適用対象
Extract
説明
RMTFILE
パラメータでは、抽出データを書き込むリモート・システム上の抽出ファイル名を定義します。このパラメータは、初期ロード構成に使用します。オンライン変更同期では、RMTTRAIL
パラメータを使用します。
抽出ファイルのサイズの上限は2GBです。
RMTFILE
は、RMTHOST
文の後に指定する必要があり、すべてのTABLE
文より先に指定する必要があります。
データ・ポンプではRMTFILE
は非推奨になったため無視されます。
ENCRYPTTRAIL
パラメータを使用して、このファイル内のデータを暗号化できます。詳細は、ENCRYPTTRAIL | NOENCRYPTTRAILを参照してください。
デフォルト
なし
構文
RMTFILE file_name [, APPEND] [, PURGE] [, MEGABYTES megabytes] [, FORMAT RELEASE major.minor] [, OBJECTDEFS | NO_OBJECTDEFS] [, TRAILBYTEORDER {BIGENDIAN | LITTLEENDIAN | NATIVEENDIAN}]
file_name
ファイルの相対名または完全修飾名。
APPEND
現在のデータをファイルの既存のデータに追加します。APPEND
を使用する場合、PURGE
は使用しないでください。
PURGE
新しいファイルを作成する前に、既存のファイルを削除します。PURGE
を使用する場合、APPEND
は使用しないでください。
MEGABYTES
megabytes
Extractに有効です。トレイル内のファイルの最大サイズ(MB)。デフォルトは2000です。
FORMAT RELEASE
major.minor
Extractからファイルに送信されるデータのメタデータ・フォーマットを指定します。リーダー・プロセスは、メタデータに基づいて、データ・レコードが自身がサポートしているバージョンかどうかを把握します。メタデータのフォーマットは、Oracle GoldenGateプロセスのリリースによって異なります。古いOracle GoldenGateリリースには、新しいリリースとは異なるメタデータが含まれます。
FORMAT
は必須のキーワードです。
RELEASE
はOracle GoldenGateのリリース・バージョンを指定します。major
はメジャー・バージョン番号で、minor
はマイナー・バージョン番号です。X.x
には、Oracle GoldenGateの現在または以前のGenerally Available (GA)リリースを指定する必要があります。有効な値は、9.0から現在のOracle GoldenGate X.x
バージョン番号(たとえば11.2または12.1)です。(9.0以前のOracle GoldenGateリリースを使用している場合は、9.0または9.5を指定してください。)
リリース・バージョンは、プログラムによって適切な内部互換性レベルにマッピングされます。デフォルトは、このトレイルに書き込むプロセスの現在のバージョンです。12.1より前のRELEASE
のリリースでは、3つの部分からなるオブジェクト名はサポートされません。
FORMAT
とRECOVERYOPTIONS
パラメータの間には、依存関係があります。RECOVERYOPTIONS
をAPPENDMODE
に設定する場合、FORMAT
はRELEASE 10.0
以上に設定する必要があります。RECOVERYOPTIONS
をOVERWRITEMODE
に設定する場合、FORMAT
はRELEASE 9.5
以下に設定する必要があります。
Oracle Database 12.2では、次の設定がサポートされています。
Oracle Database 12.2の場合は、12.1、FORMAT RELEASE 12.2以上との互換性が設定されている非CDBがサポートされます。
Oracle Database 12.2の場合は、12.2、FORMAT RELEASE 12.2以上との互換性が設定されている非CDBがサポートされます。
Oracle Database 12.2の場合は、12.2、FORMAT RELEASE 12.3のみとの互換性が設定されているCDB/PDBがサポートされます。これは、PDBのローカルUNDO操作を使用しているためです。trx IDの一意性を保証するためにPDB番号を使用してトランザクションIDを増やす必要があります。
OBJECTDEFS | NO_OBJECTDEFS
OBJECTDEFS
とNO_OBJECTDEFS
オプションでは、証跡にオブジェクト定義を含めるかどうかを制御します。この2つのオプションは、出力証跡がOracle GoldenGate正規フォーマットで書式設定され、証跡フォーマット・リリースが12.1より新しい場合にのみ適用可能です。それ以外の場合は証跡にメタデータ・レコードが追加されないため、どちらのオプションも無視されます。
オープン・システム・データベースからNonStopにレプリケートする場合、NonStopでは証跡からのオブジェクト定義の処理がサポートされていないため、12.2より前のフォーマット・バージョンを指定して、オブジェクト定義を証跡に含めないようにします。
TRAILBYTEORDER
{BIGENDIAN | LITTLEENDIAN | NATIVEENDIAN}
ファイル・レコードのメタデータのバイト・フォーマットを設定します。このパラメータは、列データに影響しません。12.1以上のバージョンのFORMAT RELEASE
が指定されているファイルにのみ有効です。有効な値は、BIGENDIAN
(ビッグ・エンディアン)、LITTLEENDIAN
(リトル・エンディアン)およびNATIVEENDIAN
(ローカル・システムのデフォルト)です。デフォルトはBIGENDIAN
です。使用方法の詳細は、GLOBALS
バージョンの「TRAILBYTEORDER」を参照してください。