ヘッダーをスキップ
Oracle® Database Appliance Oracle Database Appliance Setup HTML
リリース2.5
E41053-01
 

 

Oracle® Database Appliance

Oracle Database Appliance Setup HTML

リリース2.5

E41053-01(原本部品番号:E40078-01)

2013年3月

このドキュメントでは、Oracle Database Appliance Setup (部品番号E40077)のHTMLテキスト説明を提供します。

このドキュメントの内容は次のとおりです。

Oracle Database Applianceポスターについて

Oracle Database Applianceの設定および構成ポスター・ドキュメントは、3枚のポスターから成るタブロイド・サイズ版(11 x 17)の3ページのPDFです。各ポスターにはOracle Database Applianceの構成タスクが示されています。各ポスターの最後のパネルには、ドキュメントへのリンクのクイック・レスポンス(QR)コードおよびドキュメントのURLアドレスが示されています。このドキュメントの項では、各ポスターのタイトルと、各ポスターの内容の代替テキスト説明が提供されます。このドキュメントには、アシスティブ・テクノロジで読むことができる、ポスターに相当するテキストが含まれています。

サイド1: ベアメタルOracle Database Applianceのデプロイの準備

Oracle Database Appliance Setupは、Oracle Database Applianceの基本的なハードウェア構成と計画のステップを示す7枚のパネルと、ドキュメントへのリンクのクイック・レスポンス(QR)・コードおよびドキュメントのURLアドレスを示す1枚のパネルで構成されるポスターです。各パネルのテキスト説明を次に示します。

パネル1: ハードウェアのインストールおよびMy Oracle Supportの構成

a)次のドキュメント・ライブラリで入手可能な『Oracle Database Applianceオーナーズ・ガイド』に記載されているとおりに、システムのハードウェアが正しく設定およびマウントされていることを確認してください。

http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=dba21

b)出荷品にユーザーの場所に適した正しい電源ケーブルが含まれていることを確認します。

c)少なくとも6本の1GbEケーブルが使用可能であることを確認します。

d)ハードウェア・ベンダーからハードウェア・サポートID (SI)を取得します。

e)次のURLに移動して、My Oracle SupportプロファイルにOracle Database Applianceで受け取ったハードウェアSIを追加します。

https://support.oracle.com/CSP/main/article?cmd=show&type=NOT&id=1070936.1

新規ソフトウェア・ライセンスを取得した場合は、新規ソフトウェアSIも追加します。各SIの登録には最大24時間かかる場合があります


注意:

登録済のハードウェアおよびソフトウェアのシステムID (SI)がないと、オラクル社からソフトウェアまたはサポートを取得できません。

パネル2: ネットワーク構成の設定

a)ネットワーク管理者から次のネットワークおよびクラスタ情報を収集します。

  • 次のような一般的なネットワーク情報:

    • ドメイン名(例: example.com)

    • ドメイン・ネーム・サーバー・アドレス

    • (オプション)ネットワーク・タイム・プロトコル・サーバー・アドレス

  • 次のようなクラスタの特定のネットワーク情報:

    • 単一クライアント・アクセス名(SCAN)および2つのアドレス(例: hrsys-scanおよび192.0.2.16、192.0.2.17)

    • パブリック・ネットワーク用のネットマスク(例: 255.255.252.0)

    • パブリック・ネットワーク用のゲートウェイ(例: 192.0.2.1)

パネル3: ネットワーク構成の設定(続き)

b)ネットワーク管理者から次のクラスタ・ノード情報を収集します。

  • ノード0のネットワーク情報

    • パブリック名およびアドレス(例: hrsys0および192.0.2.18)

    • VIP名およびアドレス(例: hrsys0-vipおよび192.0.2.19)

  • ノード1のネットワーク情報

    • パブリック名およびアドレス(例: hrsys1および192.0.2.20)

    • VIP名およびアドレス(例: hrsys1-vipおよび192.0.2.21)


    注意:

    パブリック、VIPおよびSCAN IPアドレスは同じサブネット上に存在する必要があります。

    仮想化では、ネットワーク管理者はdom0dom1および仮想マシンに追加のIPアドレスを指定する必要があります。


パネル4: ILOM構成の設定(推奨)

Oracle Database Applianceをオペレーティング・システムとは切り離して管理するように、Oracle Integrated Lights Out Manager (Oracle ILOM)を構成します。

Oracle ILOMネットワークに対して次の情報を収集します。

  • ノード0のOracle ILOMの名前およびアドレス

    (例: hrsysilomおよび10.0.0.3)

  • ノード1のOracle ILOMの名前およびアドレス

    (例: hrsysilomおよび10.0.0.4)

  • 管理ネットワーク用のネットマスク

    (例: 255.255.255.0)

  • 管理ネットワーク用のゲートウェイ

    (例: 10.0.0.1)


注意:

Oracle Database Applianceネットワーク結合の構成の詳細は、次のサイトを参照してください。

https://support.us.oracle.com/oip/faces/secure/km/DocumentDisplay.jspx?id=1422563.1


パネル5: ソフトウェアおよびデータベース構成の選択計画

a)次のようにソフトウェア・インストールの選択内容を計画します。

  • 構成タイプ: Custom

  • システム名(例: hrsys)

  • リージョン(例: America)

  • タイムゾーン(例: America/Los_Angeles)

  • デプロイメント・タイプ(例: Oracle Real Application Clusters)

  • データベース・バックアップ(例: External)。Oracle Databaseの場合、ローカル・アプライアンス・バックアップは1.6TB(最大)、外部アプライアンス・バックアップは3.2TB(最大)のままにします。

b)次のフィールドに情報を入力する準備をします。

  • Database Name(例: hrdb)

  • DB Class(例: Small)

  • Database Language(例: English)

  • Database Block Size(例: 8192)

  • Database Character Set(例: AL32UTF8)

  • Database Territory(例: America)

パネル6: Oracle Auto Service RequestおよびOracle Cloud File System (オプション)に対する計画

a)Oracle Auto Service Requestを構成するには、次の情報を指定する準備をします。

  • デプロイメントに使用するプロキシ・サーバー名

  • My Oracle Supportアカウントのユーザー名およびパスワード

Oracle Auto Service Requestの詳細は、次のURLを参照してください。

http://www.oracle.com/technetwork/systems/asr/overview/index.html


注意:

My Oracle Supportでサービス・リクエストをオープンする場合、製品のシリアル番号またはハードウェア・システムID (SI)を必ず指定します。

b)Oracle Cloud File Systemのデフォルトの名前およびサイズを変更するには、次の内容を指定する準備をします。

  • ファイル・システムの名前(デフォルトの名前は/cloudfsです)

  • ファイル・システムのサイズ(デフォルトのサイズは50GBです)

パネル7: ソフトウェアのダウンロード

次の2つのオプションのいずれかを使用してソフトウェアをダウンロードします。

  • (推奨) Oracle Appliance Managerコンフィギュレータをダウンロードして実行します

    1. 次のURLでコンフィギュレータをダウンロードします。

      http://www.oracle.com/technetwork/server-storage/engineered-systems/database-appliance/index.html

    2. コンフィギュレータを実行します。可能な場合はOracle Database Applianceのインストールを予定している、ローカルのネットワーク上のコンピュータで行います。

    3. コンフィギュレータを使用して構成の選択内容を入力し、検証します。これで実際のデプロイメント時に使用可能な構成ファイルが作成されます。デプロイメント時にOracle Database Applianceから直接Oracle Appliance Managerコンフィギュレータを実行することもできます。


      注意:

      「Deployment Type」、「Database Clas」またはその他のオプションなどの構成オプションの詳細は、Oracle Appliance Managerコンフィギュレータのオンライン・ヘルプを参照してください。

  • My Oracle Supportノート888888.1の指示に従います

    1. 次のURLを使用してMy Oracle Supportノート888888.1に移動します。

      https://support.oracle.com/CSP/main/article?cmd=show&type=NOT&id=888888.1

    2. ネットワーク上のローカル・コンピュータに最新のソフトウェア(Oracle Database Applianceエンドユーザー・バンドル)をダウンロードします。

    3. 入手可能な最新のOracle Database Applianceパッチ・バンドルをダウンロードします。これはデプロイメントの前または後に適用する必要があります。READMEファイルを確認します。

パネル8: Oracle Database Appliance情報の確認

Oracle Database Applianceオンライン・ドキュメント・ライブラリにあるこのポスターの最新バージョンを確認します。次のURLで入手できます。

http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=dba21

Oracle Technology NetworkのOracle Database Appliance FAQおよびオンライン・デモを確認します。次のURLで入手できます。

http://www.oracle.com/technetwork/server-storage/engineered-systems/database-appliance/overview/index.html

Oracle Database Appliance情報センター(My Oracle Supportノート1417713.2に記載)を確認します。次のURLで入手できます。

https://support.oracle.com/CSP/main/article?cmd=show&type=NOT&id=1417713.2

次のURLにあるOracleソフトウェアおよびハードウェア製品の最新情報を確認します。

http://www.oracle.com

サイド2: Oracle Database Applianceの設定

Oracle Database Applianceの設定は、Oracle Database Applianceの基本的な構成ステップを示す7枚のパネルと、ドキュメントへのリンクのクイック・レスポンス(QR)・コードおよびドキュメントのURLアドレスを示す1枚のパネルで構成されるポスターです。各パネルのテキスト説明を次に示します。

パネル1: ケーブルの接続

このパネルは、Oracle Database Applianceの背面の画像を示しています。アプライアンスの背面には、2つのシステム・コントローラ(SC)があります。上段のシステム・コントローラはシステム・コントローラ1(SC1)、下段のシステム・コントローラはシステム・コントローラ0(SC0)で、アプライアンス上の場所を指す4つのコールアウトがあります。コールアウト1は、2つの各システム・コントローラの電源装置を示しており、アプライアンスの左側にあります。

コールアウト1は、各システム・コントローラの電源装置の電源プラグ吸気口を指します。このコールアウトに関連するテキストは、"電源装置(PSU)を電源に接続します"です。

コールアウト2は、各システム・コントローラのNet0およびNet1ポートを指します。これらのポートは、各システム・コントローラの右側にあります。垂直列に配置された、2つの1ギガバイト・イーサネット・ポートで構成されます。このコールアウトに関連するテキストは、"1 GbEネットワークからnet0およびnet1(bond0)"です。

コールアウト3は、ポートのbond0セットに右にある各システム・コントローラのイーサネット・ポートを指します。このコールアウトに関連するテキストは、"(オプション)イーサネットからOracle ILOMのNet Mgt"です。

コールアウト4は、下段コントローラであるシステム・コントローラ0(SC0)の直接ユーザー・インタフェース接続の設定に使用できるポートを指します。このコールアウトは、SC0の2つのUSB 2.0ポートを指します。USBケーブル・キーボードとUSBケーブル・マウスをこれらのポートに接続します。コールアウト4は、HD-15ビデオ・ポートも指します。ビデオ・モニターをそのポートに接続します。

パネル2: システムの起動

パネル2では、Oracle Database Applianceの前面パネルにあるシステム・コントローラのボタンをクローズアップした画像を示します。各システム・コントローラには、別個の電源ボタンがあります。SC1の電源ボタンはOracle Database Applianceの前面パネルの左上隅にあり、SC0の電源ボタンはOracle Database Applianceの前面パネルの左下隅にあります。

各SCのプラグを差し込んだ後、各SCには起動する時間が必要です。

コールアウト1は、緑のSP LEDを指します。ステップ1に示すように電源コードを接続すると、緑のSP LEDが数分点滅した後、安定して点灯します。SP LEDの点滅が終了するのを待ってから、次に進みます。

コールアウト2は、電源を入れる丸いボタンを指します。緑のLEDが安定して点灯したら、各SCの電源ボタンを押して、システムに電源を入れます。電源ボタンを押すのは一度のみです。電源ボタンを何度も押さないでください。

コールアウト3は、緑のOK LEDを指します。電源ボタンを押すと、緑のOK LEDが数分点滅した後、常に点灯した状態になります。OK LEDの点滅が終了するのを待ってから、次に進みます。

パネル3: コンソールへのログインおよびネットワークの構成

ネットワークを構成すると、scpコマンドを使用してファイルをOracle Database Applianceにコピーできるようになります。

a)デフォルト・パスワードwelcome1を使用して、rootとしてコンソールにログインします。

b)太字テキストで指定されているとおりにoakcli configure firstnetコマンドを実行し、その後の例で説明されているとおりにダイアログを完了します。例で太字で指定されているネットワーク値を、お使いのネットワークに構成されている値に置き換えます。ネットワーク・アドレスとサブネット情報がない場合は、ネットワーク管理者に問い合せて入手します。

[root@oak1]# /opt/oracle/oak/bin/oakcli configure firstnet
Select the interface to configure 
network on [bond0 bond1 bond2 xbond0]: bond0
Configure DHCP on bond0? [yes/no]: no
INFO: Static configuration selected
Enter the IP address to configure: 192.0.2.2
Enter the netmask address to configure: 255.255.255.0
Enter the gateway address to configure: 192.0.2.1
Plumbing the IPs now
Restarting the network
::::::::::::::::::

パネル4: Oracle Database Applianceエンドユーザー・バンドルのダウンロード

a)外部クライアントのブラウザからMy Oracle Supportにログオンします。ブラウザからMy Oracle Supportにログオンします。次のノートを読んで、ソフトウェアの最新バージョンを特定します。

https://support.oracle.com/CSP/main/article?cmd=show&type=NOT&id=888888.1

b)コマンドoakcli show version -detailを使用して、oakcliツールのバージョンが最新かどうか確認します。バージョンが古い場合は、次のノートに説明されているようにベース・イメージを更新します。

https://support.oracle.com/CSP/main/article?cmd=show&type=NOT&id=888888.1

c)次のURLから、エンドユーザー・バンドルのzipファイルをダウンロードします。

https://updates.oracle.com/download/12978712.html

d)コマンドscpを使用して、Oracle Database Applianceエンドユーザー・バンドルをSC0上の場所(/tmpなど)にコピーします。

e)(オプション)Oracle Appliance Managerコンフィギュレータ・ユーティリティで作成された構成ファイルをSC0上の場所(/tmpなど)にコピーします。


注意:

注意: エンドユーザー・デプロイメントを完了するための詳しい手順については、次の場所にあるMy Oracle Supportノート1373617.1を参照してください。

https://support.oracle.com/CSP/main/article?cmd=show&type=NOT&id=1373617.1


パネル5: Oracle Database Applianceエンドユーザー・バンドルの解凍

a)コマンドoakcli unpack –packageを使用して、エンドユーザー・バンドルを現在の場所からデプロイメントに必要な場所に移動します。たとえば、パッケージp12978712_21000Linux-x86-64.zipをディレクトリ/tmpにコピーする場合、次のコマンドを入力します。

[root@oak1]# /opt/oracle/oak/bin/oakcli unpack -package /tmp/p12978712_xxxxxx_Linux-x86-64.zip

標準インストールおよびカスタム・インストール

「Configuration Type」ウィンドウでは、「Typical」構成または「Custom」構成を選択できます。「Custom」を選択すると、次のことを実行できます。

  • NTPサーバーの構成(外部NTPサーバーを構成しない場合、デフォルトはクラスタ時刻同期化サービスになります)

  • Oracle Integrated Lights Out Manager (ILOM)の構成および設定

  • 追加のネットワーク・インタフェースの指定(2つの追加結合1GbEインタフェースと1つの追加10GbEインタフェース)

  • Automatic Service Request(ASR)の構成

  • クラウド・ファイル・システム・パーティションのサイズ変更(/cloudfs)。デフォルトは50GBです。

パネル6: Oracleソフトウェアのデプロイ

a)コマンドstartxを入力してX Window Systemを起動します。

b)次のコマンドを入力します。

[root@oak1]# /opt/oracle/bin/oakcli deploy

Oracle Appliance Managerが起動して「Welcome」ウィンドウが開きます。

c)「Next」をクリックします。

「Configuration Type」ウィンドウが開きます。このウィンドウには、「Select Configuration Type」というテキストと、選択可能な次の2つのオプションが表示されます。

  • 「Typical」(推奨)

  • 「Custom」

2つのオプションの下には、「Load an existing configuration」というタイトルのボタンがあります。このボタンには「Browse」というラベルが付いています。

このウィンドウの左下隅には「Help」というボタンがあり、このボタンをクリックして各ウィンドウに関する情報を表示できます。このウィンドウの右下隅には「Back」「Next」および「Cancel」というボタンがあります。これらのボタンは、Oracle Appliance Managerの各ウィンドウに表示されています。

「Typical」または「Custom」のいずれかのインストール・タイプを選択します。

(オプション)構成ファイルがある場合は(ステップ5で説明したmyserver1.confなど)、「Browse」をクリックしてファイルを検索し、その内容をOracle Appliance Managerにインポートします。

d)画面に必要な情報を入力します。

パネル7: 構成情報の入力後、「Finish」をクリックしてインストールを開始

Oracle Appliance Manager構成インタビューの終了時に、「Summary」ウィンドウが表示されます。「Summary」ウィンドウには、構成インタビュー中に入力した構成値のリストが表示されます。

「Summary」ウィンドウの下に、「Save the generated configuration」というタイトルで、「Save」というラベルが付いたボタンがあります。このボタンをクリックすると、構成インタビュー中に入力した値を保存できます。このボタンの下に、標準のウィンドウ・ボタンがあり、そこに「Install」というラベルが付いたボタンがあります。

「Install」をクリックすると、エンドユーザー・バンドルでOracle Database Applianceの構成が開始します。デプロイメントを終了するには約1時間かかります。

パネル8: 追加のリンクおよびリファレンス

Oracle Database Applianceの詳細は、Oracle Technology Networkにアクセスしてください。

http://www.oracle.com/technetwork/server-storage/engineered-systems/database-appliance/index.htm

デプロイメントの詳細は、次のURLにアクセスしてください。

http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=dba21

サイド3: Oracle Database Appliance仮想化プラットフォームの設定

Oracle Database Appliance - 仮想化の設定は、仮想サーバー環境にインストールされたOracle Database Applianceの基本的な構成ステップを示す7枚のパネルと、ドキュメントへのリンクのクイック・レスポンス(QR)・コードおよびドキュメントのURLアドレスを示す1枚のパネルで構成されるポスターです。各パネルのテキスト説明を次に示します。

パネル1: ケーブルの接続

このパネルは、Oracle Database Applianceの背面の画像を示しています。アプライアンスの背面には、2つのシステム・コントローラ(SC)があります。上段のシステム・コントローラはシステム・コントローラ1(SC1)、下段のシステム・コントローラはシステム・コントローラ0(SC0)で、アプライアンス上の場所を指す4つのコールアウトがあります。コールアウト1は、2つの各システム・コントローラの電源装置を示しており、アプライアンスの左側にあります。

コールアウト1は、各システム・コントローラの電源装置の電源プラグ吸気口を指します。このコールアウトに関連するテキストは、"電源装置(PSU)を電源に接続します"です。

コールアウト2は、各システム・コントローラのNet0およびNet1ポートを指します。これらのポートは、各システム・コントローラの右側にあります。垂直列に配置された、2つの1ギガバイト・イーサネット・ポートで構成されます。このコールアウトに関連するテキストは、"1 GbEネットワークからnet0およびnet1(bond0)"です。

コールアウト3は、ポートのbond0セットに右にある各システム・コントローラのイーサネット・ポートを指します。このコールアウトに関連するテキストは、"(オプション)イーサネットからOracle ILOMのNet Mgt"です。

コールアウト4は、下段コントローラであるシステム・コントローラ0(SC0)の直接ユーザー・インタフェース接続の設定に使用できるポートを指します。このコールアウトは、SC0の2つのUSB 2.0ポートを指します。USBケーブル・キーボードとUSBケーブル・マウスをこれらのポートに接続します。コールアウト4は、HD-15ビデオ・ポートも指します。ビデオ・モニターをそのポートに接続します。

パネル2: システムの起動

パネル2では、Oracle Database Applianceの前面パネルにあるシステム・コントローラのボタンをクローズアップした画像を示します。各システム・コントローラには、別個の電源ボタンがあります。SC1の電源ボタンはOracle Database Applianceの前面パネルの左上隅にあり、SC0の電源ボタンはOracle Database Applianceの前面パネルの左下隅にあります。

各SCのプラグを差し込んだ後、各SCには起動する時間が必要です。

コールアウト1は、緑のSP LEDを指します。ステップ1に示すように電源コードを接続すると、緑のSP LEDが数分点滅した後、安定して点灯します。SP LEDの点滅が終了するのを待ってから、次に進みます。

コールアウト2は、電源を入れる丸いボタンを指します。緑のLEDが安定して点灯したら、各SCの電源ボタンを押して、システムに電源を入れます。電源ボタンを押すのは一度のみです。電源ボタンを何度も押さないでください。

コールアウト3は、緑のOK LEDを指します。電源ボタンを押すと、緑のOK LEDが数分点滅した後、常に点灯した状態になります。OK LEDの点滅が終了するのを待ってから、次に進みます。

パネル3: Oracle Virtual Machineイメージがインストール済であることを確認

a)パスワードwelcome1を使用して、rootとしてdom0にログインします。

b)コマンドxm listを入力して、Oracle Database Appliance用のOracle Virtual Machineイメージがインストール済であることを確認します。

次に例を示します。

oak1 login: root
Password:
Warning: making manual modifications
in the management domain might cause
inconsistencies between Oracle VM Manager
and the server.
[root@oak1 ~]# xm list
Name     ID     MEM     VCPUs     State    Times
Domain-0  0     2039       24     r-----    496.1
[root@oak1 ~]#

c)このコマンドで「Name」列にDomain-0が含まれていない場合や、なにか他のエラーでコマンドが失敗した場合は、Oracle Virtual Machineイメージをインストールする必要があります。


注意:

Oracle Virtual Machineイメージをインストールするための詳しい手順については、次のノートを参照してください。

https://support.oracle.com/CSP/main/article?cmd=show&type=NOT&id=1520579.1


パネル4: ネットワークの構成

ネットワークを構成すると、scpを使用してファイルをOracle Database Applianceにコピーできるようになります。

a)パスワードwelcome1を使用して、rootとしてdom0にログインします。

b)コマンド/opt/oracle/oak/bin/oakcli configure firstnetを使用してネットワークを構成します。

c)「Global」オプションを選択します。入力を求められたら、ドメイン名、DNSサーバー、ホスト名、ネットワーク・インタフェース、ノードのIPアドレス、ネットワーク・マスクおよびゲートウェイ・アドレスを入力します。

パネル5: ODA_BASEのデプロイ

a)My Oracle SupportからODA_BASEテンプレートをダウンロードして、dom0のディレクトリ/OVSにテンプレートをコピーします。

b)コマンド/opt/oracle/oak/bin/oakcli deploy oda_baseを使用してODA_BASEをデプロイします。

c)場所の入力を求められたら、ダウンロードしてコピーしたODA_BASEテンプレートのファイル名をフルパスで入力します。

次に例を示します。

/OVS/templateBuild-2013-01-31.tar.gz

d)コア・ライセンスの入力を求められたら、使用を許可するコア数に該当する1から6までの値を入力します。


注意:

次のURLから、ODA_BASEのテンプレートをダウンロードします。

https://updates.oracle.com/download/16186172.html


パネル6: ODA_BASEへのOracleソフトウェアのデプロイ

a)ポート5900のホスト名dom0を使用して、VNCクライアントでdom1に接続します。

b)dom1のVNCセッションで、コマンドstartxを入力してX Window Systemセッションを起動します。

c)端末セッションを開いて、次のコマンドを入力します。

/opt/oracle/oak/bin/oakcli deploy

Oracle Appliance Managerが起動して「Welcome」ウィンドウが開きます。

d)「Next」をクリックします。

パネル7: ODA_BASEへのOracleソフトウェアのデプロイ(続き)

「Configuration Type」ウィンドウが開きます。このウィンドウには、「Select Configuration Type」というテキストと、選択可能な次の2つのオプションが表示されます。

  • 「Typical」

  • 「Custom」

2つのオプションの下には、「Load an existing configuration」というタイトルのボタンがあります。このボタンには「Browse」というラベルが付いています。

このウィンドウの左下隅には「Help」というボタンがあり、このボタンをクリックして各ウィンドウに関する情報を表示できます。このウィンドウの右下隅には「Back」「Next」および「Cancel」というボタンがあります。これらのボタンは、Oracle Appliance Managerの各ウィンドウに表示されています。

「Typical」または「Custom」のいずれかのインストール・タイプを選択します。

(オプション)構成ファイルがある場合は(ステップ5で説明したmyserver1.confなど)、「Browse」をクリックしてファイルを検索し、その内容をOracle Appliance Managerにインポートします。


注意:

「Custom」を選択すると、次のような「Typical」構成でデフォルト設定されるオプションを構成できます。
  • 通常のディスク冗長性

  • NTPサーバー

  • Oracle ILOM

  • 追加のネットワーク・インタフェース

  • Oracle Auto Service Request (ASR)

  • /cloudfsファイル・システムのサイズ(デフォルトは50GBです)


パネル8: 構成情報の入力後、「Install」をクリックしてインストールを開始

Oracle Appliance Manager構成インタビューの終了時に、「Summary」ウィンドウが表示されます。「Summary」ウィンドウには、構成インタビュー中に入力した構成値のリストが表示されます。

「Summary」ウィンドウの下に、「Save the generated configuration」というタイトルで、「Save」というラベルが付いたボタンがあります。このボタンをクリックすると、構成インタビュー中に入力した値を保存できます。このボタンの下に、標準のウィンドウ・ボタンがあり、そこに「Install」というラベルが付いたボタンがあります。

「Install」をクリックすると、エンドユーザー・バンドルでOracle Database Applianceの構成が開始します。デプロイメントを終了するには約1時間かかります。

パネル9: 追加のリンクおよびリファレンス

Oracle Database Applianceの詳細は、Oracle Technology Networkにアクセスしてください。

http://www.oracle.com/technetwork/server-storage/engineered-systems/database-appliance/index.htm

デプロイメントの詳細は、次のURLにアクセスしてください。

http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=dba21

ドキュメントのアクセシビリティについて

Oracleのアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイト(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docacc)を参照してください。

Oracle Supportへのアクセス

Oracleサポート・サービスでは、My Oracle Supportを通して電子支援サービスを提供しています。詳細情報は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=info)か、聴覚に障害のあるお客様は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs)を参照してください。


Oracle Database Appliance SetupのOracle Database Appliance代替テキスト説明 リリース2.5

E41053-01

Copyright © 2011, 2013 Oracle and/or its affiliates.All rights reserved.

このソフトウェアおよび関連ドキュメントの使用と開示は、ライセンス契約の制約条件に従うものとし、知的財産に関する法律により保護されています。ライセンス契約で明示的に許諾されている場合もしくは法律によって認められている場合を除き、形式、手段に関係なく、いかなる部分も使用、複写、複製、翻訳、放送、修正、ライセンス供与、送信、配布、発表、実行、公開または表示することはできません。このソフトウェアのリバース・エンジニアリング、逆アセンブル、逆コンパイルは互換性のために法律によって規定されている場合を除き、禁止されています。

ここに記載された情報は予告なしに変更される場合があります。また、誤りが無いことの保証はいたしかねます。誤りを見つけた場合は、オラクル社までご連絡ください。

このソフトウェアまたは関連ドキュメントを、米国政府機関もしくは米国政府機関に代わってこのソフトウェアまたは関連ドキュメントをライセンスされた者に提供する場合は、次の通知が適用されます。

U.S. GOVERNMENT RIGHTS Programs, software, databases, and related documentation and technical data delivered to U.S. Government customers are "commercial computer software" or "commercial technical data" pursuant to the applicable Federal Acquisition Regulation and agency-specific supplemental regulations.As such, the use, duplication, disclosure, modification, and adaptation shall be subject to the restrictions and license terms set forth in the applicable Government contract, and, to the extent applicable by the terms of the Government contract, the additional rights set forth in FAR 52.227-19, Commercial Computer Software License (December 2007).Oracle America, Inc., 500 Oracle Parkway, Redwood City, CA 94065.

このソフトウェアもしくはハードウェアは様々な情報管理アプリケーションでの一般的な使用のために開発されたものです。このソフトウェアもしくはハードウェアは、危険が伴うアプリケーション(人的傷害を発生させる可能性があるアプリケーションを含む)への用途を目的として開発されていません。このソフトウェアもしくはハードウェアを危険が伴うアプリケーションで使用する際、安全に使用するために、適切な安全装置、バックアップ、冗長性(redundancy)、その他の対策を講じることは使用者の責任となります。このソフトウェアもしくはハードウェアを危険が伴うアプリケーションで使用したことに起因して損害が発生しても、オラクル社およびその関連会社は一切の責任を負いかねます。

OracleおよびJavaはOracle Corporationおよびその関連企業の登録商標です。その他の名称は、それぞれの所有者の商標または登録商標です。

Intel、Intel Xeonは、Intel Corporationの商標または登録商標です。すべてのSPARCの商標はライセンスをもとに使用し、SPARC International, Inc.の商標または登録商標です。AMD、Opteron、AMDロゴ、AMD Opteronロゴは、Advanced Micro Devices, Inc.の商標または登録商標です。UNIXは、The Open Groupの登録商標です。

このソフトウェアまたはハードウェア、そしてドキュメントは、第三者のコンテンツ、製品、サービスへのアクセス、あるいはそれらに関する情報を提供することがあります。オラクル社およびその関連会社は、第三者のコンテンツ、製品、サービスに関して一切の責任を負わず、いかなる保証もいたしません。オラクル社およびその関連会社は、第三者のコンテンツ、製品、サービスへのアクセスまたは使用によって損失、費用、あるいは損害が発生しても一切の責任を負いかねます。