Rスクリプトではデータベース・サーバーへのアクセスが許可されるため、スクリプトの作成を制御する必要があります。RQADMINロールは、ユーザーがスクリプトを作成してOracle R EnterpriseのRスクリプト・リポジトリに格納したり、スクリプトをリポジトリから削除するために必要なOracle Database権限の集合です。
Oracle R Enterpriseをデータベース・サーバーにインストールすると、RQADMINロールが作成されます。このロールは、明示的にユーザーに付与する必要があります。RQADMINをユーザーに付与するには、SQL*Plusをsysdba
で起動し、次のようなGRANT
文(ロールをユーザーRQUSERに付与します)を入力します。
GRANT RQADMIN to RQUSER
注意:
RQADMINは、必要とするユーザーにのみ付与してください。
スクリプトを作成するとき、所有者は、global
引数を使用して、スクリプトがパブリックであるか、プライベートであるかを指定できます。global = TRUE
の場合、すべてのユーザーにスクリプトへの読取りアクセス権があります。global = FALSE
の場合(デフォルト)、所有者は、他のユーザーにアクセス権を付与することにより、スクリプトを共有できます。所有者は、アクセス権をいつでも取り消すことができます。