SOURCECATALOG
適用対象
ExtractおよびReplicat
説明
SOURCECATALOGパラメータでは、デフォルトのソースOracleプラガブル・データベース(PDB)の完全識別に3つの部分からなるオブジェクト名を必要とする後続のTABLE文またはMAP文のうち、2つの部分からなる名前が含まれる文に対して次のいずれかを指定します
このパラメータは、Oracle統合データベースのソース・オブジェクトを指定するときに、3つの部分からなる完全なオブジェクト名(container.schema.objectやcatalog.schema.object)を指定するかわりに使用できる効率的な方法です。SOURCECATALOGを使用するときは、2つの部分からなる名前(schema.object)のみを後続のTABLE文またはMAP文に指定します。複数のSOURCECATALOGインスタンスを使用して、様々なTABLE文(またはOracleの場合はSEQUENCE文)のセットに異なるデフォルトのコンテナやカタログを指定できます。
SOURCECATALOGの後に3つの部分からなる名前を指定すると、TABLE文、MAP文または入力としてオブジェクト名をとるその他のパラメータでのSOURCECATALOGの指定より優先されます。
デフォルト
なし
例
次の例では、SOURCECATALOGを使用して、Extractパラメータ・ファイルで3つの異なるソースOracle PDBを指定します。
SOURCECATALOG FINANCETABLE SAP.*; TABLE REPORTS.*; SOURCECATALOG HRTABLE SIEBEL.*; TABLE REPORTS.*; SOURCECATALOG MFG TABLE CUSTOMER.ORDERS; TABLE REPORTS.*; TABLE HQ.LOCATIONS.*;
この例では、Extractは次のものを取得します。
-
FINANCEPDBのSAPスキーマおよびREPORTSスキーマ内のすべての表。 -
HRPDBのSIEBELスキーマおよびREPORTSスキーマ内のすべての表。 -
MFGPDBのCUSTOMERスキーマおよびREPORTSスキーマ内のすべての表。 -
最後の
TABLE文に対して、ExtractはHQPDBのLOCATIONSスキーマ内のすべての表を取得します。この文は、3つの部分からなる完全修飾名で、前に指定したSOURCECATALOGより優先されます。
親トピック: Oracle GoldenGateパラメータ