1)
E85688-02(原本部品番号:E79606-04)
2017年3月
Oracle GoldenGate for Big Data 12cは、トランザクション・データをリアルタイムでビッグ・データ・システムにストリーミングし、ビジネス・インサイトの品質とタイミングを向上させます。このドキュメントには、Oracle GoldenGate for Big Dataのリリース12c (12.3.0.1.0)のリリース・ノートが含まれています。
トピック:
非常に機能的なNoSQLターゲットとともに使用するためにCassandraおよびMongoDBハンドラが導入されています。
一般的なJDBCターゲットとともに使用するためにJDBCメタデータ・プロバイダおよびJDBCハンドラが導入されています。新しいクラウドおよびデータ・ウェアハウス・ターゲットのためのサポートには、Oracle Database、Oracle MySQL、Amazon RedshiftおよびIBM PureData (Netezza)が含まれています。
JSONフォーマッタが、操作モデル化データに加えて、行データをモデル化するよう拡張されました。
ビッグ・データ・ターゲットのためのプロセスをパラレル化することでスループットをスケーリングできる、協調的適用のサポートが追加されました。
注意:
これらの新機能と既存機能のサポートの詳細は、サポート対象の理解を参照してください。
親トピック: 新機能と変更された機能
抽出、ロード、変換(ELT)の状況をサポートするために、HDFSハンドラのプロパティgg.handler.hdfs.openNextFileAtRoll
が追加されました。これは、HDFSハンドラにおける、Avro Object Container File (OCF)フォーマット・ファイルまたはシーケンス・ファイルへの書き込みがない状況のみに当てはまります。このプロパティがtrue
に設定されている場合は、前のHDFSファイルを閉じた直後に新しいHDFSファイルが作成されます。それにより、変換プログラムで出力ディレクトリを監視し、新しいファイルの出現を前のファイルの処理を開始するためのトリガーとして使用できます。
この新機能をサポートするために、次のJSONフォーマッタ行モデル化プロパティが追加されました。
gg.handler.name.format
gg.handler.name.format.flatten
gg.handler.name.format.flattenDelimiter
gg.handler.name.format.beforeObjectName
gg.handler.name.format.afterObjectName
gg.handler.
name.
format.pkUpdateHandling
親トピック: 新しいプロパティまたは変更されたプロパティ
Oracle GoldenGate for Big Data 12c (12.3.0.1.0)にアップグレードするために選択可能なアップグレード・パスは2つあり、両方ともOracle GoldenGate for Big Dataのインストールおよびアップグレードで説明されています。
トピック:
Kafkaハンドラのサポートは、Apache Kafka 0.8.2.x、Cloudera Distribution of Apache Kafka 1.x (Kafka 0.8.2を含む)またはHortonworks HDP Kafka 2.3 (Kafka 0.8.2.0を含む)がサポートされなくなるよう変更されました。
Extractを使用するJava配信はサポートされておらず、このリリースで非推奨となりました。Java配信のサポートは、Replicatプロセスの使用でのみサポートされています。Replicatにより、パフォーマンスが向上し、チェックポイントのサポートが改善され、トランザクションのグループ化の制御が改善されます。
goldengate.userexit.nocheckpoint
プロパティとgoldengate.userexit.chkptprefix
プロパティは非推奨となっています。
親トピック: 非推奨の項目
この項では、各リリースで修正された問題点について説明します。Bug番号
は、BugDBチケットの番号です。特定のチケットまたは問題に関する不明点は、Oracleサポートにお問い合せください。
Bug 25659055 - 特定のシナリオで、Kafkaハンドラがエラーのレポートに失敗し、異常終了する
特定のシナリオで、Kafkaハンドラがエラーのレポートに失敗し、異常終了する問題は修正されました。特定のシナリオの1つは、メッセージがKafkaサーバーで構成された最大サイズを超えている場合に、Replicatが異常終了するのではなく、警告なしで失敗し、次に進みます。
Bug 25690515 - 多数のフィールドをdoubleとしてAvroフォーマッタ・マッピングすると、精度が失われる
固定された精度、符号なしの64ビット、およびOracleのNUMBER
のAvro doubleを書き込むのではなく、精度の保持が保証されたAvro文字列としてデータが書き込まれるように、Avroフォーマッタのデフォルトの動作は修正されました。gg.handler.{handlerName}.format.mapLargeNumbersAsStrings
パラメータが導入され、true
に設定すると、この新しい動作が容易になります。デフォルトはfalse
です。
親トピック: 修正された問題
Bug 25375346 - VARCHAR
列に無効な値を追加したBig Data v12.3出力
VARCHAR
文字列の操作前イメージに余分な文字が見つかる問題は修正されました。
親トピック: 修正された問題
この項では、各リリースで特定された既知の問題と使用できる回避策について説明します。Bug番号
は、BugDBチケットの番号です。特定のチケットまたは問題に関する不明点は、Oracleサポートにお問い合せください。
Bug 25388733 - Oracle: JDBC ReplicatのSolarisおよびAIXプラットフォームでコリジョン処理が失敗する
Replicatからの予期される動作は、INSERT
操作からUPDATE
操作への変換です。SolarisおよびAIXプラットフォームでこれは発生しません。かわりに、Replicatは同じINSERT
操作を再度プッシュし、ターゲット・データベースでの主キー違反により再度失敗します。
親トピック: 既知の問題
Amazon JDBCの制約
BUG 25064525 - JDBC Repで、Amazon Redshiftのマップで引用されるschema.tablenameが必要となります。データをAmazon Redshiftターゲットに書き込んでマップする予定の場合は、ターゲット・オブジェクト名を小文字で指定し、二重引用符で囲う必要があります。たとえば、“schema”.”table”
のようになります。
この回避策は、ケース1942771891 (https://console.aws.amazon.com/support/home?region=us-west-2#/case/?displayId=1942771891&language=en)で追跡されている、Amazon Redshift JDBCドライバのバグが原因です。
親トピック: 既知の問題
My Oracle Supportを使用して、顧客、パートナー、オラクル社の社員が報告したナレッジ・ソリューション、回避策、その他の情報を見つけることができます。My Oracle Supportで、サービス・リクエストをオープンすることもできます。サービス・リクエストを解決するためにパッチが必要な場合、My Oracle Supportからパッチをダウンロードする方法が指示されます。
注意:
Oracle GoldenGateを販売代理店から購入し、サポートを受ける場合は、My Oracle Supportからサービス・リクエストを作成せず、その代理店に問い合せてください。
Oracle GoldenGateのナレッジ・ベースを表示するには、次の手順に従います。
http://support.oracle.com
)を参照します。「Help」をクリックすると、このタブの使用方法の追加情報が取得されます。
親トピック: My Oracle Supportでの支援の獲得
質問または問題に対する回答をナレッジ・ベースで見つけられない場合は、次の手順に従ってOracle Supportによるサポート・リクエスト・チケットオープンできます。
http://support.oracle.com
)を参照します。親トピック: My Oracle Supportでの支援の獲得
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E85688-02
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