プライマリ・コンテンツに移動
Oracle® R Enterpriseインストレーションおよび管理ガイド
リリース1.5.1
E88294-01
目次へ移動
目次
索引へ移動
索引

前
次

7.1 PGX Serverコンポーネントのインストールと構成

OAAgraphパッケージ関数をOracle R Enterprise 1.5.1で使用するために、次の手順に従ってOracle Database 12c, リリース2 (12.2)にPGXサーバーをインストールおよび構成します。

PGQLパッチの適用

PGQL (Property Graph Query Language)は、SQLのようなグラフのための問合せ言語です。パッチ番号25640325をOracle Database 12.2インストールに適用します。データベースのOracle Spatial and Graphオプションに対するPGQLのサポートが追加されます。My Oracle SupportのWebサイトで、パッチ番号25640325を検索してください。パッチをダウンロードしてZIPファイルの内容を抽出し、次にREADMEファイルの手順に従います。

PGXサーバーの構成

パッチを適用したら、$ORACLE_HOME/md/property_graph/pgxディレクトリに進み、ファイルconf/server.confを編集します。次にもっとも単純な構成を示します。

{
  "port": 7007,
  "enable_tls": false
}

警告:

"enable_tls": falseラインはSecure Sockets Layer (SSL)およびTransport Layer Security (TLS)を無効化します。接続のテストのためにソケット・セキュリティを無効化する必要があるかもしれませんが、いかなる製品開発でも、SSL/TLSを有効にすることを強くお勧めします。

Oracle JDK 8を使用する環境の構成

PATHjavaバイナリが、最新バージョンのOracle JDK 8を指している必要があります。システムにOracle JDK 8をインストールしていない場合は、データベースに同梱されているものを使用できます。次に例を示します。

$ export ORACLE_HOME=/u01/app/oracle/product/12.2.0/dbhome_1
$ export JAVA_HOME=$ORACLE_HOME/jdk
$ export PATH=$JAVA_HOME/bin:$PATH
$ java -version
java version "1.8.0_91"
Java(TM) SE Runtime Environment (build 1.8.0_91-b14)
Java HotSpot(TM) 64-Bit Server VM (build 25.91-b14, mixed mode)