WARNLONGTRANS
適用対象
Extract
説明
WARNLONGTRANSパラメータでは、Extractによってトランザクションが長時間に及んでいることの警告メッセージが生成されるまでの、トランザクションのオープン時間を指定します。またWARNLONGTRANSも使用して、Oracle GoldenGateが長時間に及ぶトランザクションをチェックする頻度を制御します。
このパラメータは、OracleおよびSQL Serverに有効です。
WARNLONGTRANSを指定すると、Oracle GoldenGateは指定されたしきい値を満たすトランザクションを確認し、検出した最初のトランザクションをOracle GoldenGateエラー・ログ、Extractレポート・ファイル、およびシステム・ログにレポートします。デフォルトでは、Oracle GoldenGateはこの確認を5分ごとに繰り返します。
オープンしているトランザクションのリストのオンデマンド表示、トランザクション詳細のファイルへの出力、これらのトランザクションの中止またはトレイルへの強制的な書込みの方法を表示するには、SEND EXTRACTコマンドのオプションを使用します。
デフォルト
1時間(および別の処理スレッドを使用して5分間隔で確認)
構文
WARNLONGTRANS duration [, CHECKINTERVAL interval] [, NOUSETHREADS] [, USELASTREADTIME]
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duration -
オープンしているトランザクションを長時間に及ぶトランザクションとみなすまでの時間を設定します。durationは、整数およびそれに続く秒、分または時間を示す次のいずれかの形式の時間単位で指定されます。数値と単位の間にスペースを入れないでください。単位の大/小文字は区別されません。デフォルトは1時間です。
S|SEC|SECS|SECOND|SECONDS M|MIN|MINS|MINUTE|MINUTES H|HOUR|HOURS D|DAY|DAYS
有効なdurationの例は次のとおりです。
WARNLONGTRANS 1DAY WARNLONGTRANS 600sec WARNLONGTRANS 40s
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CHECKINTERVALinterval -
Oracle GoldenGateが
WARNLONGTRANSを満たすトランザクションを確認し、最も長時間に及ぶトランザクションをレポートする間隔を設定します。intervalは、整数およびそれに続く秒、分または時間を示す次のいずれかの形式の時間単位で指定されます。数値と単位の間にスペースを入れないでください。単位の大/小文字は区別されません。デフォルトは最小値の5分です。最小値は300、最大値は20000000です。S|SEC|SECS|SECOND|SECONDS M|MIN|MINS|MINUTE|MINUTES H|HOUR|HOURS D|DAY|DAYS
CHECKINTERVAL 1day CHECKINTERVAL 600SEC CHECKINTERVAL 2m
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NOUSETHREADS -
Oracleに有効です。
メイン・プロセス・スレッドによってモニタリングを実施することを指定します。デフォルトでは、パフォーマンスの理由で、モニタリングは個々のスレッドによって実施されます。
NOUSETHREADSは、システムがマルチスレッドをサポートしていない場合にのみ使用するようにしてください。 -
USELASTREADTIME -
Oracleに有効です。
トランザクションが長時間に及んでいるかどうかの判断基準として、Extractに常にOracle REDOログの最後の読取り時間を使用させます。デフォルトでは、ExtractはREDOログから読み取った最後のレコードのタイムスタンプを使用します。このパラメータは、
ARCHIVEDLOGONLYオプションを使用してTRANLOGOPTIONSでアーカイブ・ログ専用モードで実行しているExtractに適用されます。
例
NOUSETHREADS
親トピック: Oracle GoldenGateパラメータ