| Oracle® Data Provider for .NET開発者ガイド ODAC 12.2c リリース1 (12.2.0.1) for Microsoft Windows E88311-03 |
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このプロパティは、Parameterの値を指定します。
宣言
// C#
public override object Value { get; set; }
プロパティ値
object。
実装
IDataParameter
例外
ArgumentException - 指定したValueプロパティが無効です。
InvalidArgumentException: 指定したValueプロパティが無効です。
備考
デフォルト = null
OracleParameterオブジェクトが配列バインドまたはPL/SQL連想配列に使用される場合、Valueは、パラメータ値の配列になります。
Valueプロパティは、OracleDataAdapter.Update()によって上書きできます。
IConvertibleインタフェースをサポートしている場合、プロバイダは、値の型を変換しようとします。指定した型と値に互換性がない場合、変換エラーが発生します。
データベースにnullパラメータ値を送信する場合、ユーザーは、nullではなくDBNullを指定する必要があります。システム内のnull値は、値を持たない空のオブジェクトです。DBNullは、null値を表すのに使用されます。ユーザーは、StatusをOracleParameterStatus.NullValueに設定して、null値を指定することもできます。この場合、プロバイダはデータベースにnull値を送信します。
OracleDbTypeおよびDbTypeのいずれも設定されていない場合、値はValueから推測されます。関連情報は、次の項目を参照してください。
入力パラメータの場合、値は次のようになります。
データベースに送信されるOracleCommandにバインドされます。
プロバイダがデータをデータベースに送信するときに、OracleDbTypeまたはDbTypeで指定されたデータ型に変換されます。
出力パラメータの場合、値は次のようになります。
OracleCommandの完了時に設定されます(戻り値パラメータの場合にも当てはまります)。
データベースからのデータに対して、OracleDbTypeまたはDbTypeで指定されたデータ型に設定されます。
配列バインディングは、次のパラメータとともに使用します。
入力パラメータ - Valueは、値の配列に設定する必要があります。バインドされる要素の数を示すために、OracleCommand.ArrayBindCountをゼロより大きい値に設定する必要があります。
配列内の要素の数は、OracleCommand.ArrayBindCountプロパティと同じである必要があります。同じでない場合、配列内の要素のバインドには、要素の最小値が使用されます。
出力パラメータ - 取得される要素の数を示すために、OracleCommand.ArrayBindCountをゼロより大きい値に設定する必要があります(SELECT文の場合)。
PL/SQL連想配列バインディングは、次のパラメータとともに使用します。
入力パラメータ - Valueは、値の配列に設定する必要があります。CollectionTypeは、OracleCollection.PLSQLAssociativeArrayに設定する必要があります。Sizeを設定して、PL/SQL連想配列内で可能な配列要素の最大数を指定する必要があります。SizeがValueの要素の数より少ない場合、Sizeは、バインドされるValueプロパティの要素の数を指定します。
出力パラメータ - CollectionTypeは、OracleCollection.PLSQLAssociativeArrayに設定する必要があります。Sizeを設定して、PL/SQL連想配列内の配列要素の最大数を指定する必要があります。
各パラメータには、1つの値が必要です。null値を使用してパラメータをバインドするには、ValueをDBNull.Valueに設定するか、StatusをOracleParameterStatus. NullInsertに設定します。