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Oracle® Data Provider for .NET開発者ガイド
ODAC 12.2c リリース1 (12.2.0.1) for Microsoft Windows
E88311-03
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IdentityInsert

データベースにDataSetデータを挿入するときに、このプロパティは、挿入された行のID列の値をデータベースが生成するのか、DataSetがこの値を提供するのかを示します。

宣言

// C#
public bool IdentityInsert {get; set;}

プロパティ値

trueに設定すると、ODP.NETはDataSetのID列の値をデータベースに挿入します。falseに設定すると、データベースが挿入先のID列の値を指定します。

備考

このプロパティは、ID列のタイプがGENERATED BY DEFAULTおよびGENERATED BY DEFAULT ON NULLの場合にのみ適用されます。ID列のタイプが GENERATED ALWAYSの場合は、このプロパティは無視され、データベースで生成された値が常に使用されます。

falseに設定されている場合は、サーバーがその行のID値を生成します。この生成されたID値は、DataSet値を更新するために、クライアントに戻されます。

GENERATED BY DEFAULTに対して、このプロパティをtrueに設定している場合、アプリケーションがデータベースのID列にNULL値を挿入しようとすると、NOT NULL制約違反によりエラーが発生します。次に、ODP.NETはデータベースに対してID列の値の生成を許可し、その生成値をDataSetに戻します。

このプロパティのデフォルト値はfalseです。