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Oracle® R Enterpriseユーザーズ・ガイド
リリース1.5.1
E88296-01
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6.1.3 スクリプトのセキュリティに関する考慮事項

Rスクリプトではデータベース・サーバーへのアクセスが許可されるため、スクリプトの作成を制御する必要があります。RQADMINロールは、ユーザーがスクリプトを作成してOracle R EnterpriseのRスクリプト・リポジトリに格納したり、スクリプトをリポジトリから削除するために必要なOracle Database権限の集合です。

Oracle R Enterpriseをデータベース・サーバーにインストールすると、RQADMINロールが作成されます。このロールは、明示的にユーザーに付与する必要があります。RQADMINをユーザーに付与するには、SQL*Plusをsysdbaで起動し、次のようなGRANT文(ロールをユーザーRQUSERに付与します)を入力します。

GRANT RQADMIN to RQUSER

注意:

RQADMINは、必要とするユーザーにのみ付与してください。

スクリプトを作成するとき、所有者は、global引数を使用して、スクリプトがパブリックであるか、プライベートであるかを指定できます。global = TRUEの場合、すべてのユーザーにスクリプトへの読取りアクセス権があります。global = FALSEの場合(デフォルト)、所有者は、他のユーザーにアクセス権を付与することにより、スクリプトを共有できます。所有者は、アクセス権をいつでも取り消すことができます。