7.3 OAAgraphとSupporting Client Packagesのインストール

ここでは、OAAgraphおよびSupporting Client Packagesのインストールの前提条件および手順について説明します。

OAAgraphパッケージは、R関数コールを、Oracle Database 12c リリース2のPGXサーバーに対する分析リクエストに翻訳します。

OAAgraphおよびSupporting Client Packagesのインストールの前提条件は、次のとおりです。

• LinuxまたはMicrosoft Windows x86システム

• オープン・ソースRまたはOracle R Distribution 3.3.0

• Oracle R Enterprise 1.5.1またはOracle R Enterprise 1.5

• Oracle JDK 8以上

  次が正しいことを確認します。

  • JAVA_HOME環境変数は、Oracle JDK 8のインストール・ディレクトリを指します。

  • PATH環境変数のjavaバイナリは、正しい実行可能ファイルを指します

次の手順では、コマンドの例はLinuxシステム用です。

OAAgraphパッケージおよびClient Supporting Packagesをインストールするには、次のようにします。

1. OAAgraph-supporting.zipファイルをダウンロードします。
2. ファイルの内容を抽出します。

   unzip OAAgraph-supporting.zip -d /tmp/supporting

3. Supporting Packageをインストールします。

   R CMD INSTALL /tmp/supporting/rJava_0.9-9-LGPL.tar.gz

4. OAAgraphパッケージをインストールします。

   Linuxの場合:

   R CMD INSTALL pgx-2.4.1-oaa-client.tgz

   Windowsの場合:

   R CMD INSTALL pgx-2.4.1-oaa-client.tgz --multiarch

5. Supporting Packageの一部としてrJavaライブラリを構成します。

   sudo -E R CMD javareconf