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Oracle® SQL Developer Oracle TimesTen In-Memory Databaseサポート・ユーザーズ・ガイド
リリース4.0
E50146-01
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12 TimesTenレポート

データベースおよびそのオブジェクトに関するレポートを生成できます。また、独自のユーザー定義レポートを作成できます。

この章では、TimesTenが提供するレポートおよびユーザー定義のレポートの生成について説明します。

TimesTenレポートの生成

レポートを生成または作成するには、「SQL Developer」ナビゲータの左上隅にある「レポート」タブをクリックします。このタブが表示されていない場合、「表示」「レポート」を選択します。SQL Developerでのレポートの生成および作成の詳細は、『Oracle SQL Developerユーザーズ・ガイド』を参照してください。

ユーザー定義のレポートを作成するか、TimesTenが提供するレポートを生成することができます。

ユーザー定義のレポートを作成するには、「ユーザー定義レポート」ノードの左側にある「+」記号をクリックします。

TimesTenが提供するレポートのリストを表示するには、「TimesTenレポート」ノードの左側にある「+」記号をクリックします。

TimesTenレポートは次のカテゴリに分類されます。

データベース情報

次の2つのレポートを生成できます。

  • TimesTen構成

  • バージョン・バナー

「TimesTen構成」を選択して、現在のデータベース接続の属性設定に関するレポートを生成します。これらの属性の詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseリファレンス』の組込みプロシージャttConfigurationに関する説明を参照してください。

「バージョン・バナー」を選択して、データベース・リリースに関するレポートを生成します。詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseリファレンス』の組込みプロシージャttVersionに関する説明を参照してください。

すべてのオブジェクト

「すべてのオブジェクト」レポートには、TimesTenデータベースに接続されたユーザーがアクセス可能なデータベース・オブジェクトに関する情報がリストされています。次の3つのタイプのレポートがあります。

  • すべてのオブジェクト

  • タイプ別オブジェクト数

  • パブリック・シノニム

「すべてのオブジェクト」を選択して、ユーザーがアクセス可能な各データベース・オブジェクトのレポートを生成します。このレポートには、オブジェクトの所有者、オブジェクトの名前、オブジェクトのタイプ(表、ビューなど)、オブジェクトが作成された日付、およびそのオブジェクトで最新DDL操作が実行された日付に関する情報が含まれています。最新のDDL操作の日付は、オブジェクトの定義への変更を決定する際に役立ちます。

「タイプ別オブジェクト数」を選択して、ユーザーおよびタイプ別のすべてのデータベース・オブジェクトの数についてのレポートを生成します。

「パブリック・シノニム」を選択して、パブリック・シノニムの名前およびパブリック・シノニムの基礎となるオブジェクト・タイプに関するレポートを生成します。

キャッシュ・グループ

「キャッシュ・グループ」レポートには、特定の接続に関連付けられているユーザーが所有するキャッシュ・グループに関する情報が含まれています。次のレポートがあります。

  • キャッシュ・グループの詳細

  • タイプ別のユーザー・キャッシュ・グループ数

「キャッシュ・グループの詳細」を選択して、次のキャッシュ・グループのレポートを表示します。

  • 非同期ライトスルー・キャッシュ・グループ

  • 読取り専用キャッシュ・グループ

  • 同期ライトスルー・キャッシュ・グループ

  • ユーザー管理キャッシュ・グループ

「タイプ別のユーザー・キャッシュ・グループ数」を選択して、キャッシュ・グループのタイプおよびキャッシュ・グループの各タイプの数を示すレポートを表示します。

データベース管理

データベース管理レポートには次の情報が含まれています。

  • すべての表

  • ユーザー

「すべての表」を選択して、TimesTenデータベースに接続されているユーザーがアクセスできる表、列、制約および索引の名前に関するレポートを生成します。

「ユーザー」を選択して、内部および外部のすべてのデータベース・ユーザーに関するレポートを生成します。

パフォーマンス

「パフォーマンス」レポートには次が含まれます。

  • 「統計構成」

  • 「統計レポート」

  • 「統計スナップショット」

TimesTenデータベースの現行の統計構成についてのレポートを生成するには、「統計構成」を選択します。

最新の2つの統計スナップショットを同じ取得レベルで比較したHTMLレポートを生成するには、「統計レポート」を選択します。

現在使用可能なすべての統計スナップショットレポートを生成するには、「統計スナップショット」を選択します。このレポートには、スナップショットのID、スナップショット取得時点のタイムスタンプおよびスナップショットの取得レベルに関する情報が含まれます。

パフォーマンス・メトリックの詳細は、第11章「TimesTenパフォーマンス・メトリックの使用」を参照してください。

PLSQL

次の3つのレポートを生成できます。

  • プログラム・ユニット引数

  • ソース・コードの検索

  • ユニット行数

これらのレポートは、PL/SQLプロシージャ、ファンクションおよびパッケージ用に生成されます。

セキュリティ

「セキュリティ」レポートには、TimesTenデータベースに接続されているユーザーに付与されたシステム権限およびオブジェクト権限に関する情報が示されています。また、「セキュリティ」レポートには、PUBLICロールに付与された権限に関する情報も示されています。

セキュリティ・レポートは、次の2つのカテゴリに分類されます。

  • 権限付与および権限

  • パブリック権限付与

「権限付与および権限」レポートを選択して、TimesTenデータベースに接続されているユーザーに付与されたシステム権限およびオブジェクト権限に関する情報を表示します。「パブリック権限付与」を選択して、PUBLICロールに付与された権限に関する情報を表示します。「パブリック権限付与」レポートには、次の情報が含まれます。

  • すべての権限付与

  • 付与者別件数

  • EXECUTEの付与

  • SELECTの付与

レポートには次の情報が含まれています。

  • 制約

  • 索引

  • 表サイズ

  • ユーザー・シノニム

  • ユーザー表

レポートを選択して、TimesTenデータベースに接続されているユーザーが所有する表、列、制約および索引に関するレポートを生成します。また、レポートを選択して、プライベート・シノニムについてのレポートを生成します。

TimesTenリリース11.2.2以上を使用している場合は、表サイズのレポートが表示されます。TimesTenリリース11.2.2以上を使用していない場合は、「表サイズ」を選択すると、「問合せが見つかりませんでした」ダイアログが表示されます。エラー「選択したデータベースのバージョンに問合せが見つかりませんでした。」が表示されます。