適用対象
Manager、Extract、Replicat、DEFGEN
サポート
DB2 for i
DB2 LUW
z/OS上のDB2
MySQL
Oracle
SQL Server
Teradata
説明
USERIDALIAS
パラメータでは、データベースへのログイン時に使用するOracle GoldenGateプロセスの認証を指定します。USERIDALIAS
を使用するには、Oracle GoldenGate資格証明ストアを使用する必要があります。パラメータ・ファイルで、TABLE
またはMAP
エントリの前にUSERIDALIAS
を指定します。
注意:
USERIDALIAS
ユーザーに必要な権限は、データベースによって異なります。Oracle GoldenGateデータベース・ユーザーに必要な権限を決定するには、『異種データベースのためのOracle GoldenGateの使用』を参照してください。
USERIDと比較したUSERIDALIAS
USERIDALIAS
では、ユーザーIDおよびパスワードではなく、エイリアスをパラメータ・ファイルで指定できます。ユーザーIDと暗号化されたパスワードが資格証明ストアに格納されます。USERIDALIAS
は、Linux、UNIXおよびWindowsプラットフォームで稼働するデータベースをサポートします。
USERID
では、パラメータ・ファイルにクリアテキスト・パスワードを指定するか、ENCRYPT PASSWORD
コマンドで暗号化し、オプションで暗号化鍵をENCKEYS
ファイルに格納する必要があります。USERID
では、Oracle GoldenGateでサポートされる幅広いデータベースがサポートされます。また、Oracleデータベースのオペレーティング・システム・ログインの使用をサポートします。
これらのパラメータとOracle GoldenGateセキュリティ機能の詳細は、『Oracle GoldenGateの管理』を参照してください。
データベース・タイプ別のUSERIDALIASの要件
USERIDALIAS
の使用方法は、データベース・タイプに応じて異なります。
注意:
データベース・ユーザーとパスワードを必要とするログインは、Oracle GoldenGate資格証明ストアに格納されている必要があります。資格証明ストアの詳細は、『Oracle GoldenGateの管理』のOracle GoldenGateのセキュリティの構成に関する項を参照してください。
DB2 for LUW
USERIDALIAS
とSOURCEDB
またはTARGETDB
は、データベース認証を使用してDB2 LUWデータベースに接続するすべてのOracle GoldenGateプロセスで使用します。データベースがオペレーティングシステム・レベルでの認証を許可するように構成されている場合は、USERIDALIAS
を省略し、SOURCEDB
またはTARGETDB
のみを使用できます。詳細は、SOURCEDBおよびTARGETDBを参照してください。
MySQL
MySQLデータベースに接続するすべてのOracle GoldenGateプロセスにUSERIDALIAS
を使用します。SOURCEDB
またはTARGETDB
パラメータは不要です。
Oracle
USERIDALIAS
は、Oracleデータベースに接続するOracle GoldenGateプロセスで使用します。
SOURCEDB
またはTARGETDB
パラメータは不要です。
Oracle GoldenGate資格証明ストアに格納されているデータベース資格証明の別名を指定します。
(11.2.0.2より前のOracle Enterprise Edition) ExtractがLOGRETENTION
を使用するように構成されている場合、USERIDALIAS
ユーザーには特別なデータベース権限が必要です。これらの権限は、Oracle GoldenGateのインストール時に付与されている可能性があります。LOGRETENTION
の詳細は、『Oracle DatabaseのためのOracle GoldenGateの使用』のログ保存オプションに関する項を参照してください。
(Oracle StandardまたはEnterprise Edition 11.2.0.2以降) 統合キャプチャ用に構成されているExtractグループにUSERIDALIAS
を使用するには、ユーザーにdbms_goldengate_auth.grant_admin_privilege
プロシージャで付与された権限が必要であり、ユーザーはこのUSERIDALIAS
に関連付けられているExtractグループに対してDBLOGIN
およびREGISTER EXTRACT
またはUNREGISTER EXTRACT
を発行するユーザーと同じである必要があります。
Oracleコンテナ・データベースからのキャプチャをサポートするには、USERID
で指定されたユーザーがルート・コンテナにログインする必要があり、共通データベース・ユーザーである必要があります。C##GGADM@FINANCE
などの接続文字列がこのユーザーに指定されている必要があります。詳細は、『異種データベースのためのOracle GoldenGateの使用』のプライマリExtractの構成に関する項を参照してください。
SQL Server
Oracle GoldenGateプロセスによって使用されるODBCデータ・ソース接続がデータベース認証を提供するように構成されている場合は、USERIDALIAS
を使用します。USERIDALIAS
には、このプロセス、またはSystem Administrators
かServer Administrators
固有サーバー・ロールのアカウントの任意のメンバーに割り当てられている特定のログインを使用できます。
ソースSQL Serverシステムでは、SOURCEDB
パラメータも使用してソースODBCデータ・ソースを指定します。
ターゲットSQL Serverシステムでは、TARGETDB
パラメータも使用してターゲットODBCデータ・ソースを指定します。
Teradata
USERIDALIAS
は、Teradataデータベースに接続するOracle GoldenGateプロセスで使用します。
ソースTeradataシステムでは、SOURCEDB
パラメータも使用してソースODBCデータ・ソースを指定します。
ターゲットTeradataシステムでは、TARGETDB
パラメータも使用してターゲットODBCデータ・ソースを指定します。
デフォルト
なし
構文
USERIDALIAS alias [DOMAIN domain
] [SYSDBA]
[, THREADS (threadID[, threadID][, ...][, thread_range[, thread_range][, ...])]
alias
Oracle GoldenGateの資格証明ストアに格納されているデータベース・ユーザー資格証明の別名を指定します。その他のガイドラインは、データベース・タイプ別のUSERIDの要件を参照してください。
DOMAIN
domain
指定した別名の資格証明ストアのドメインを指定します。有効なドメイン・エントリが指定した別名に対する資格証明ストアに存在する必要があります。
SYSDBA
(Oracle)ユーザーがsysdba
としてログインするように指定します。
THREADS (
threadID
[,
threadID
][, ...][,
thread_range
[,
thread_range
][, ...]
)
Replicatに有効です。指定された資格証明を調整Replicatの1つ以上のスレッドにリンクします。異なるスレッドに異なるログインを指定できます。
threadID
[,
threadID
][, ...]
スレッドIDを指定するか、スレッドのカンマ区切りリストをthreadID, threadID, threadID
の形式で指定します。
[,
thread_range
[,
thread_range
][, ...]
スレッドの範囲をthreadIDlow-threadIDhigh
の形式で指定するか、範囲のカンマ区切りリストをthreadIDlow-threadIDhigh
, threadIDlow-threadIDhigh
の形式で指定します。
threadID, threadID, threadIDlow-threadIDhigh
のように、これらの形式を組み合せることができます。