インポート/エクスポート・ファイル形式

P6 Professionalと他のアプリケーションの間では、次のファイル形式を使用してインポートおよびエクスポートを実行できます。

XMLエクスポート形式とXERエクスポート形式の差異

以下の表では、プロジェクト・データのエクスポートについて両方の形式の機能および利点を比較します。Xは、その機能に対して特定の形式がより適していることを表します。

機能

XML

XER

データ形式

XERは独自の形式です。

XMLは業界標準の形式です。

X

 

複数のプロジェクト

XERでは、1つのXERファイルに対して複数のプロジェクトを同時にエクスポートすることがサポートされています。

XMLでは、1つのXMLファイルに対して複数のプロジェクトを同時にエクスポートすることがサポートされています。

X

X

ベースラインのエクスポート

XERでは、ベースラインのエクスポートがサポートされません。

XMLでは、ベースラインのエクスポートがサポートされます。

X

 

ジョブ・サービス

XERでは、エクスポートをサービスとして定期的にスケジュールすることがサポートされています。

XMLでは、されません。

 

X

XMLインポート形式とXERインポート形式の差異

以下の表では、プロジェクト・データのインポートについて両方の形式の機能および利点を比較します。チェック・マークは、その機能に対して特定の形式がより適していることを表します。

機能

XML

XER

セキュリティ

XMLでは、個々のユーザーが常にセキュリティ設定を強制されるため、セキュリティ制限の違反が起こりません。セキュリティ上の矛盾がある場合、インポートの継続が試みられ、ユーザーがアクセスする必要がないデータは無視されます。データを無視しながら継続することができない場合は、インポートが停止されます。データを更新するときにセキュリティが無視されることはありません。

XERでは、「Project Management XERおよびMPXのインポート」セキュリティ権限セットがある場合、すべてのデータに対する更新が許可されます。

X

 

排他的プロジェクト・アクセス

XMLでは、プロジェクトが常に排他的に開かれるため、インポート時の排他アクセスが不可能な場合、そのインポートは停止されます。このため、インポート中に他のユーザーによるデータの変更がないことが保証されます。

XERでは、プロジェクトを共有してアクセスします。これは、インポート・プロセス中に他のユーザーがデータを更新できることを意味します。

X

 

データの確定

XMLでは、部分データは確定されません。すべてのデータが確定される前に特定のトランザクションのインポート・アクションが失敗した場合、XMLではデータがロール・バックされます。グローバルおよびプロジェクト固有のインポートは、単独のトランザクションとして扱われます。

XERでは、データを部分的に確定して終了できます。

X

 

作業シフトの処理

XMLでは、既存の作業シフトが置換されます。

XERでは、作業シフトの挿入が試行されます。これにより、シフトの決定事項が損なわれる可能性があります。

X

 

複数のプロジェクト

XERでは、1つのXERファイルから複数のプロジェクトを同時にインポートすることがサポートされています。

XMLでは、1つのXMLファイルから複数のプロジェクトを同時にインポートすることがサポートされています。

X

X

ベースラインのインポート

XERでは、ベースラインのインポートがサポートされません。

XMLでは、ベースラインのインポートがサポートされます。

X

 



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最終発行 2017年8月29日