Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Edition XMLスキーマ・リファレンス 12c(12.2.1) E70039-01 |
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この章では、Oracle Metadata ServicesおよびOracle BIリポジトリと互換性があるXML形式である、Oracle BIサーバーのMDS XMLについて説明します。Oracle Business Intelligenceには、Oracle BIリポジトリのメタデータをMDS XML形式のXMLドキュメントのセットとして保存する機能が用意されています。
この機能により、Oracle BIリポジトリの開発用にサード・パーティのソース・コントロール管理(SCM)システムを統合して使用できます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionメタデータ・リポジトリ作成者ガイド』のリポジトリ開発のためのソース・コントロール管理システムの使用方法に関する項を参照してください。
注意: MDS XML形式は、Oracle BIサーバーXML APIで生成されるXMLとは異なる形式です。このAPIでは、Oracle BIリポジトリのメタデータが1つのXMLファイルに生成されます。Oracle BIサーバーXML APIの詳細は、第6章「Oracle BIサーバーXML APIについて」を参照してください。 |
この章は、次の項で構成されています。
Oracle BIサーバーのMDS XMLリポジトリ・ファイルの内容および構造は、次のスキーマ要素ファイルで定義されます。
xudml_mds_admin.xsdおよびxudml_mds.xsd
これらのファイルには、リポジトリ要素に関するMDS XMLの基本的な文法が含まれています。
xudml_mds_core.xsd
このファイルには、リポジトリ要素と属性に関するMDS XMLの詳細な文法、および要素間の関係が含まれています。
これらのファイルは次の場所にあります。
ORACLE_HOME/bi/bifoundation/server/bin
MDS XMLメタデータ・オブジェクトの関係を確認する際にこれらのファイルを表示できますが、変更することはできません。
管理ツール内で、またはコマンドライン・ユーティリティを使用して、既存のリポジトリ・ファイルからMDS XMLを生成できます。
この項の内容は、次のとおりです。
次の手順を実行し、管理ツールを使用して既存のリポジトリ・ファイルからMDS XMLを生成します。
管理ツールで、既存のリポジトリ・ファイル(RPD)をオフライン・モードで開きます。
「ファイル」を選択し、「名前を付けて保存」を選択し、「MDS XMLドキュメント」を選択します。
MDS XMLリポジトリ・ファイルのルートの場所を選択し、「OK」をクリックします。
出力ファイルは、次のパスの下の各ディレクトリに生成されます。
root_location
/oracle/bi/server/base
生成されるディレクトリの数は、リポジトリの複雑さによって異なります。
C:\SampleApp_MDSをルートの場所として選択した場合の出力ディレクトリの構造は、図1-1のようになります。
Oracle Business Intelligenceには、リポジトリ・ファイルからMDS XML出力を生成するためのbiserverxmlgen
コマンドライン・ユーティリティが用意されています。
biserverxmlgen
ユーティリティの場所は次のとおりです。
ORACLE_HOME/user_projects/domains/bi/bitools/bin
コマンド・プロンプトで、引数やパラメータを指定せずにbiserverxmlgen
を実行すると、使用方法を表示できます。
またはコマンド・プロンプトで、biserverxmlgen
を入力して、次に示されているように任意のオプションを指定して既存のリポジトリ・ファイルからMDS XML出力を生成します。
biserverxmlgen -M -R repository_pathname [-P password] pathname {-O output_script_pathname | -D directory_name | -Z output_RPD_name} [-8] [-N] [{-Q | -S | -L | -C}] [-V variable_list_pathname] [-X] [-U output_RPD_password][-B]
各項目の意味は次のとおりです。
-M
はMDS XMLを出力することを指定します。
repository_pathname
は、MDS XMLを生成するリポジトリ・ファイルの名前と場所です。
password
はリポジトリのパスワードです。
パスワード引数はオプションです。パスワード引数を指定しない場合は、コマンド実行時にパスワードを入力するように求められます。セキュリティ侵害のリスクを最小限にとどめるために、パスワード引数をコマンドラインやスクリプトで指定しないことをお薦めします。パスワード引数のサポートは下位互換性の保持を目的としており、将来のリリースでは削除される予定です。スクリプト上の理由から、標準入力によってパスワードを指定できます。
output_script_pathname
は、biserverxmlgenによって作成されたXMLファイルの名前と場所です。デフォルトでは、このファイルにはすべてのオブジェクトのXMLが含まれます。しかし、-C
オプションを使用すると、このファイルには接続プールとその相対変数のXUDMLのみが含まれます。
directory_name
は、MDS XML出力の生成先ディレクトリの名前と場所です。
ouput_RPD_name
はリポジトリ出力ファイルの名前です。この出力ファイルには、接続プール情報が含まれていません。このオプションを指定した場合、オプションで-X
を指定することもできます。このオプションを指定した場合、-U
[ouput_RPD_password]
を含める必要があります。
生成するXMLファイルでUTF-8を使用するには、-8
を指定します。-8
を指定しない場合は、生成されるXMLファイルにデフォルトでANSI ISO-8859-1エンコーディングが使用されます。
-N
を指定すると、アップグレードID (uid)なしで出力が生成されます。これらはオブジェクトの内部識別子です。古いアップグレードIDを使用せずに新規リポジトリ・ファイルを作成する場合に使用します。XMLを生成している場合、このオプションを使用しないでください。XMLを生成していない場合、かわりに-N
を使用してください。
次のオプションのいずれかを使用して、セキュリティ・オブジェクト、プレゼンテーション・オブジェクトまたは接続プールの生成を制御できます。オプションを複数指定すると、エラーが発生します。
-Q
を使用すると、セキュリティ・オブジェクトなしで出力が生成されます。
-S
を使用すると、セキュリティ・オブジェクトのみの出力が生成されます。
-L
を使用すると、プレゼンテーション・オブジェクトのリストのみが生成されます。
-C
を使用すると、接続プールとその接続プールと相対的な変数に対するスクリプトのみが生成されます。
variable_list_pathname
は、必要に応じて-C
とともに使用します。これは、指定した変数の生成に使用される変数リストが含まれるファイル名です。このオプションを指定すると、接続プール、その接続プールと相対的な変数、ファイルからの変数が生成されます。
-X
を使用すると、接続プール情報なしでXUDMLが生成されます。このオプションを指定した場合、オプションで-Z
[ouput_RPD_name]
オプションを指定できます。
output_rpd_password
は出力しているリポジトリのパスワードです。-Z
[ouput_RPD_name]
を指定した場合、このオプションを含める必要があります。
-B
を使用すると、XUDML生成のためにアップグレードID(uid)の重複名が再生成されます。
biserverxmlexec
コマンドライン・ユーティリティを使用すると、オフライン・モードでMDS XMLを実行して、リポジトリ・ファイルを作成または変更できます。このユーティリティは、MDS XMLドキュメントのセットからリポジトリ・ファイル(RPD)全体を生成するか、またはMDS XMLで指定された変更を適用することによって、既存のリポジトリ・ファイルを変更できます。入力されたMDS XMLは、MDS XMLスキーマに対して検証されます。RPDとMDS XMLドキュメントの両方に存在するオブジェクトは、MDS XMLの対応するオブジェクト定義によって上書きされます。MDS XMLドキュメントでは同じオブジェクトを二度定義できないことに注意してください。
biserverxmlexec
の場所は次のとおりです。
ORACLE_HOME/user_projects/domains/bi/bitools/bin
biserverxmlexec
を使用してMDS XMLを実行するには、コマンド・プロンプトで次を実行します。
biserverxmlexec [-P rpd_password] {-I input_script_filename | -D MDS_XML_document_directory | -X cust_directory} [-S MDS_XML_password] [-B base_repository_pathname] -O output_repository_pathname [-M] [-E] [-C] [-N] [-R]
各項目の意味は次のとおりです。
rpd_password
は、RPDファイルのパスワードです。ベース・リポジトリを指定している場合は、ベース・リポジトリのリポジトリ・パスワードを入力します。ベース・リポジトリを指定していない場合は新しいリポジトリに使用するパスワードを入力します。
パスワード引数はオプションです。パスワード引数を指定しない場合は、コマンド実行時にパスワードを入力するように求められます。セキュリティ侵害のリスクを最小限にとどめるために、パスワード引数をコマンドラインやスクリプトで指定しないことをお薦めします。パスワード引数のサポートは下位互換性の保持を目的としており、将来のリリースでは削除される予定です。スクリプト上の理由から、標準入力によってパスワードを指定できます。
input_script_filename
は入力XUDML/MDS XMLファイルのパスです。
MDS_XML_document_directory
は、入力されたMDS XMLドキュメントの場所です。
cust_directory
はOracle BIサーバーのサービス・インスタンスにあるカスタマイズ・フォルダのパスです。このフォルダには複数のアクションXMLグループが含まれています。customization_order.xmlファイルにより、カスタマイズが適用される順序が決定されます。
MDS_XML_password
は、MDS XMLドキュメントのセットのパスワードです。MDS XMLドキュメントのセットが[-P rpd_password]に対して指定されたパスワードと異なる場合は、[-S MDS_XML_password]を指定するだけで済みます。-C
を指定して、MDS XMLドキュメントのパスワードのチェックを回避できることにも注意してください。
MDS_XML_password引数はオプションです。MDS XMLパスワードの引数を渡さない場合、およびMDS XMLドキュメントのセットのパスワードが[-P rpd_password]に対して指定したパスワードと異なる場合、コマンド実行時にMDS XMLパスワードを入力するように求められます(-C
を指定していない場合)。セキュリティ侵害のリスクを最小限にとどめるために、パスワード引数をコマンドラインやスクリプトで指定しないことをお薦めします。パスワード引数のサポートは下位互換性の保持を目的としており、将来のリリースでは削除される予定です。スクリプト上の理由から、標準入力によってパスワードを指定できます。
base_repository_pathname
は、MDS XMLドキュメントのセットを使用して変更する既存のリポジトリ・ファイルです(オプション)。MDS XMLから新しいリポジトリ・ファイルを生成する場合は、この引数を指定しないでください。
output_repository_pathname
は、生成するRPD出力ファイルの名前と場所です。新しいRPDを生成するかどうか、または既存のベース・リポジトリを変更するかどうかに関係なく、出力リポジトリを指定する必要があることに注意してください。ベース・リポジトリでMDS XMLを実行した結果として生じた変更内容は、ベース・リポジトリではなく、指定された出力リポジトリに格納されます。
MDS XMLドキュメントを実行するには、-M
を指定します。-D
MDS_XML_document_directoryを指定した場合、-M
引数は必要ありません。すべてのオブジェクト定義を含む単一のMDS XMLファイルがある場合は、-M
を指定するだけで済みます。
式解析エラーが発生した場合にRPD出力ファイルを作成せずに終了するには、-E
を指定します。
MDS XMLパスワードの入力を求めるプロンプトをスキップするには、-C
を指定します。このオプションを使用すると、出力RPDからすべての接続プールのパスワードが削除されます。
致命的でないXUDMLエラーをすべて無視するには、-N
を指定します。
リポジトリへの変更を適用する前にXML変換を無効化するには、-R
を指定します。
例
次の例は、入力されたMDS XMLドキュメント・ディレクトリに基づきrp1という新規リポジトリを作成します。
biserverxmlexec -D C:\MDS_dir -O rp1.rpd Give password: my_rpd_password
次の例は、既存のリポジトリ(rp1)のCustom_dirディレクトリのアクションXMLカスタマイズを使用して、rp2という新規リポジトリを作成します。
biserverxmlexec -P my_rpd_password -X C:\Custom_dir -B rp1.rpd -O rp2.rpd
この項では、Description、nameおよびmsidなど、汎用的な共通要素と属性について説明します。Oracle BIサーバーのMDS XMLスキーマ(.xsdファイル)では、これらの要素と属性はobject_t
要素に定義されます。
共通要素はDescription要素のみです。この要素は、特定のオブジェクトを説明するテキスト文字列を保持できます。例:
<Description> <![CDATA[ Generated by Time Series Wizard ]]> </Description>
object_t
要素で定義される共通属性は9個あります。表1-1に、これらの属性を示します。
表1-1 object_tの共通MDS XML属性
属性名 | 説明 |
---|---|
name |
オブジェクトの名前。 |
id |
MDS XMLには使用されません。 |
mdsid |
37文字のユニバーサル・ユニーク識別子です。 |
iconIndex |
管理ツールのオブジェクトのアイコンに対する索引番号。 |
isDefaultReadable |
|
isDefaultReadWriteable |
|
isDefaultDeletable |
|
isDefaultGrantable |
|
isDefaultAll |
|
object_t
に定義する共通属性に加えて、追加の共通属性はref_t
に定義します。この属性は、あるオブジェクトが他の1つ以上のオブジェクトを参照する場合に使用します。たとえば、ビジネス・モデル・オブジェクトは、サブ要素のRefLogicalDisplayFolder
を使用して、そのビジネス・モデルに含まれている論理表示フォルダを参照します。
参照されるすべてのサブ要素は、表1-2に示す同一の共通属性refIdを持ちます。
この項では、MDS XML識別子の使用、およびF2 Coupon Usagesという論理表の参照属性について説明します。
論理表F2 Coupon Usagesには次のプロパティがあります。
列ORDER_IDを含む4つの論理列があります。
1つの論理キーCUSTOMER_IDがあり、この論理キーは1つの論理列ORDER_IDで構成されます。
ビジネス・モデルFusion Order Demoに含まれます。
1つの論理表ソースCOUPON_USAGESを持ちます。
この例で使用するMDS XML要素は、3つの異なるMDS XMLファイルに存在します。1つのファイルには論理表の要素が、他の2つのファイルには関連するビジネス・モデルと論理表ソースの要素が記述されています。
この例では、論理表のファイル、特に関連した要素や属性に対するファイル内での参照に焦点を当てます。ビジネス・モデルと論理表ソースのファイルの詳細は、この論理表との関係においてのみ示します。
次の図は、これら3つのファイルを強調表示しています。これはOracle BIリポジトリからMDS XMLを生成するときに作成される一般的なディレクトリ構造です。
ここでは、メインの論理表ファイルである
F2 Coupon Usages_80cbbde8-07f3-0000-714b-e31d00000000.xml
の内容を、この論理表のmdsidを強調表示して示しています(イタリック体の行番号は、後続の各項での要素タグの識別を容易にするために挿入されています)。
1 <?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?> 2 <LogicalTable mdsid="m80cbbde8-07f3-0000-714b-e31d00000000" 3 name="F2 Coupon Usages" 4 xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance" 5 xmlns="http://www.oracle.com/obis/repository" 6 x="133" y="378" 7 subjectAreaRef="/oracle/bi/server/base/BusinessModel 8 /Fusion Order Demo_80cbbdd2-07d0-0000-714b-e31d00000000.xml# 9 m80cbbdd2-07d0-0000-714b-e31d00000000"> 10 <LogicalColumn mdsid="m80cbbefc-07d6-0000-714b-e31d00000000" 11 name="Applied Date" isWriteable="false"> 12 </LogicalColumn> 13 <LogicalColumn mdsid="m80cbbeff-07d6-0000-714b-e31d00000000" 14 name="# of Customers" isWriteable="false"> 15 </LogicalColumn> 16 <LogicalColumn mdsid="m80cbbf00-07d6-0000-714b-e31d00000000" 17 name="# of Coupons and Discounts" isWriteable="false"> 18 </LogicalColumn> 19 <LogicalColumn mdsid="m80cbbf04-07d6-0000-714b-e31d00000000" 20 name="Order ID" isWriteable="false"> 21 </LogicalColumn> 22 <LogicalKey mdsid="m80cbbf39-07d8-0000-714b-e31d00000000" 23 name="CUSTOMER_ID" isPrimary="true"> 24 <RefColumns> 25 <RefLogicalColumn 26 refId="m80cbbf39-07d8-0000-714b-e31d00000000- 27 m80cbbf04-07d6-0000-714b-e31d00000000" 28 logicalColumnRef="/oracle/bi/server/base/LogicalTable 29 /F2 Coupon Usages_80cbbde8-07f3-0000-714b-e31d00000000.xml# 30 m80cbbf04-07d6-0000-714b-e31d00000000" /> 31 </RefColumns> 32 </LogicalKey> 33 <RefTableSources> 34 <RefLogicalTableSource 35 refId="m80cbbde8-07f3-0000-714b-e31d00000000- 36 m80cbc055-07f5-0000-714b-e31d00000000" 37 logicalTableSourceRef= 38 "/oracle/bi/server/base/LogicalTableSource 39 /COUPON_USAGES_80cbc055-07f5-0000-714b-e31d00000000.xml# 40 m80cbc055-07f5-0000-714b-e31d00000000" /> 41 </RefTableSources> 42 </LogicalTable>
論理表からビジネス・モデルへの参照
subjectAreaRef
属性(7~9行目)は、関連するビジネス・モデルを記述したファイルおよびmdsidを指しています。
7 subjectAreaRef="/oracle/bi/server/base/BusinessModel 8 /Fusion Order Demo_80cbbdd2-07d0-0000-714b-e31d00000000.xml# 9 m80cbbdd2-07d0-0000-714b-e31d00000000">
ビジネス・モデルのmdsidの大部分がファイル名に含まれることを確認してください。
ビジネス・モデルのファイル(ここでは内容を省略しています)にはBusinessModel
タグがあり、ここにビジネス・モデルのmdsid属性が含まれます。
<BusinessModel mdsid="m80cbbdd2-07d0-0000-714b-e31d00000000"
name="Fusion Order Demo" .....
(現在の論理表での)論理キーから論理列への参照
論理キー・タグ(22~32行目)には論理キーのmdsidが含まれます。
22 <LogicalKey mdsid="m80cbbf39-07d8-0000-714b-e31d00000000" 23 name="CUSTOMER_ID" ...
一般に、論理キーは複数の論理列で構成されます。この例では、論理キーCUSTOMER_IDは1つの論理列ORDER_IDで構成されています。
論理キーCUSTOMER_IDの論理列は、RefColumns
タグ(24~31行目)、具体的にはRefLogicalColumn
サブ要素で参照されます。
24 <RefColumns> 25 <RefLogicalColumn 26 refId="m80cbbf39-07d8-0000-714b-e31d00000000- 27 m80cbbf04-07d6-0000-714b-e31d00000000" 28 logicalColumnRef="/oracle/bi/server/base/LogicalTable 29 /F2 Coupon Usages_80cbbde8-07f3-0000-714b-e31d00000000.xml# 30 m80cbbf04-07d6-0000-714b-e31d00000000" /> 31 </RefColumns>
logicalColumnRef
タグ(28~30行目)は、現在の論理表ファイル(28~29行目)と、論理キーを構成する論理表内の論理列を記述するmdsid(30行目)を指しています。
この論理列のmdsid(30行目)は、LogicalColumn
タグ(19~21行目)のmdsidを参照しています。このタグは、現在の論理表ファイル内のLogicalKey
タグの直前に出現します。
19 <LogicalColumn mdsid="m80cbbf04-07d6-0000-714b-e31d00000000" 20 name="Order ID" ...
論理表のRefLogicalColumn
サブ要素のrefId
値(26~27行目)を次に示します。
26 refId="m80cbbf39-07d8-0000-714b-e31d00000000- 27 m80cbbf04-07d6-0000-714b-e31d00000000"
これは、論理キー自体のmdsid(論理表ファイルの22行目にあり、このトピックの始めの部分に太字で示されています)と、参照先の論理列のmdsid(論理表ファイルの19行目にあり、このトピックの本文中に太字で示されています)を「-」で結合して構成されています。
論理表から論理表ソースへの参照
一般に、論理表は複数の論理表ソースを参照します。この例では、論理表F2 Coupon Usagesは1つの論理表ソースCOUPON_USAGESを参照しています。
RefTableSources
タグ(33~41行目)は、LogicalTable
タグの子要素です。論理表ソースへの明示的参照は、RefLogicalTableSource
サブ要素内で行われます。
33 <RefTableSources> 34 <RefLogicalTableSource 35 refId="m80cbbde8-07f3-0000-714b-e31d00000000- 36 m80cbc055-07f5-0000-714b-e31d00000000" 37 logicalTableSourceRef= 38 "/oracle/bi/server/base/LogicalTableSource 39 /COUPON_USAGES_80cbc055-07f5-0000-714b-e31d00000000.xml# 40 m80cbc055-07f5-0000-714b-e31d00000000" /> 41 </RefTableSources>
logicalTableSourceRef
(37~40行目)は、論理表ソースを記述するファイルとmdsidを指しています(論理表ソースのmdsidの大部分がファイル名に含まれることを確認してください)。
論理表ソースのファイル(ここでは内容を省略しています)にはLogicalTableSource
タグがあり、ここに論理表ソースのmdsidが含まれます。
<LogicalTableSource mdsid="m80cbc055-07f5-0000-714b-e31d00000000"
name="COUPON_USAGES" ...
論理表のRefLogicalTableSource
サブ要素のrefId
値(35~36行目)を次に示します。
35 refId="m80cbbde8-07f3-0000-714b-e31d00000000- 36 m80cbc055-07f5-0000-714b-e31d00000000"
これは、論理表自体のmdsid(第1.5項「例: MDS XMLの論理表要素の分析」の始めの部分にある論理表ファイルの2行目に太字で示されています)と、論理表ソースのmdsid(このトピックの本文中に太字で示されています)を「-」で結合して構成されています。
XMLスキーマ参照ユーザーに関係のあるトピックが他のガイドでも取り上げられています。表1-3に、これらのトピックとその詳細の参照先を示します。
表1-3 他のガイドで取り上げられているトピック
トピック | 詳細の参照先 |
---|---|
Oracle BI管理ツールの使用によるOracle BIリポジトリの設計および作成 |
Oracle Fusion Middleware Metadata Oracle Business Intelligence Enterprise Editionリポジトリ作成者ガイド |
リポジトリ開発のためのソース・コントロール管理システムの使用方法 |
Oracle Fusion Middleware Metadata Oracle Business Intelligence Enterprise Editionリポジトリ作成者ガイド |
Oracle Business Intelligenceプロセスの開始と停止 |
Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionシステム管理者ガイド |
Oracle BIサーバーWebサービスの使用 |
Oracle Fusion Middlewareインテグレータ・ガイド for Oracle Business Intelligence Enterprise Edition |
Fusion Middleware ControlおよびNQSConfig.INIでのリポジトリ開発に関連する構成設定の管理 |
Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionシステム管理者ガイド |
ユーザー、グループおよびアプリケーション・ロールの管理 |
Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionセキュリティ・ガイド |
テスト環境から本番環境への移行 |
『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』 |
Oracle BIサーバーのDSNの設定 |
Oracle Fusion Middlewareインテグレータ・ガイド for Oracle Business Intelligence Enterprise Edition |
ロギングの管理 |
Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionシステム管理者ガイド |
Oracle WebLogic Serverの管理に関する一般情報 |
『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』 |
ハードウェアとソフトウェアの要件、プラットフォーム、データベースおよびその他の情報の詳細は、システム要件と動作要件のドキュメントを参照してください。いずれのドキュメントもOracle Technology Network (OTN)から入手できます。
システム要件のドキュメントには、ハードウェアとソフトウェアの要件、ディスク領域とメモリーの最小要件、必要なシステム・ライブラリ、パッケージまたはパッチなどの情報が記載されています。
http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/fusion-requirements-100147.html
動作要件に関するドキュメントには、サポートされるインストール・タイプ、プラットフォーム、オペレーティング・システム、データベース、JDKおよびサード・パーティ製品が記載されています。
http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/fusion-certification-100350.html