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用語集

C

制御ドメイン

他の論理ドメインおよびサービスを作成および管理する特権ドメイン。 この用語は、SPARC環境でよく使用され、dom0のように動作するドメインを指します。 制御ドメインにはprimaryという名前が付けられます。

「ドメイン」も参照

「dom0」も参照

「domU」も参照

D

dom0

ドメイン・ゼロの略称。 ハードウェアおよびデバイス・ドライバへのアクセス権を持つ管理ドメイン。 dom0は、起動時に最初に起動されるドメインです。 dom0にはdomUより多くの権限があります。 ハードウェアに直接アクセスでき、他のドメインのデバイス・ドライバを管理できます。 新しいドメインを起動することもできます。

「制御ドメイン」も参照

ドメイン

メモリー、仮想CPU、ネットワーク・デバイス、ディスク・デバイスを含む一連の構成可能リソースで、ここで仮想マシンが実行されます。 ドメインには仮想リソースが割り当てられ、独立して起動、停止、リブートができます。

「dom0」も参照

「domU」も参照

「制御ドメイン」も参照

domU

ハードウェアまたはデバイス・ドライバに直接アクセスする権限を持たないドメイン。 各domUは、dom0によって起動されます。

G

「GPGキー」

GPGキー(またはGnuPGキー)は、GNUプロジェクトのOpenPGPキー管理標準の実装に使用するキーです。 GPGキーは、YUMリポジトリ、およびリポジトリからダウンロードされたパッケージ(RPM)の有効性をチェックするために使用されます。

ゲスト

Oracle VM Serverのドメインで実行されるゲスト・オペレーティング・システム。 ゲストは、準仮想化またはハードウェア仮想化されます。 同じOracle VM Serverで複数のゲストを実行できます。

H

ハードウェア仮想化マシン(HVM)

ハードウェア仮想化ゲストは、物理ホスト上と同じように、仮想化プラットフォーム上で実行されます。 ハードウェア仮想化ゲストのデバイス・ドライバがエミュレートされるため、ゲストのデバイス・ドライバをサポートするには、dom0にデバイス・エミュレーション・コードを含める必要があります。 CPUやメモリ・アクセスなど、ハードウェア仮想化ゲストによって発行される他のタイプの特権命令はエミュレートされずにトラップされます(CPUベンダーからのサポートも必要になります)。

ゲストのOSでは、ハードウェア仮想化ゲストとして実行するための変更は不要です。

未修正のゲスト・オペレーティング・システムを持つ仮想マシン。 仮想環境用には再コンパイルされません。 ハードウェア仮想化ゲストとして実行されているときは、パフォーマンスは大幅に低下する場合があります。 実行するMicrosoft Windows™オペレーティング・システムおよび従来のオペレーティング・システムを有効にします。 ハードウェア仮想化は、Intel® VTまたはAMD SVM CPUでのみ使用可能です。

高可用性

高可用性(HA)では、仮想マシンの安定した可用性を実現できます。 HAが仮想マシンに構成されている場合、仮想マシンが実行されているOracle VM Serverが機能しなくなるか停止すると、仮想マシンはサーバー・プール内の別の使用可能なOracle VM Serverで再起動されます。 サーバー・プールはクラスタ化される必要があります。 サーバー・プールと仮想マシンの両方で高可用性を有効にする必要があります。

ホスト・コンピュータ

ソフトウェアがインストールされている物理コンピュータ。 通常、Oracle VM ServerまたはOracle VM Managerのいずれかが実行されているコンピュータの参照に使用されます。

L

ライブ・マイグレーション

ライブ・マイグレーションとは、既存の仮想マシン上のアプリケーションの実行を続行しながら、実行中の仮想マシンをOracle VM Server間で移動するプロセスです。 ライブ・マイグレーションは、Oracle VM Serverから同じサーバー・プール内の別のOracle VM Serverの仮想マシンでのみ可能です。

M

migrate

仮想マシンを、1つのOracle VM Serverから別のサーバー、または「Unassigned Virtual Machines」フォルダに移動すること。 技術的には、稼働中の仮想マシンでのみ移行を実行可能ですが、Oracle VM Manager WebインタフェースおよびOracle VM Managerコマンドライン・インタフェースでは、複数の操作を組み合せることで、稼働中の仮想マシンまたは停止中の仮想マシンのいずれでも移行が実行できます。

O

OCFS2

Oracle Cluster File System (OCFS2)は、高いパフォーマンスと高い可用性を実現するLinux用の汎用共有ディスク・クラスタ・ファイル・システムです。 OCFS2はOracleによって開発され、メインストリームのLinuxカーネルに統合されています。 OCFS2は、クラスタリングされたサーバー・プール、仮想マシン・イメージの格納を容易にし、ゲストが同じファイル・システムを共有できるようにするためにOracle VM内で使用されます。

クラスタリングされたサーバー・プールは、常にOCFS2ファイル・システムを使用してクラスタ構成を格納し、OCFS2のハートビート機能を利用します。 高可用性を確保するために、OCFS2で使用されるハートビートには次の2種類があります。

  • ディスク・ハートビート: クラスタ内のすべてのOracle VM Serverがタイム・スタンプをサーバー・プールのファイル・システム・デバイスに書き込みます。

  • ネットワーク・ハートビート: Oracle VM Serverがネットワークを介して通信し、すべてのクラスタ・メンバーが動作していることを相互に確認します。

これらのハートビート機能は、カーネル内に直接存在し、Oracle VMがサーバー・プールに提供するクラスタリング機能の基盤になります。 OCFS2のハートビート機能は、同じ物理ストレージ上で実行される集中的なI/O操作によって妨害される可能性があるため、サーバー・プール・ファイル・システムは、別のNFSサーバー上または可能であれば小さなLUNに格納してください。

OCFS2ファイル・システムの性質上、LUNベースのリポジトリに構成された記憶域リポジトリはクラスタリングされたサーバー・プールにリンクする必要があります。 結果として、1つのサーバー・プールから別のサーバー・プールにOCFS2リポジトリを移動することは可能ですが、LUNベース・リポジトリを複数のサーバー・プール間で共有することはできません。

OCFS2の詳細は、https://oss.oracle.com/projects/ocfs2/を参照してください。

Oracle VM Agent

Oracle VM Serverとともにインストールされるアプリケーション。 Oracle VM Agentでは、管理リクエストを受信して処理し、イベント通知および構成データをOracle VM Managerに提供します。 Oracle VM Managerは、Oracle VM Agentと通信することによって、Oracle VM Serverで実行されている仮想マシンを管理します。 マスターOracle VM Server、ユーティリティ・サーバーおよび仮想マシン・サーバーの3つのコンポーネントが含まれます。

Oracle VM Manager

Oracle VM Managerは、使いやすいWebブラウザ・インタフェースとコマンドライン・インタフェース(CLI)を提供する管理プラットフォームです。 Oracle VM Managerは、仮想環境で使用できるリソースを追跡して管理し、またこれを使用してOracle VM Serverプールを容易に管理できます。 Oracle VM Managerにより、テンプレートまたはインストール・メディアからの仮想マシンの作成や仮想マシンの削除、電源オフ、アップロード、デプロイメント、ライブ・マイグレーションを含む、仮想マシンのライフサイクルを管理できます。 また、Oracle VM Managerでは、ISOファイル、テンプレート、共有仮想ディスクなどのリソースを管理できます。

Oracle VM Server

仮想マシンを実行するための軽量でセキュアなサーバー・ベース・プラットフォームを提供するように設計された、自己完結型の仮想化環境。 Oracle VM Serverは、複数のドメインまたは複数のゲスト・オペレーティング・システム(Linux、SolarisおよびWindowsなど)を1台の物理マシンで実行できるようにするハイパーバイザおよび権限のあるドメイン(dom0と呼ばれる)から構成されています。 Oracle VM Managerとの通信を有効にするためにOracle VM Agentが含まれます。

Oracle VM Server for x86には、オープン・ソースのXenハイパーバイザ・コンポーネントが組み込まれています。このコンポーネントは、Oracleが開発した大規模な仮想化サーバーに統合するようにカスタマイズされ、最適化されています。 Oracle VM Server for x86は、アクセスおよびセキュリティ管理を担当し、ハイパーバイザのロールが制限されているため、一般にサーバー管理エンティティとして機能します。

Oracle VM Server for SPARCシステムでは、SPARCハイパーバイザがSPARCファームウェアに組み込まれており、一般的にLogical Domains Managerと呼ばれています。 Xenハイパーバイザと同様に、個々の仮想マシンは単一のコンピュータ上で安全に実行され、それぞれが所有するゲストOracle Solarisオペレーティング・システムを実行します

S

サーバー・プール

サーバー・プールでは、仮想マシンが稼働できるグループに1つ以上のOracle VM Serverが論理的に体系化されます。

各サーバー・プールには、最大32個の物理サーバーを持つことができます。 各Oracle VM Serverは、1つのサーバー・プールのメンバーにのみなることができます。 サーバー・プールはOracle VMの操作単位です。 ポリシーは、サーバー・プール・レベルで構成および実現されます。

高可用性を実現するには、各サーバー・プールで最低3つのOracle VM Serverノードのクラスタを使用することを強くお薦めします。 クラスタの1つのノードにハードウェア障害が発生した場合、またはメンテナンスのために停止された場合、他の2つのノードでフェイルオーバーの冗長性が維持されます。 クラスタに3つのノードを持つことによって、製品の負荷要件のキャパシティも確保します。

V

仮想マシン(VM)

ゲスト・オペレーティング・システム、およびOracle VM Serverで実行される、関連付けられたアプリケーション・ソフトウェア。 準仮想化マシンまたはハードウェア仮想化マシン。 複数の仮想マシンを同じOracle VM Serverで実行できます。

VLAN

レイヤー2ネットワークは、スイッチまたはルーターのパーティションに分離できるため、ネットワーク・トラフィックが個別のブロードキャスト・ドメインに分離されます。 ネットワーク内の各種のVLANのすべてのデータをトランクで転送できるように、VLANにタグ付けできます。

VLANは、一般に大規模ネットワークで使用され、ネットワーク設計の簡素化、拡張性を向上するメカニズムの提供、セキュリティの向上を可能にします。

W

WebLogic

Oracle WebLogic Serverは、Webベースのフレームワーク内でJavaアプリケーションを実行できるアプリケーション・サーバーを含むプラットフォームです。 Oracle VM ManagerはOracle WebLogic Server内のアプリケーションとして実行され、多数のOracle WebLogic Serverの多数の機能を活用してOracle VMを完全に管理できる堅牢なWeb UIを提供します。

Oracle VM Managerの背後のインストレーション・プロセスでは、Oracle VM ManagerがインストールされているシステムにOracle WebLogic Serverを自動的にインストールおよび構成します。 このプロセスにおいてweblogicユーザーがOracle WebLogic Server内に設定され、Oracle WebLogic Serverの構成を管理し、基礎となるシステムを管理します。 adminユーザーもOracle WebLogic Server内に設定され、Oracle VM Managerアプリケーションへのアクセス権が与えられます。 一般的な設定では、これらの両方のユーザーに同じパスワードが使用されますが、必ずしも同じである必要はなく、要件に応じてそれぞれに異なるパスワードを構成することもできます。

一般的に、Oracle VM Managerアプリケーションのユーザーでは、基礎となるOracle WebLogic Serverへのアクセスを試みたり、Oracle Supportからの指示なしにここで構成パラメータを変更したりはしないでください。