extractでは、Linux、UNIX、WindowsまたはIBM iオペレーティング・システムのコマンドラインからExtractプログラムを実行します。extractコマンドは、Oracle GoldenGateインストール・ディレクトリまたはライブラリにインストールされます。
Windows、UNIXおよびLinuxの構文
extract paramfileparameter_file[atcsnCSN| aftercsnCSN] [initialdataload] [pauseatend | nopauseatend] [processidPID][reportfilereport_file] [usesubdirs | nousesubdirs]
extractこのコマンドをオプションなしで使用した場合、プログラムが対話型で実行されます。
paramfile parameter_file必須です。実行するExtractプログラムのパラメータ・ファイルの相対パス名または絶対パス名を指定します。デフォルトの場所は、Oracle GoldenGateインストール・ディレクトリのdirprmサブディレクトリです。
atcsn CSN | aftercsn CSN指定したコミット順序番号(CSN)またはその後からプロセスを開始します。
initialdataloadターゲットへの初期ロードをサポートするためにExtractを実行してすべてのデータ・レコードをソース・データベースから直接抽出します。
pauseatend | nopauseatend(Windowsのみ)プロセスが停止した場合、Oracle GoldenGateユーザーはコンソール出力を参照し、任意のキーを押してクリアする必要があります。また、プロセスが正常終了したか異常終了したかも示します。
processid PIDプロセスの名前。この名前は、パラメータ・ファイル内のEXTRACTパラメータに指定された名前と一致している必要があります。英数字の1語を使用してください。IBM iで使用する場合、この名前(最初の10文字まで)がIBM iジョブ・リスト内のジョブ名として使用されます。
reportfile report_file指定したレポート・ファイルにコマンド出力を送信します。reportfileオプションを指定しない場合、コマンド出力は画面に表示されます。デフォルトは、Oracle GoldenGateインストール・ディレクトリのdirrptサブディレクトリです。
usesubdirs | nousesubdirsプロセスで開くファイルを検索するときにOracle GoldenGateサブディレクトリを含めます。usesubdirsがデフォルトです。