SET_COLUMN_VALUE_BY_NAME
適用対象
ExtractおよびReplicat
説明
SET_COLUMN_VALUE_BY_INDEXまたはSET_COLUMN_VALUE_BY_NAMEファンクションでは、データ・レコード全体を操作せず、単一の列値のみを変更します。
ユーザー・イグジットの文字セッションが、SET_SESSION_CHARSETを使用して、オペレーティング・システムのデフォルトのキャラクタ・セット以外の値に設定されている場合、ucharset.hファイルのULIB_CS_DEFAULTで定義されているように、ユーザー・イグジットとプロセス間で交換される文字データは、セッションのキャラクタ・セットで解釈されます。
次に該当する場合、列値はセッションのキャラクタ・セットにのみ設定されます。
-
列値がSQL文字型(
CHAR/VARCHAR2/CLOB、NCHAR/NVARCHAR2/NCLOB)、SQL日付/タイムスタンプ/間隔/数値型である。 -
column_value_modeインジケータがEXIT_FN_CNVTED_SESS_CHAR_FORMATに設定されている。
データベースが大/小文字を区別する場合、オブジェクト名は、ホストしているデータベースで定義されているのと同じ大/小文字の区別で指定する必要があります。それ以外の場合、大/小文字の区別はありません。
構文
#include "usrdecs.h" short result_code; column_def column; ERCALLBACK (SET_COLUMN_VALUE_BY_NAME, &column, &result_code);
バッファ
typedef struct
{
char *column_value;
unsigned short max_value_length;
unsigned short actual_value_length;
short null_value;
short remove_column;
short value_truncated;
short column_index;
char *column_name;
/* Version 3 CALLBACK_STRUCT_VERSION */
short column_value_mode;
short source_or_target;
/* Version 2 CALLBACK_STRUCT_VERSION */
char requesting_before_after_ind;
char more_lob_data;
/* Version 3 CALLBACK_STRUCT_VERSION */
ULibCharSet column_charset;
} column_def;入力
-
column_value -
新しい列値を表すバッファへのポインタ。
-
actual_value_length -
新しい列値の長さ(バイト)。新しい列値がASCIIフォーマットの場合、実際の長さにNULL終了文字は含めません。
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null_value -
新しい列値がNULLかどうかを示すフラグ(
0または1)。null_valueフラグが1に設定されている場合、データ・レコードの列値はNULLに設定されます。 -
remove_column -
存在する場合に、圧縮更新の列を削除するかどうかを示すフラグ(
0または1)。圧縮更新とは、すべての列値ではなく、変更された列値のみが記録されるものです。このフラグは、レコードの操作タイプがUPDATE_COMP_SQL_VALまたはPK_UPDATE_SQL_VALの場合にのみ設定する必要があります。 -
column_name -
データ・レコード・バッファにコピーする新しい列値に対応する列名。
-
column_value_mode -
列値のフォーマットを示します。
-
EXIT_FN_CHAR_FORMAT -
ASCIIフォーマット: 値は、NULLで終了しているASCII (またはEBCDIC)文字列です(既知の例外としてサブデータ型
UTF16_BEがあり、これはUTF8に変換されます)。注意:
列値は、ASCII文字列として解釈され、NULLで終了する必要があるため、ユーザー・イグジットに示される際に切り捨てられる可能性があります。最初の
0の値は、文字列の終了文字になります。-
日付は
CCYY-MM-DD HH:MI:SS.FFFFFFのフォーマットで、時間の端数はデータベースに依存します。 -
数値は文字列フォーマットです。たとえば、
123.45は'123.45'として表されます。 -
出力不可能な文字またはバイナリ値は、16進表記法に変換されます。
-
浮動小数点型は、有効桁数が最初の14桁までのNULL終了文字列として出力されます。
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-
EXIT_FN_RAW_FORMAT -
内部Oracle GoldenGate正規フォーマット: このフォーマットには、適切な場合に、2バイトのNULLインジケータおよび2バイトの変数データ長が含まれます。文字データ型の場合、Oracle GoldenGateではこのフォーマットへのキャラクタ・セットの変換は実行されません。
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EXIT_FN_CNVTED_SESS_CHAR_FORMAT -
ユーザー・イグジットのキャラクタ・セット: これが適用されるのは、列のデータ型が次の場合のみです。
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シングルバイトまたはマルチバイトの文字ベースの型
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文字列で表現する数値型
このフォーマットはNULLで終了しません。
-
-
-
source_or_target -
ソースまたはターゲット・データ・レコードが変更されるかを示す次の一方。
EXIT_FN_SOURCE_VAL EXIT_FN_TARGET_VAL
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requesting_before_after_ind -
io_typeがUPDATE_COMP_PK_SQL_VAL(主キー更新)のレコードの列値を設定するときに設定します。次のいずれかを使用して、主キー更新のどの部分にアクセスするかを指定します。デフォルトはAFTER_IMAGE_VALです。-
BEFORE_IMAGE_VAL -
AFTER_IMAGE_VAL
-
出力
なし
返される値
EXIT_FN_RET_BAD_COLUMN_DATA EXIT_FN_RET_INVALID_COLUMN EXIT_FN_RET_INVALID_CONTEXT EXIT_FN_RET_INVALID_PARAM EXIT_FN_RET_OK EXIT_FN_RET_NOT_SUPPORTED EXIT_FN_RET_INVALID_COLUMN_TYPE
親トピック: ユーザー・イグジット・ファンクション