UPDATERECORDFORMAT
適用対象
Teradataを除くすべてのデータベース用のExtract。
説明
UPDATERECORDFORMATパラメータを使用すると、ExtractでUPDATE操作のビフォア・イメージおよびアフター・イメージがトレイルの単一レコードに結合されます。クラシックおよび統合キャプチャ・モードのExtractに有効な場合は、ポンプExtractには有効ではありませんが、マスターExtractに有効です。
ビフォア・イメージは、GETUPDATEBEFORES、GETBEFORECOLSおよびLOGALLSUPCOLSパラメータが使用される場合に生成されます。(主キー、一意索引またはユーザー指定のKEYCOLSキーに対する更新の場合、ビフォア・イメージとアフター・イメージはデフォルトで同じレコードに格納されます。この場合、UPDATERECORDFORMATは適用されません。)NOCOMPRESSUPDATESパラメータは、Oracle以外のデータベースに必要です。
1行に対する更新で2つのレコードが生成される場合は、ExtractとReplicatの両方に追加のディスクI/Oと処理が課されます。サプリメンタル・ロギングがすべての列で有効になっている場合、変更されない列はビフォア・レコードとアフター・レコードの両方で繰り返されることがあります。トレイル全体のサイズも大きくなります。このオーバーヘッドは、UPDATERECORDFORMATを使用して低減されます。
UPDATERECORDFORMATが使用される場合、Extractはビフォア・イメージとアフター・イメージを、UPDATE操作の処理に必要なすべての情報を含む単一レコードに書き込みます。ダウンストリーム・プロセスの読取りパフォーマンスの向上に加えて、列マッピング関数は、アフター値を読み取りながらビフォア・イメージ列値をキャッシュするかわりに、ビフォアとアフターの列値に同時にアクセスできます。
UPDATERECORDFORMATは、パラメータ・ファイルのすべてのTABLE文に有効です。
UPDATERECORDFORMATおよびFORMAT RELEASE 11.x以前の両方を指定すると、Extractは異常終了します。
注意:
多くの列がある表では、UPDATERECORDFORMATが使用されている場合にトレイル・レコードが最大サイズに達することがあります。残りのレコードは、1つ以上の追加の連鎖レコード・フラグメントで継続されます。これは、処理パフォーマンスにわずかに影響します。
デフォルト
UPDATERECORDFORMAT COMPACT
構文
UPDATERECORDFORMAT [FULL | COMPACT]
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FULL -
UPDATEのビフォア・イメージとアフター・イメージを含む1つのトレイル・レコードを生成します。ビフォア・イメージには、ビフォア・イメージとアフター・イメージの両方のトランザクション・レコードで使用可能なすべての列が含まれます。Logdumpユーティリティで表示した場合、このレコードはGGSUnifiedUpdateとして表示されます。 -
COMPACT -
UPDATEのビフォア・イメージとアフター・イメージを含む1つのトレイル・レコードを生成します。ビフォア・イメージには、トランザクション・レコードで使用可能なすべての列が含まれますが、アフター・イメージは、主キー列とUPDATEで変更された列に制限されます。UPDATERECORDFORMAT COMPACTは、統合されたReplicatを含む構成にお薦めします。これはデフォルトです。FULLまたはCOMPACTのいずれかをLogdumpユーティリティで表示した場合、このレコードはGGSUnifiedUpdateとして表示されます。レコードには、次の情報が含まれます。-
ヘッダー
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ビフォア・イメージの長さ
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各列のビフォア値
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主キー、一意索引または
KEYCOLS列のアフター値 -
変更した列のアフター値
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内部トークン・データ
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例
UPDATERECORDFORMAT COMPACT
親トピック: Oracle GoldenGateパラメータ