Oracle GoldenGate Enterprise Manager Plug-Inリリース・ノート
13.2.1.0.0
E88299-01(原本部品番号:E77937-01)
2016年10月
このドキュメントでは、Enterprise Manager Plug-in for Oracle GoldenGate 13.2.1.0.0リリースの新機能、主な変更点、既知の問題について説明します。次の項が含まれます:
Enterprise Manager Plug-in for Oracle GoldenGateはOracle Enterprise Manager (EM) Cloud Controlの機能を拡張して、次を含むOracle GoldenGateプロセスのモニタリングおよび管理をサポートします。
インスタンスのプロセスごとに、Oracle GoldenGate EM Plug-inのホームページが表示されます。
ターゲット名
ターゲット・タイプ(Extract、Replicat、Managerなど)
プロセスのステータス
ラグ(秒)
ラグ傾向を表示するスパークライン・グラフ
操作合計
操作差分
秒当たりの操作差分
インシデント
最後のOracle GoldenGateチェックポイントからの経過時間
最後のOracle GoldenGateチェックポイントのタイムスタンプ
カスタマイズ可能な単一のWebページでのOracle GoldenGateリリース11g (11.2)以降のすべてのインスタンスのサマリーの表示。
多数のメトリック値およびメトリック履歴の詳細な調査。
インシデントによる通知およびチケット作成の自動化。
拡張EMターゲット昇格(Oracle GoldenGateインスタンスのすべてのターゲットを同時に昇格)。
Oracle GoldenGate EM Plug-inには、次のカスタム画面が含まれます。
ホームページの表示のカスタマイズ。次の操作が可能です。
特定のOracle GoldenGateインスタンスをホームページに表示するかどうかを指定します。
インスタンスの表示順序を変更します。
代替の表示名を定義します。
インスタンスの説明を追加します。
Oracle GoldenGateターゲットの昇格。多くのExtractおよびReplicatプロセスが含まれる可能性のあるOracle GoldenGateインスタンスの昇格を簡素化するために、カスタム画面には、インスタンスに定義されたすべてのプロセスが表示され、ユーザーはすべてまたはサブネットを単一のアクションで昇格できます。
高可用性をサポートするために、エージェント・ホーム画面にタブが追加されました。
Oracle GoldenGate EM Plug-inは、HP NonStopおよびDB2 for iを除き、Oracle GoldenGate 11g (11.2以降)インスタンスを実行できるプラットフォームのモニタリングをサポートします。
Oracle GoldenGate EM Plug-inは、次の製品リリースで動作保証されています。
Enterprise Manager Cloud Control 13cリリース1 (13.2.1.0.0)以降。
サポートされるOracle GoldenGateバージョンは次のとおりです。
Oracle GoldenGate 12c (12.2.0.1.0)以降。
Oracle GoldenGate 12c (12.1.2.1.0)以降。
Oracle GoldenGate 12c (12.1.2.0.1)以降。
Oracle GoldenGate 11g リリース2 (11.2.1.0.20)以降。
Oracle GoldenGate Monitor Agent 12c (12.2.1.0.0)以降が必須であり、起動、停止、強制終了および編集機能をサポートするために必要な最低バージョンです。
この項では、リリース13.2.1.0.0で導入されている新機能について説明します。
TLS 1.2は、Oracle GoldenGate EM Plug-inエージェントとOracle GoldenGate Monitor Agentの間で有効です。
この項では、このリリースの製品の新機能または機能変更の結果、新規および更新されたOracle GoldenGate EM Plug-inのパラメータおよびコマンドの情報について説明します。
このリリースでは、新しいパラメータまたはコマンドはありません。
次のGGSCIコマンドは、Oracle GoldenGateに適用可能です。
START JAGENT
は、Oracle GoldenGateインスタンスのJAgentを起動します。
STOP JAGENT
は、JAgentを停止します。
INFO JAGENT
およびSTATUS JAGENT
は、JAgentが実行中かどうかを示します。
CREATE DATASTORE
は、Oracle GoldenGate Extract、ReplicatおよびManagerプロセスによって提供される監視情報を保持するための記憶域を作成します。
REPAIR DATASTORE
は、すべてのExtractおよびReplicatプロセスが登録されていることをチェックし、内部整合性の問題の解決を試みます。これは、Oracle Supportによって指示された場合にのみ使用してください。
CREATE SUBDIRS
は、ディレクトリを作成します。
START *
は、すべてのターゲットを起動します。
STOP *
は、すべてのターゲットを停止します。
STATUS EXTRACT
またはSTATUS REPLICAT
は、ターゲットのステータスを確認します。
このリリースで非推奨となった機能はありません。
Oracleからダウンロードしたインストール・ファイルは、gzip
ではなく、標準のZIPファイルで圧縮されています。ダウンロードを抽出するには、次の方法を使用します。
WinZipなど、ZIPファイルに対応している抽出方法を使用します。
unzip
コマンドを使用して、ZIPファイルからファイルを抽出します。
これらのユーティリティがない場合は、次のOracle UnZipユーティリティ・ダウンロードのWebサイトからダウンロードできます。
http://updates.oracle.com/unzips/unzips.html
インストールおよびアップグレード手順の詳細は、『Oracle Enterprise Manager Oracle GoldenGate System Monitoring Plug-Inインストレーション・ガイド』を参照してください。
具体的なBugDBバグ識別番号またはサービス・リクエスト(SR)チケット番号に関する質問は、Oracleカスタマ・サポートにお問い合せください。
Bug 20545508 - Oracle GoldenGate Monitor AgentがJavaアダプタ用のOracle GoldenGateで機能しない
Oracle GoldenGate Monitor AgentがJavaアダプタ用のOracle GoldenGateで適切に機能しない問題は修正されました。
この章では、Enterprise Manager Plug-in for Oracle GoldenGateのインストールと構成で発生する可能性がある既知の問題について説明します。
HP-UX-ias 64環境でExtractパラメータを起動できない場合、回避策として、GLOBAL
ファイルからenablemonitoring
パラメータを無効にできます。
IBM iの場合、Oracle GoldenGate Monitor Agent 12.2.1.0.0リリースにはJava Platform Standard Edition (Java SE) Development Kit (JDK) 7 Update 2以降が必要です。
JAgentがOracle GoldenGate Monitorサーバーとの接続の確立に失敗する場合、またはWindows環境でGGSCI
コンソールからJAgentを起動できない場合、回避策として、Javaインストールの完全パスをjagent.prm
ファイルに追加できます。
Oracle GoldenGate Enterprise ManagerインタフェースからOracle GoldenGateコア・インスタンスを削除できない場合、「ターゲットの追加」に移動し、「自動検出の構成」を選択してから、「管理対象ターゲット」を選択できます。削除する特定のターゲットを選択し、「削除」ボタンをクリックします。
前述したように、Enterprise Manager Plug-in for Oracle GoldenGateをダウンロードする際、ダウンロードの開始時にエラーが発生する場合があります。出力は次のようになります。
Downloading file in staging directory /scratch/aime/WORKEM12104/mw2587/gcinst2587/em/EMGC_OMS1/sysman/stage/034148593e245c3de050f00a82634a7f ... Staging directory cleaned up. Download failed: Exception: Error downloading file: Server returned invalid response. Status Code = 200, Response Text = [OK | <results> <error> <id>10-013</id> <message>Choose valid parameters.</message> </error> </results> ]
この問題を解決するには:
自己更新の場所をクリーンアップします。次に例を示します。
Middlewarehome/gcinst/em/EMGC_OMS1/sysman/cache/selfupdate
Enterprise Managerがステージングまたは本番のどちらを指しているかを確認します。ステージングを指している場合は、次のコマンドを実行して本番を指すようにします。
emctl set property -sysman_pwd welcome1 -name oracle.sysman.emSDK.core.mos.mos_url -value https://support.oracle.com
My Oracle Supportを使用して、お客様、パートナおよびOracle従業員から報告された解決策、回避策およびその他の情報を検索できます。My Oracle Supportでは、SRチケットをオープンすることもできます。SRの解決にパッチが必要な場合は、ダウンロード方法に関する手順をMy Oracle Supportから入手してください。
注意: Oracle GoldenGateおよびサポートをディストリビュータ経由で購入した場合は、My Oracle Supportを通してサービス・リクエストを作成するのではなく、ディストリビュータにお問い合せください。 |
Oracle GoldenGateナレッジ・ベースを表示するには、次の手順に従います。
言語を選択し、電子メールとOracleパスワードでログインします。
「Knowledge」タブをクリックします。
「製品または製品ラインを選択します」フィールドで、GoldenGateと入力し、Oracle GoldenGate製品を状況依存リストから選択して結果を絞り込みます。(このリストが表示されるまで数秒待機する必要が生じる場合があります)。
「検索条件の入力」フィールドで、検索キーワードまたは複数のキーワードを入力して、問合せを絞り込みます。
「ヘルプ」をクリックすると、このタブの使用方法の追加情報が取得されます。
Oracleのアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイト(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docacc
)を参照してください。
Oracle Supportへのアクセス
サポートを購入したオラクル社のお客様は、My Oracle Supportを介して電子的なサポートにアクセスできます。詳細情報は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=info
)か、聴覚に障害のあるお客様は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs
)を参照してください。
Oracle Fusion Middleware Oracle GoldenGate Enterprise Manager Plug-Inリリース・ノート, 13.2.1.0.0
E88299-01
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