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Oracle® Fusion Middleware Oracle GoldenGate for Big Dataリリース・ノート
12c (12.3.0.1)
E85688-02
 

 

Oracle® Fusion Middleware

Oracle GoldenGate for Big Dataリリース・ノート

12c (12.3.0.1)

E85688-02(原本部品番号:E79606-04)

2017年3月

Oracle GoldenGate for Big Data 12cは、トランザクション・データをリアルタイムでビッグ・データ・システムにストリーミングし、ビジネス・インサイトの品質とタイミングを向上させます。このドキュメントには、Oracle GoldenGate for Big Dataのリリース12c (12.3.0.1.0)のリリース・ノートが含まれています。

トピック:

1.1 新しい機能と変更された機能

この項は、このリリースで発表された新機能、拡張された機能および変更された機能の概要です。

1.1.1 初期リリース12.3.0.1.0 - 2016年12月

  • 非常に機能的なNoSQLターゲットとともに使用するためにCassandraおよびMongoDBハンドラが導入されています。

  • 一般的なJDBCターゲットとともに使用するためにJDBCメタデータ・プロバイダおよびJDBCハンドラが導入されています。新しいクラウドおよびデータ・ウェアハウス・ターゲットのためのサポートには、Oracle Database、Oracle MySQL、Amazon RedshiftおよびIBM PureData (Netezza)が含まれています。

  • JSONフォーマッタが、操作モデル化データに加えて、行データをモデル化するよう拡張されました。

  • ビッグ・データ・ターゲットのためのプロセスをパラレル化することでスループットをスケーリングできる、協調的適用のサポートが追加されました。

注意:

これらの新機能と既存機能のサポートの詳細は、サポート対象の理解を参照してください。

1.2 新しいプロパティまたは変更されたプロパティ

この項では、このリリースで初めて追加、変更またはドキュメントされたプロパティについて説明します。

1.2.1 初期リリース12.3.0.1.0 - 2016年12月

  • 抽出、ロード、変換(ELT)の状況をサポートするために、HDFSハンドラのプロパティgg.handler.hdfs.openNextFileAtRollが追加されました。これは、HDFSハンドラにおける、Avro Object Container File (OCF)フォーマット・ファイルまたはシーケンス・ファイルへの書き込みがない状況のみに当てはまります。このプロパティがtrueに設定されている場合は、前のHDFSファイルを閉じた直後に新しいHDFSファイルが作成されます。それにより、変換プログラムで出力ディレクトリを監視し、新しいファイルの出現を前のファイルの処理を開始するためのトリガーとして使用できます。

  • この新機能をサポートするために、次のJSONフォーマッタ行モデル化プロパティが追加されました。

    • gg.handler.name.format

    • gg.handler.name.format.flatten

    • gg.handler.name.format.flattenDelimiter

    • gg.handler.name.format.beforeObjectName

    • gg.handler.name.format.afterObjectName

    • gg.handler.name.format.pkUpdateHandling

1.3 アップグレード

Oracle GoldenGate for Big Data 12c (12.3.0.1.0)にアップグレードするために選択可能なアップグレード・パスは2つあり、両方ともOracle GoldenGate for Big Dataのインストールおよびアップグレードで説明されています。

トピック:

1.4 非推奨の項目

この項では、各リリースで非推奨となったアイテムをすべて示します。

1.4.1 初期リリース12.3.0.1.0 - 2016年12月

  • Kafkaハンドラのサポートは、Apache Kafka 0.8.2.x、Cloudera Distribution of Apache Kafka 1.x (Kafka 0.8.2を含む)またはHortonworks HDP Kafka 2.3 (Kafka 0.8.2.0を含む)がサポートされなくなるよう変更されました。

  • Extractを使用するJava配信はサポートされておらず、このリリースで非推奨となりました。Java配信のサポートは、Replicatプロセスの使用でのみサポートされています。Replicatにより、パフォーマンスが向上し、チェックポイントのサポートが改善され、トランザクションのグループ化の制御が改善されます。

  • goldengate.userexit.nocheckpointプロパティとgoldengate.userexit.chkptprefixプロパティは非推奨となっています。

1.5 修正された問題

この項では、各リリースで修正された問題点について説明します。Bug番号は、BugDBチケットの番号です。特定のチケットまたは問題に関する不明点は、Oracleサポートにお問い合せください。

1.5.1 パッチ・リリース12.3.0.1.2 - 2017年3月

Bug 25659055 - 特定のシナリオで、Kafkaハンドラがエラーのレポートに失敗し、異常終了する

特定のシナリオで、Kafkaハンドラがエラーのレポートに失敗し、異常終了する問題は修正されました。特定のシナリオの1つは、メッセージがKafkaサーバーで構成された最大サイズを超えている場合に、Replicatが異常終了するのではなく、警告なしで失敗し、次に進みます。

Bug 25690515 - 多数のフィールドをdoubleとしてAvroフォーマッタ・マッピングすると、精度が失われる 

固定された精度、符号なしの64ビット、およびOracleのNUMBERのAvro doubleを書き込むのではなく、精度の保持が保証されたAvro文字列としてデータが書き込まれるように、Avroフォーマッタのデフォルトの動作は修正されました。gg.handler.{handlerName}.format.mapLargeNumbersAsStringsパラメータが導入され、trueに設定すると、この新しい動作が容易になります。デフォルトはfalseです。

1.5.2 パッチ・リリース12.3.0.1.1 - 2017年3月

Bug 25375346 - VARCHAR列に無効な値を追加したBig Data v12.3出力 

VARCHAR文字列の操作前イメージに余分な文字が見つかる問題は修正されました。

1.5.3 初期リリース12.3.0.1.0 - 2016年12月

初期リリース。

1.6 既知の問題

この項では、各リリースで特定された既知の問題と使用できる回避策について説明します。Bug番号は、BugDBチケットの番号です。特定のチケットまたは問題に関する不明点は、Oracleサポートにお問い合せください。

1.6.1 リリース12.3.0.1.0 - 2017年1月

Bug 25388733 - Oracle: JDBC ReplicatのSolarisおよびAIXプラットフォームでコリジョン処理が失敗する 

Replicatからの予期される動作は、INSERT操作からUPDATE操作への変換です。SolarisおよびAIXプラットフォームでこれは発生しません。かわりに、Replicatは同じINSERT操作を再度プッシュし、ターゲット・データベースでの主キー違反により再度失敗します。 

1.6.2 初期リリース12.3.0.1.0 - 2016年12月

Amazon JDBCの制約

BUG 25064525 - JDBC Repで、Amazon Redshiftのマップで引用されるschema.tablenameが必要となります。 

データをAmazon Redshiftターゲットに書き込んでマップする予定の場合は、ターゲット・オブジェクト名を小文字で指定し、二重引用符で囲う必要があります。たとえば、schema”.”tableのようになります。

この回避策は、ケース1942771891 (https://console.aws.amazon.com/support/home?region=us-west-2#/case/?displayId=1942771891&language=en)で追跡されている、Amazon Redshift JDBCドライバのバグが原因です。

1.7 My Oracle Supportの利用

My Oracle Supportを使用して、顧客、パートナー、オラクル社の社員が報告したナレッジ・ソリューション、回避策、その他の情報を見つけることができます。My Oracle Supportで、サービス・リクエストをオープンすることもできます。サービス・リクエストを解決するためにパッチが必要な場合、My Oracle Supportからパッチをダウンロードする方法が指示されます。

注意:

Oracle GoldenGateを販売代理店から購入し、サポートを受ける場合は、My Oracle Supportからサービス・リクエストを作成せず、その代理店に問い合せてください。

1.7.1 Oracle GoldenGateナレッジ・ベースの表示

Oracle GoldenGateのナレッジ・ベースを表示するには、次の手順に従います。

  1. My Oracle Support Webサイト(http://support.oracle.com)を参照します。
  2. 言語を選択し、電子メールとOracleパスワードでログインします。
  3. 「Knowledge」タブをクリックします。
  4. 「Select a product or product line」フィールドで、GoldenGateと入力し、Oracle GoldenGate製品を状況依存リストから選択して結果を絞り込みます。(このリストが表示されるまで数秒間待機が必要な場合があります。)
  5. 「Enter search terms」フィールドで、検索キーワードまたは複数のキーワードを入力して、問合せを絞り込みます。

「Help」をクリックすると、このタブの使用方法の追加情報が取得されます。

1.7.2 Oracle GoldenGateサポート・リクエスト・チケットの作成

質問または問題に対する回答をナレッジ・ベースで見つけられない場合は、次の手順に従ってOracle Supportによるサポート・リクエスト・チケットオープンできます。

  1. My Oracle Support Webサイト(http://support.oracle.com)を参照します。
  2. 言語を選択し、資格証明でサインインします。このWebサイトを使用するための登録がまだの場合は、登録する必要があります。
  3. 「Service Requests」タブをクリックします。
  4. 「Create SR」をクリックします。
  5. Create Service Requestウィザードを使用して、SRを完了して送信します。「Help」をクリックすると、このタブの使用方法の追加情報が取得されます。

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