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Oracle® Fusion Middleware Oracle GoldenGate for Big Dataリリース・ノート
12c (12.3.1.1)
E85688-02
 

 

Oracle® Fusion Middleware

Oracle GoldenGate for Big Dataリリース・ノート

12c (12.3.1.1)

E85688-02(原本部品番号:E89327-01)

2017年8月

Oracle GoldenGate for Big Data 12cは、トランザクション・データをリアルタイムでビッグ・データ・システムにストリーミングし、ビジネス・インサイトの品質とタイミングを向上させます。このドキュメントには、Oracle GoldenGate for Big Dataのリリース12c (12.3.1.1)のリリース・ノートが含まれています。

トピック:

1.1 新しい機能と変更された機能

この項は、このリリースで発表された新機能、拡張された機能および変更された機能の概要です。

1.1.1 12.3.1.1.0 リリース - 2017年8月

  • Elasticsearch、Kafka ConnectおよびAmazon Kinesisのハンドラが、対応するターゲットに導入されています。

  • HBaseのバイト・フィールドのサポートが変更され、バイナリのソース・データがバイナリ・データとしてHBaseに移動されるようになりました。Base64には変換されなくなりました。

  • Kafka ConnectおよびKinesisのハンドラは、テンプレートを使用してKafkaトピックとメッセージ・キーを解決するように変更されました。新規の構成プロパティが導入され、いくつかの以前のプロパティが削除されました。

  • HDFSハンドラは、テンプレートを使用してHDFSファイル名を生成するように変更されました。新規の構成プロパティが導入され、いくつかの以前のプロパティが削除されました。

  • Cloudera CDHは、HBase 0.98.x以前との互換性を維持するため、CDHバージョン5.4.0でHBase 1.0.0に移行されました。CDHのHBaseクライアントは、Apache HBase 1.0.0とのバイナリ互換性がありませんでした。この変更により、HBaseハンドラを使用してバージョン5.4.xのCloudera HBaseに接続できます(HBaseハンドラは、HBase 1.0インタフェースを使用してJavaリフレクションを動的に使用するように構成されています)。

注意:

これらの新機能と既存機能のサポートの詳細は、サポート対象の理解を参照してください。

1.2 新しいプロパティまたは変更されたプロパティ

この項では、このリリースで初めて追加、変更またはドキュメントされたプロパティについて説明します。

1.2.1 初期リリース 12.3.1.1.0 - 2017年8月

  • HBaseハンドラが変更され、動的にJavaリフレクションを使用することで、バイナリ互換性のないメソッドを検索できます。

  • JSONフォーマッタのプロパティgg.handler.name.format.omitNullValuesが追加され、オプションで、出力からnullフィールドを省略できます。

  • テンプレートの使用をサポートするようにKafkaハンドラのプロパティが変更され、次のプロパティが追加されました。

    gg.handler.name.topicMappingTemplate
    gg.handler.name.keyMappingTemplate
    
    
  • gg.handler.name.fileNameMappingTemplateがHDFSハンドラに追加されました。

1.3 アップグレード

Oracle GoldenGate for Big Data 12c (12.3.1.1)にアップグレードするために選択可能なアップグレード・パスは2つあり、両方ともOracle GoldenGate for Big Dataのインストールおよびアップグレードで説明されています。

1.4 非推奨の項目

この項では、各リリースで非推奨となったアイテムをすべて示します。

1.4.1 リリース12.3.1.1.0 - 2017年8月

  • 次のKafkaハンドラ構成プロパティは非推奨となりました。

    gg.handler.name.TopicName
    gg.handler.name.ProducerRecordClass
    gg.handler.name.topicPartitioning
    
  • HDFSハンドラのgg.handler.name.fileSuffixプロパティは非推奨です。

1.5 修正された問題

この項では、各リリースで修正された問題点について説明します。Bug番号は、BugDBチケットの番号です。特定のチケットまたは問題に関する不明点は、Oracleサポートにお問い合せください。

1.5.1 初期リリース 12.3.1.1.0 - 2017年8月

Bug 25735642 - gg.handler.name.format.metacolsを使用するとReplicatが異常終了する

ユーザーがメタ列を出力構造に追加できるようにするフレームワークが追加されました。 このリリースでは、実装はJSON出力用のみです。

Bug 25064117 - HBase表が同期していない 

ソース・データベースのデータとHBaseのデータが同期しなくなることがあります。新規のgg.handler.name.setHbaseOperationTimestampプロパティを使用して、HBaseハンドラの行操作のタイムスタンプを設定できるようになりました。

Bug 22161028 - Javaアダプタによる無効な文字値の検証および置換

文字セットに準拠していない証跡レコード内の不正な入力文字を扱う場合、ReplicatでREPLACEBADCHARオプションを使用して修正処理を制御できるようになりました。

1.6 既知の問題

この項では、各リリースで特定された既知の問題と使用できる回避策について説明します。Bug番号は、BugDBチケットの番号です。特定のチケットまたは問題に関する不明点は、Oracleサポートにお問い合せください。

1.6.1 初期リリース 12.3.1.1.0 - 2017年8月

既知の問題はありません。

1.7 My Oracle Supportの利用

My Oracle Supportを使用して、顧客、パートナー、オラクル社の社員が報告したナレッジ・ソリューション、回避策、その他の情報を見つけることができます。My Oracle Supportで、サービス・リクエストをオープンすることもできます。サービス・リクエストを解決するためにパッチが必要な場合、My Oracle Supportからパッチをダウンロードする方法が指示されます。

注意:

Oracle GoldenGateを販売代理店から購入し、サポートを受ける場合は、My Oracle Supportからサービス・リクエストを作成せず、その代理店に問い合せてください。

1.7.1 Oracle GoldenGateナレッジ・ベースの表示

Oracle GoldenGateのナレッジ・ベースを表示するには、次の手順に従います。

  1. My Oracle Support Webサイト(http://support.oracle.com)を参照します。
  2. 言語を選択し、電子メールとOracleパスワードでログインします。
  3. 「Knowledge」タブをクリックします。
  4. 「Select a product or product line」フィールドで、GoldenGateと入力し、Oracle GoldenGate製品を状況依存リストから選択して結果を絞り込みます。(このリストが表示されるまで数秒間待機が必要な場合があります。)
  5. 「Enter search terms」フィールドで、検索キーワードまたは複数のキーワードを入力して、問合せを絞り込みます。

「Help」をクリックすると、このタブの使用方法の追加情報が取得されます。

1.7.2 Oracle GoldenGateサポート・リクエスト・チケットの作成

質問または問題に対する回答をナレッジ・ベースで見つけられない場合は、次の手順に従ってOracle Supportによるサポート・リクエスト・チケットオープンできます。

  1. My Oracle Support Webサイト(http://support.oracle.com)を参照します。
  2. 言語を選択し、資格証明でサインインします。このWebサイトを使用するための登録がまだの場合は、登録する必要があります。
  3. 「Service Requests」タブをクリックします。
  4. 「Create SR」をクリックします。
  5. Create Service Requestウィザードを使用して、SRを完了して送信します。「Help」をクリックすると、このタブの使用方法の追加情報が取得されます。

Oracle® Fusion Middleware Oracle GoldenGate for Big Dataリリース・ノート, 12c (12.3.1.1)

E85688-02

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Oracle GoldenGate for Big Data 12cは、トランザクション・データをリアルタイムでビッグ・データ・システムにストリーミングし、ビジネス・インサイトの品質とタイミングを向上させます。このドキュメントには、Oracle GoldenGate for Big Dataのリリース12c (12.3.1.1)のリリース・ノートが含まれています。

Oracleのアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWeb サイトhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docaccを参照してください。

Oracle Supportへのアクセス

サポートをご契約のお客様には、My Oracle Supportを通して電子支援サービスを提供しています。詳細情報はhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=infoか、聴覚に障害のあるお客様はhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trsを参照してください。

このマニュアルでは次の表記規則を使用します。

規則 意味

太字

太字は、操作に関連するグラフィカル・ユーザー・インタフェース要素("「ファイル」メニューから「保存」を選択します"など)を示します。太字は、本文中で定義されている用語および用語集に記載されている用語も示します。

イタリック

イタリック

イタリックは、ユーザーが特定の値を指定するプレースホルダ変数(パラメータ文TABLE table_nameなど)を示します。イタリックは、ドキュメントのタイトルおよび強調にも使用されます。

固定幅フォント

大文字の固定幅フォント

固定幅フォントは、ユーザー・イグジットやスクリプトなどのコードのコンポーネント、ファイルおよびデータベース・オブジェクトの名前、URLのパス、および画面に表示される入出力テキストを示します。大文字の固定幅フォントは、Oracle GoldenGateのパラメータ、コマンド、ユーザーが構成可能な関数およびSQLコマンドとキーワードを表すために使用されます。

大文字

通常フォントの大文字は、特別な場合を除き、ユーティリティの名前を表します。

{ }

構文内の中カッコは、パイプ記号で区切ったオプションのセットを囲み、その中の1つを選択する必要があることを表します。たとえば、{option1 | option2 | option3}です。

[ ]

構文内の大カッコは、オプションの要素を示します。たとえば、CLEANUP REPLICAT group_name [, SAVE count]という構文では、SAVE句がオプションです。オプション要素内の複数の要素は、パイプ記号で区切ります(例: [option1 | option2])。