INSERTALLRECORDS
適用対象
Replicat
説明
INSERTALLRECORDSパラメータでは、レコードの現在のバージョンのみではなく、ターゲット・レコードに行われたすべての操作のレコードを保持します。INSERTALLRECORDSを使用すると、Replicatはレコードに対するすべての変更を新しいレコードとしてデータベースに挿入します。最初の挿入、その後の更新および削除は、ポイントインタイム・スナップショットとして保持されます。
INSERTALLRECORDSを使用する例を次に示します。
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例外
MAP文で使用する場合。例外MAP文でINSERTALLRECORDSを使用すると、エラー処理方法の一環として、エラーを生成した操作の値が新しいレコードとして例外表に挿入されます。 -
トランザクション履歴を保持する場合。特定の行に対するすべての変更を新しいレコードとしてデータベースに挿入することで、最新バージョンだけを保持するかわりに、その行に対して実行されたすべての変更の履歴を保持できます。それぞれの挿入はポイントインタイム・スナップショットであり、監査の目的で必要に応じて問合せを実行できます。履歴データと特別なトランザクション情報を組み合せることで、より有益なターゲット・レポート・データベースを作成できます。
INSERTALLRECORDSは、パラメータ・ファイルのルート・レベルで使用すると、後続のすべてのMAP文に適用できます。また、MAP文で使用すると、特定の表またはワイルドカードで指定した複数の表に適用できます。
INSERTALLRECORDSに関するその他の情報
トランザクション履歴表の作成方法の詳細は、『Oracle GoldenGateの管理』を参照してください。
例外MAP文の使用方法の詳細は、『Oracle GoldenGateの管理』を参照してください。
MAPの構文は、TABLE | MAPを参照してください。
デフォルト
なし
構文
INSERTALLRECORDS
例
- 例1
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この例は、例外処理構成に含まれる、パラメータ・ファイルのルート・レベルの
INSERTALLRECORDSです。REPLICAT deliv USERIDALIAS tiger1 ASSUMETARGETDEFS REPERROR (DEFAULT, EXCEPTION) MAP ggs.equip_account, TARGET ggs.equip_account2, COLMAP (USEDEFAULTS); MAP ggs.equip_account, TARGET ggs.equip_account_exception, EXCEPTIONSONLY, INSERTALLRECORDS COLMAP (USEDEFAULTS, DML_DATE = @DATENOW(), OPTYPE = @GETENV('LASTERR', 'OPTYPE'), DBERRNUM = @GETENV('LASTERR', 'DBERRNUM'), DBERRMSG = @GETENV('LASTERR', 'DBERRMSG')); - 例2
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この例は、
MAP文のINSERTALLRECORDSです。REPLICAT deliv USERIDALIAS tiger1 SOURCEDEFS /ggs/dirdef/defs REPERROR DEFAULT, ABEND MAP fin.accTAB, TARGET fin.custTAB, INSERTALLRECORDS;
親トピック: Oracle GoldenGateパラメータ