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Oracle® Fusion Middleware Oracle Application Development FrameworkによるFusion Webアプリケーションの開発
12c (12.2.1.3.0)
E90376-03
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リリース12cにおけるこのマニュアルの新機能 (12.2.1.3.0)

次のトピックはOracle JDeveloperとOracle Application Development Framework (Oracle ADF)の新機能と変更された機能、およびこのガイドで説明されているその他の重要な変更点について概要を示しています。以前のJDeveloperリリースでは、このドキュメントは『Oracle Application Development Framework Fusion開発者ガイド』というタイトルでした。

リリース12c (12.2.1.3.0)の新機能と変更された機能

Oracle JDeveloperおよびOracle Application Development Framework (Oracle ADF)のOracle Fusion Middlewareリリース12c (12.2.1.3.0)には、次の新しい開発機能と変更された開発機能が含まれています。これらの機能について、このガイドで説明します。

  • ADFビジネス・コンポーネント

    • 新しいビュー・オブジェクト・レベル・トリガーでは、ビュー・オブジェクトのライフサイクルにおける特定のトリガー・ポイントに応じて実行されるビジネス・ロジックを実装する式をサポートしています。詳細は、「ビュー・レベル・トリガーの使用」の項を参照してください。

  • ADF REST

    • RESTリソース用のデフォルトのADF RESTフレームワーク・バージョンを宣言するための新しい設計時サポートにより、サービス・クライアントは、新機能および拡張機能(ADF RESTランタイム・フレームワークのバージョン2で提供される拡張問合せ機能など)を実行時に利用できます。リクエストを処理するデフォルトのフレームワーク・バージョンを宣言することで、RESTアプリケーション開発者は準備が整えば特定のADF RESTフレームワークで導入される機能を選択できます。デフォルトのADF RESTフレームワーク・バージョンは、adf-config.xmlファイルでアプリケーション別に宣言されます。JDeveloperリリース12.2.1.2.0以降には、フレームワーク・バージョン1、2および3が存在します。この機能更新は最初に12.2.1.2ドキュメント・ライブラリの更新で発表されたものですが、12.2.1.2リリースでこの情報を参照していない可能性のあるユーザー向けに、ここで同じ内容を記載しています。詳細は、「ADF RESTランタイム・フレームワークのバージョニング」を参照してください。

    • ADF RESTリソース・リクエストにより発生したADF RESTリソース・ペイロードのキャッシュ継続期間を細かく制御できるようにする、新しい設計時サポート。RESTリソース概要エディタで、リソースのルートで秒単位のキャッシュ制御を構成できます。実行時、キャッシュ設定によって、HTTPレスポンスでリソース・ペイロードをキャッシュ/格納する中間プロキシを回避できます。詳細は、「ADF RESTリソースのキャッシュを制御する方法」を参照してください。

    • ADF RESTリソースのサービス・クライアントでは、ADF RESTランタイム・フレームワークのバージョン2で提供される拡張問合せ機能など、新機能または拡張機能を利用するために異なるペイロード形式の引渡しが必要になることがあります。フレームワーク・バージョンとは、特定のOracle JDeveloperリリースから使用可能なADF RESTフレームワークの特定のバージョンのことを指します。この機能更新は最初に12.2.1.2ドキュメント・ライブラリの更新で発表されたものですが、12.2.1.2リリースでこの情報を参照していない可能性のあるユーザー向けに、ここで同じ内容を記載しています。詳細は、「ADF RESTフレームワーク・バージョンの使用」を参照してください。

    • 新しいカスタム・ヘッダーREST-Framework-Versionにより、サービス・クライアントは、実行時にリクエストの処理に使用するADF RESTフレームワークの特定バージョンを指定できます。バージョン・ヘッダーに渡されたADF RESTフレームワーク・バージョンにより、adf-config.xmlファイルでアプリケーション別に定義されたデフォルトのフレームワーク宣言はオーバーライドされます。この機能変更は最初に12.2.1.2ドキュメント・ライブラリの更新で発表されたものですが、12.2.1.2リリースでこの情報を参照していない可能性のあるユーザー向けに、ここで同じ内容を記載しています。「ADF REST HTTPヘッダー・サポート」を参照してください。

    • ADF RESTデザイン・タイムの新しいリソース・タグServiceConfiguration Visibilityでは、実行時にADF RESTリソースをカタログ記述から非表示にすることをサポートしています。この機能更新は最初に12.2.1.2ドキュメント・ライブラリの更新で発表されたものですが、12.2.1.2リリースでこの情報を参照していない可能性のあるユーザー向けに、ここで同じ内容を記載しています。「カタログ記述からリソースを非表示にする方法」の項を参照してください。

    • ADF RESTデザイン・タイムの新しいフラグrestV1QueryCaseSensitiveでは、問合せ(q)パラメータを使用するGETリクエストに対して、実行時に大/小文字を区別しない検索を強制することをサポートしています。デフォルトの動作では、問合せパラメータ式で使用されるリソース・アイテム名の大/小文字の区別が強制されます。この機能更新は最初に12.2.1.2ドキュメント・ライブラリの更新で発表されたものですが、12.2.1.2リリースでこの情報を参照していない可能性のあるユーザー向けに、ここで同じ内容を記載しています。「リソース・コレクション問合せ操作の大/小文字区別に関する必知事項」の項を参照してください。

  • データ視覚化テクノロジ(DVT)

    • DVTでは、ADFデータ・コントロールに依存してデータ・バインディングを行う時系列コンポーネントがサポートされるようになりました。時系列は、ユーザーが日付ベースのイベントを時間順に表示し、定義された時間範囲内を簡単に前後に移動することを可能にする対話型のデータ視覚化ツールです。「データバインドされた時系列の作成」の項を参照してください。

リリース12c (12.2.1.3.0)に関するこのドキュメントにおけるその他の大きな変更

リリース12c (12.2.1.3.0)について、このドキュメントの一部が更新されています。次の表に、追加または変更された項を示します。

第II部 ビジネス・サービスの構築

  • appendViewCriteria() APIの使用方法を明確にするために、項を改訂し、コード・サンプルにその使用方法を追加しました。「Groovy式を使用したプログラムによるビュー基準の作成に関する必知事項」の項を参照してください。

  • buildCriteria() APIの使用方法を追加するために、項を改訂し、コード・サンプルにその使用方法を追加しました。「プログラムによるビュー基準の作成方法」の項を参照してください。

  • データの更新をサポートするためにエンティティ・オブジェクトの慣用名が定義されていないビュー・オブジェクトを後で変更することはできず、常に読取り専用のままである必要があることを明確にするため項が改訂されました。この機能更新は最初に12.2.1.2ドキュメント・ライブラリの更新で発表されたものですが、12.2.1.2リリースでこの情報を参照していない可能性のあるユーザー向けに、ここで同じ内容を記載しています。「ビュー・オブジェクトについて」の項を参照してください。

  • ADF RESTリソースのバッキング・ビュー・オブジェクト属性で定義されたカスタム・プロパティをリソース記述から非表示にする方法を説明するために、項を改訂しました。「ADF RESTリソース表現およびメソッドのカスタマイズ」の項を参照してください。

  • ADFランタイムの制限について説明する項が改訂されました。アプリケーション開発者は、単一のSQLスタイルを使用して、同じ管理対象サーバー上で実行する必要のあるすべてのADFアプリケーションのADFビジネス・コンポーネント・プロジェクトを初期化する必要があります。この機能更新は最初に12.2.1.2ドキュメント・ライブラリの更新で発表されたものですが、12.2.1.2リリースでこの情報を参照していない可能性のあるユーザー向けに、ここで同じ内容を記載しています。「データベース接続を使用してデータ・モデル・プロジェクトを初期化する方法」および「アプリケーション・サーバーまたはデータベース依存性に関する必知事項」の項を参照してください。

  • 注釈@AllowUntrustedScriptAccessを使用して、ADF GroovyスクリプトがADFビジネス・コンポーネント実装クラスからカスタムJava APIを呼び出せるようにする方法を明確にするために、項を改訂しました。この機能更新は最初に12.2.1.2ドキュメント・ライブラリの更新で発表されたものですが、12.2.1.2リリースでこの情報を参照していない可能性のあるユーザー向けに、ここで同じ内容を記載しています。「信頼できないGroovy式に関する必知事項」および「エンティティ・レベルのトリガーを使用したビジネス・ルールの実装方法」を参照してください。

  • すべてのLOV属性ビュー・アクセッサがエンティティ・オブジェクトの属性ではなくビュー・オブジェクトに基づいている必要があるというADF RESTフレームワークの要件を説明する項が改訂されました。「ADF RESTリソースのLOVアクセッサに関する必知事項」の項を参照してください。

  • ADF RESTフレームワークの既存のバージョンと、ADF RESTアプリケーションで宣言されている場合に各バージョンによってADF RESTサービス・クライアントにもたらされる利点を説明する項が追加されました。この機能更新は最初に12.2.1.2ドキュメント・ライブラリの更新で発表されたものですが、12.2.1.2リリースでこの情報を参照していない可能性のあるユーザー向けに、ここで同じ内容を記載しています。「ADF RESTフレームワークのバージョニングに関する必知事項」の項を参照してください。

  • ADF RESTフレームワークのバージョン2で導入された拡張問合せ機能(RowMatch式構文とも呼ばれる)を説明する項が追加されました。この機能更新は最初に12.2.1.2ドキュメント・ライブラリの更新で発表されたものですが、12.2.1.2リリースでこの情報を参照していない可能性のあるユーザー向けに、ここで同じ内容を記載しています。「ADF RESTフレームワーク・バージョン2の拡張問合せ構文に関する必知事項」を参照してください。

第III部 ADFモデル・レイヤーの使用

  • 拡張問合せ機能を使用してADF RESTリソースを取得するGETリクエストを説明する項が改訂されました。ADF RESTフレームワークのバージョン2で導入されたこの問合せ機能では、RowMatch式がサポートされます。この機能変更は最初に12.2.1.2ドキュメント・ライブラリの更新で発表されたものですが、12.2.1.2リリースでこの情報を参照していない可能性のあるユーザー向けに、ここで同じ内容を記載しています。「問合せパラメータによるリソース・コレクションのフィルタ処理」を参照してください。

  • 子リソース・アイテムをリソース・アイテムの配列としてではなくリソース・コレクションとして返すペイロード構造を使用して、ネストされた子リソースを取得するGETリクエストを説明する項が改訂されました。ADF RESTフレームワークのバージョン3で導入されたこの機能では、ネストされた子リソースのページ区切りがサポートされます。この機能変更は最初に12.2.1.2ドキュメント・ライブラリの更新で発表されたものですが、12.2.1.2リリースでこの情報を参照していない可能性のあるユーザー向けに、ここで同じ内容を記載しています。「ネストされた子リソースのフェッチ」および「属性のフィルタ処理による問合せ(部分取得)」を参照してください。

  • 次の変更を説明する「GETメソッドの操作」の項が改訂されました。

    • ADF RESTフレームワーク・バージョン1で問合せパラメータ構文を使用する場合、文字列一致フィルタを空白文字で明示的に区切るための要件を説明します。この要件は、フレームワーク・バージョン2以降の問合せ構文には適用されません。

    • ADF RESTフレームワーク・バージョン2 (以降)で導入されたGETリクエストでの問合せパラメータ構文の変更を説明します。この機能変更は最初に12.2.1.2ドキュメント・ライブラリの更新で発表されたものですが、12.2.1.2リリースでこの情報を参照していない可能性のあるユーザー向けに、ここで同じ内容を記載しています。

    • GETリクエストの問合せパラメータ構文で使用する演算子およびfor each演算子でサポートされる有効なADF RESTデータ型を説明します。この機能変更は最初に12.2.1.2ドキュメント・ライブラリの更新で発表されたものですが、12.2.1.2リリースでこの情報を参照していない可能性のあるユーザー向けに、ここで同じ内容を記載しています。

第IV部 ADFタスク・フローの作成

第VI部 アプリケーションの完成