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Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Publisher開発者ガイド
12c (12.2.1)
E70034-01
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2Oracle BI PublisherのWebサービスのデータ型

この章では、Oracle BI PublisherのWebサービスが使用または定義するデータ型の詳細について説明します。

この章には次の項目があります。

2.1 ベース・データ型

Oracle BI PublisherのWebサービスでは、次のベース・データ型が使用されます。

表2-1 ベース・データ型

ベース型 説明

xsd:boolean

ブール

true、false

xsd:dateTime

日付と時間

2007-10-26T21:32:52

xsd:int

整数

23

xsd:string

文字列

Home/Shared/HR Reports/Salary Report

xsd:base64Binary

64ビットのバイナリ値

PDFやHTMLのレポートなどのドキュメント


2.2 XMLデータ型とJavaデータ型とのマッピング

BI PublisherのWebサービスでは、ドキュメント/リテラル形式が使用されます。WebサービスのXMLスキーマ・データ型とJavaデータ型のマッピングは、SOAP開発環境によって異なります。次の表に、Oracle JDeveloper環境におけるマッピングを示します。

表2-2 XMLデータ型とJavaデータ型とのマッピング

ベース型 Oracle JDeveloper

xsd:boolean

java.lang.Boolean

xsd:dateTime

java.util.Date

xsd:int

java.lang.Integer

xsd:string

java.lang.String

xsd:base64Binary

java.lang.Byte


2.3 複合データ型

Oracle BI PublisherのWebサービスは、次の複合データ型を定義して使用します。

2.3.1 ArrayOf_xsd_string

このデータ型は、カタログ内に含まれるオブジェクトなどの文字列の配列を保持します。

表2-3 ArrayOf_xsd_stringにより使用可能になるフィールド

フィールド 説明

String[] item

文字列の配列。


2.3.2 ArrayOfEMailDeliveryOption

このデータ型は、EMailDeliveryOptionオブジェクトの配列を保持します。

表2-4 ArrayOfEMailDeliveryOptionにより使用可能になるフィールド

フィールド 説明

EMailDeliveryOption[] item

第2.3.23項「EMailDeliveryOption」を参照してください。


2.3.3 ArrayOfFaxDeliveryOption

このデータ型は、FaxDeliveryOptionオブジェクトの配列を保持します。

表2-5 ArrayOfFaxDeliveryOptionにより使用可能になるフィールド

フィールド 説明

FaxDeliveryOption[] item

第2.3.24項「FaxDeliveryOption」を参照してください。


2.3.4 ArrayOfFTPDeliveryOption

このデータ型は、FTPDeliveryOptionオブジェクトの配列を保持します。

表2-6 ArrayOfFTPDeliveryOptionにより使用可能になるフィールド

フィールド 説明

FTPDeliveryOption[] item

第2.3.26項「FTPDeliveryOption」を参照してください。


2.3.5 ArrayOfItemData

このデータ型は、カタログ内に含まれるオブジェクトの文字列の配列を保持します。

表2-7 ArrayOfItemDataにより使用可能になるフィールド

フィールド 説明

ItemData[] item

第2.3.27項「ItemData」を参照してください。


2.3.6 ArrayOfJobInfo

このデータ型は、JobInfoオブジェクトの配列を保持します。

表2-8 ArrayOfJobInfoにより使用可能になるフィールド

フィールド 説明

JobInfo[] item

第2.3.31項「JobInfo」を参照してください。


2.3.7 ArrayOfJobOutput

このデータ型は、JobOutputオブジェクトの配列を保持します。

表2-9 ArrayOfJobOutputにより使用可能になるフィールド

フィールド 説明

JobOutput[] item

第2.3.33項「JobOutput」を参照してください。


2.3.8 ArrayOfJobOutputDelivery

このデータ型は、JobOutputDeliveryオブジェクトの配列を保持します。

表2-10 ArrayOfJobOutputDeliveryにより使用可能になるフィールド

フィールド 説明

JobOutputDelivery[] item

第2.3.34項「JobOutputDelivery」を参照してください。


2.3.9 ArrayOfLocalDeliveryOption

このデータ型は、LocalDeliveryOptionオブジェクトの配列を保持します。

表2-11 ArrayOfLocalDeliveryOptionにより使用可能になるフィールド

フィールド 説明

LocalDeliveryOption[] item

第2.3.38項「LocalDeliveryOption」を参照してください。


2.3.10 ArrayOfMetaData

このデータ型は、MetaDataオブジェクトの配列を保持します。

表2-12 ArrayOfMetaDataにより使用可能になるフィールド

フィールド 説明

MetaData[] item

第2.3.39項「MetaData」を参照してください。


2.3.11 ArrayOfParamNameValue

このデータ型は、ParamNameValueオブジェクト(フィールド名と値のペア)の配列を保持します。

表2-13 ArrayOfParamNameValueにより使用可能になるフィールド

フィールド 説明

ParamNameValue[] item

第2.3.41項「ParamNameValue」を参照してください。


2.3.12 ArrayOfPrintDeliveryOption

このデータ型は、PrintDeliveryOptionオブジェクトの配列を保持します。

表2-14 ArrayOfPrintDeliveryOptionにより使用可能になるフィールド

フィールド 説明

PrintDeliveryOption[] item

第2.3.43項「PrintDeliveryOption」を参照してください。


2.3.13 ArrayOfString

このデータ型は、文字列の配置を保持します。

表2-15 ArrayOfStringにより使用可能になるフィールド

フィールド 説明

String[] item

文字列の配列。


2.3.14 ArrayOfTemplateFormatLabelValue

このデータ型は、TemplateFormatLabelValueオブジェクト(テンプレート・ラベルと値のペア)の配列を保持します。

表2-16 ArrayOfTemplateFormatLabelValueにより使用可能になるフィールド

フィールド 説明

TemplateFormatLabelValue[] item

第2.3.49項「TemplateFormatLabelValue」を参照してください。


2.3.15 ArrayOfTemplateFormatLabelValues

このデータ型は、TemplateFormatsLabelValuesオブジェクトの配列を保持します。ArrayOfTemplateFormatsLabelValuesは、ReportDefinition複合データ・タイプの一部として、使用可能なテンプレート・フォーマットを記述する特定のフィールドを格納します。

表2-17 ArrayOfTemplateFormatLabelValueにより使用可能になるフィールド

フィールド 説明

TemplateFormatsLabelValues[] item

第2.3.50項「TemplateFormatsLabelValues」を参照してください。


2.3.16 ArrayOfWebDAVDeliveryOption

このデータ型は、WebDAVDeliveryOptionオブジェクトの配列を保持します。

表2-18 ArrayOfWebDAVDeliveryOptionにより使用可能になるフィールド

フィールド 説明

WebDAVDeliveryOption[] item

第2.3.51項「WebDAVDeliveryOption」を参照してください。


2.3.17 BIPDataSource

このデータ型は、runReport()メソッド使用時にデータソースを動的に指定します。第4.19項「runReport()メソッド」を参照してください。

BIPDataSourceはReportRequest複合データ型により使用されます。

次の表にフィールドを示します。

表2-19 BIPDataSourceにより使用可能になるフィールド

フィールド 説明

JDBCDataSource JDBCDataSource

JDBCデータソースを指定する要素が格納されています。第2.3.28項「JDBCDataSource」を参照してください。

FileDataSource fileDataSource

ファイル・データソースを指定する要素が格納されています。第2.3.25項「FileDataSource」を参照してください。


2.3.18 CatalogContents

このデータ型は、カタログ内に含まれるオブジェクトを保持します。

表2-20 CatalogContentsにより使用可能になるフィールド

フィールド 説明

ArrayOfItemData catalogContents

第2.3.5項「ArrayOfItemData」を参照してください。


2.3.19 CatalogObjectInfo

このデータ型は、カタログ内のオブジェクに関する情報を戻します。このデータ型は、次のメソッドにより戻されます。

表2-21 CatalogObjectInfoにより使用可能になるフィールド

フィールド 説明

String accessPermissions

カタログ・オブジェクトにアクセスする際に必要な権限。

String[] availableLocales

カタログ・オブジェクトで使用できるロケールの配列。

long creationDate

カタログ・オブジェクトの作成日。

String description

カタログ・オブジェクトの説明。

String displayName

カタログ・オブジェクトの表示名。

long lastModifiedDate

カタログ・オブジェクトが最後に変更された日付。

String objectAbsolutePath

カタログ・オブジェクトへの絶対パス。

String objectName

カタログ・オブジェクトの名前。

String objectSubType

カタログ・オブジェクトのサブタイプ。

Folderオブジェクトの場合、オブジェクトのタイプとサブタイプはFolder。

Reportオブジェクトの場合、オブジェクトのタイプはReportItem、サブタイプはxdo。

Data Modelオブジェクトの場合、オブジェクトのタイプはReportItem、サブタイプはxdm。

Style Templateオブジェクトの場合、オブジェクトのタイプはStyleTemplate、サブタイプはRTFまたはXSL。

Sub Templateオブジェクトの場合、オブジェクトのタイプはSubTemplate、サブタイプはRTFまたはXSL。

String objectType

カタログ・オブジェクトのタイプです。有効な値は次のとおりです。

xdm (データ・モデル)

xdo (レポート)

xsb (サブテンプレート)

xss (スタイル・テンプレート)

String owner

カタログ・オブジェクトの所有者。


2.3.20 DeliveryChannels

このデータ型は、レポートを複数の配信先に配信するための仕様を定義します。

このデータ型を使用するのは、DeliveryRequest複合データ型とScheduleRequest複合データ型です。

次の表にフィールドを示します。

表2-22 DeliveryChannelsにより使用可能になるフィールド

フィールド 説明

ArrayOfEMailDeliveryOption emailOptions

第2.3.2項「ArrayOfEMailDeliveryOption」を参照してください。

ArrayOfFaxDeliveryOption faxOptions

第2.3.3項「ArrayOfFaxDeliveryOption」を参照してください。

ArrayOfFTPDeliveryOption ftpOptions

第2.3.4項「ArrayOfFTPDeliveryOption」を参照してください。

ArrayOfLocalDeliveryOption localOptions

第2.3.9項「ArrayOfLocalDeliveryOption」を参照してください。

ArrayOfPrintDeliveryOption printOptions

第2.3.12項「ArrayOfPrintDeliveryOption」を参照してください。

ArrayOfWebDAVDeliveryOption webDAVOption

第2.3.16項「ArrayOfWebDAVDeliveryOption」を参照してください。


2.3.21 DeliveryRequest

このデータ型は、レポートを複数の配信先に配信するための仕様を定義します。

次の表にフィールドを示します。

表2-23 DeliveryRequestにより使用可能になるフィールド

フィールド 説明

String contentType

生成されるドキュメントのコンテンツ・タイプです。指定可能な値: "text/html;charset=UTF-8" "text/plain;charset=UTF-8" "application/pdf" "application/vnd.ms-powerpoint" "application/vnd.ms-powerpoint" "application/vnd.ms-excel" "application/msword" "application/x-shockwave-flash" "text/xml" "message/rfc822"

DeliveryChannels deliveryChannels

第2.3.20項「DeliveryChannels」を参照してください。

byte[] documentData

出力されるドキュメント。

BIPDataSource dynamicDataSource

第2.3.17項「BIPDataSource」を参照してください。


2.3.22 DeliveryServiceDefinition

このデータ型は、getDeliveryServiceDefinition()メソッドに対するレスポンスでデータを戻します。このメソッドを使用して、BI Publisher用に設定された配信サーバーに関する情報を取得します。

次の表にフィールドを示します。

表2-24 DeliveryServiceDefinitionにより使用可能になるフィールド

フィールド 説明

ArrayOf_xsd_String EMailServerNames

ArrayOf_xsd_stringデータ型で返された電子メール・サーバー名のリスト。第2.3.1項「ArrayOf_xsd_string」を参照してください。

ArrayOf_xsd_String FTPServerNames

ArrayOf_xsd_stringデータ型で返されたFTPサーバー名のリスト。第2.3.1項「ArrayOf_xsd_string」を参照してください。

ArrayOf_xsd_String HTTPServerNames

ArrayOf_xsd_stringデータ型で返されたHTTPサーバー名のリスト。第2.3.1項「ArrayOf_xsd_string」を参照してください。

ArrayOf_xsd_String SFTPServerNames

ArrayOf_xsd_stringデータ型で返されたSFTPサーバー名のリスト。第2.3.1項「ArrayOf_xsd_string」を参照してください。

ArrayOf_xsd_String defaultServerNames

ArrayOf_xsd_stringデータ型で返され、各定義済タイプに対応するデフォルトのサーバー名のリスト。第2.3.1項「ArrayOf_xsd_string」を参照してください。

ArrayOf_xsd_String faxServerNames

ArrayOf_xsd_stringデータ型で返されたFAXサーバー名のリスト。第2.3.1項「ArrayOf_xsd_string」を参照してください。

ArrayOf_xsd_String printerNames

ArrayOf_xsd_stringデータ型で返されたプリンタ名のリスト。第2.3.1項「ArrayOf_xsd_string」を参照してください。

ArrayOf_xsd_Stringg webDAVServerNames

ArrayOf_xsd_stringデータ型で返されたWebDAVサーバー名のリスト。第2.3.1項「ArrayOf_xsd_string」を参照してください。


2.3.23 EMailDeliveryOption

このデータ型は、レポートを電子メールで配信するための仕様を定義します。

このデータ型を使用するのは、ArrayOfEMailDeliveryOption複合データ型です。

次の表にフィールドを示します。

表2-25 EMailDeliveryOptionにより使用可能になるフィールド

フィールド 説明

String emailBCC

電子メールのブラインド・カーボン・コピーを受信するための電子メール・アドレス。

String emailBody

電子メールの本文として表示されるテキスト文字列。

String emailCC

電子メールのカーボン・コピーを受信するための電子メール・アドレス。

String emailFrom

必須。送信者アドレスとして表示される電子メール・アドレス。このフィールドが空白の場合、次のメッセージとともにSOAP障害がスローされます。

Sender (From) email address is not specified

String emailReplyTo

返信先フィールドに表示するための電子メール・アドレス。

String emailServerName

電子メール・サーバーの名前です。例: "Oracle Mail"

String emailSubject

電子メールの件名行。

String emailTo

必須。電子メールの送信先アドレス。このフィールドが空白の場合、次のメッセージとともにSOAP障害がスローされます。

Recipient (TO) email address is not specified


2.3.24 FaxDeliveryOption

このデータ型は、レポートをFAXで配信するために設定するオプションを定義します。

このデータ型は、ArrayOfFaxDeliveryOption複合データ型で使用されます。

表2-26 FaxDeliveryOptionにより使用可能になるフィールド

フィールド 説明

String faxNumber

必須。FAXの送信先の番号です(例: 916505069560)。このフィールドが空白の場合、次のメッセージとともにSOAP障害がスローされます。

Fax Number is not specified

String faxServer

必須。FAXの送信先のFAXサーバー(BI Publisherの「管理」ページで定義)(ipp://mycupsserver:631/printers/fax2など)。このフィールドが空白の場合、次のメッセージとともにSOAP障害がスローされます。

Fax server is not specified


2.3.25 FileDataSource

このデータ型は、レポート実行時にファイル・データソースへの接続を動的に作成します。サーバー上の場所への直接パスを指定することも、ファイルを一時ディレクトリ内に置くことを指定することもできます。

このデータ型は、BIPDataSource複合データ型で使用されます。

次の表にフィールドを示します。

表2-27 FileDataSourceにより使用可能になるフィールド

フィールド 説明

String dynamicDataSourcePath

特定のサーバー上に存在するデータソースへのパスを指定するには、データソースへのフルパスを指定し、temporaryDataSourceをfalseに設定します。例: "D:\BI\OracleBI\xmlp\XMLP\DemoFiles\Balance.xml"

ファイルがシステムの一時ディレクトリに存在する場合は、temporaryDataSourceをtrueに設定し、ここでファイル名を指定します。例: "Balance.xml"。

boolean temporaryDataSource

ファイル・データソースがシステム一時ディレクトリにある場合はtrueに設定します。dynamicDataSourcePathでフルパスを指定する場合はfalseに設定します。


2.3.26 FTPDeliveryOption

このデータ型は、レポートをFTPで配信するために設定するオプションを定義します。最初にFTPサーバーをBI Publisherの「管理」ページで設定する必要があります。FTPサーバーを設定するには、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Publisher管理者ガイド』の「配信先の設定」を参照してください。

このデータ型は、ArrayOfFTPDeliveryOption複合データ型で使用されます。

表2-28 FTPDeliveryOptionにより使用可能になるフィールド

フィールド 説明

String ftpServerName

必須。BI Publisherの「管理」ページで定義されたFTPサーバー名。このフィールドが空白の場合、次のメッセージとともにSOAP障害がスローされます。

FTP server is not specified

String ftpUserName

FTPサーバーのユーザー名(SFTPでのみ必須)。

String ftpUserPassword

入力されたユーザーのパスワード(SFTPでのみ必須)。

String remoteFile

サーバー上のファイルに割り当てる名前(例: report.pdf)。

boolean sftpOption

Secure FTP (SFTP)を使用する場合はtrueに設定します。FTPを使用する場合はfalseに設定します。


2.3.27 ItemData

このデータ型は、カタログ内に保存されているオブジェクトのオブジェクト・メタデータを戻します。

表2-29 ItemDataにより使用可能になるフィールド

フィールド 説明

String absolutePath

カタログ・オブジェクトへのパス。(例: /HR Manager/HR Reports/Employee Listing.xdo)。

dateTime creationDate

カタログ・オブジェクトの作成日。

String displayName

カタログ・オブジェクトの表示名。(例: Employee Listing)。

String fileName

カタログ・オブジェクトのファイル名(例: Employee Listing.xdo)。

dateTime lastModified

カタログ・オブジェクトの最終更新日。

String lastModifier

オブジェクトを最後に変更したユーザー名。

String owner

オブジェクト所有者のユーザー名。

String parentAbsolutePath

親フォルダの絶対パス。たとえば、絶対パスが/HR Manager/HR Reports/Employee Listing.xdoであるレポートのparentAbsolutePathは、/HR Manager/HR Reportsです。

String type

アイテムのタイプ。設定可能な値は、reportまたはfolderです。

String description

オブジェクトの説明。例: "このレポートには、部門別のすべての従業員が表示され、マネージャおよび給与の範囲のパラメータ選択肢が含まれます。"


2.3.28 JDBCDataSource

このデータ型は、レポート実行時にJDBCデータソースへの接続を動的に作成します。

このデータ型は、BIPDataSource複合データ型によって使用されます。

次の表にフィールドを示します。

表2-30 JDBCDataSourceにより使用可能になるフィールド

フィールド 説明

String JDBCDriverClass

データソースのJDBCドライバ・クラスです(例: oracle.jdbc.OracleDriver)。

String JDBCDriverType

BI Publisherデータソース定義ページで定義されているドライバのタイプです(例: Oracle10g/11g/12c)。

String JDBCPassword

BI Publisherデータソース定義ページで定義されている、データソースのパスワードです。

String JDBCURL

データソースの接続文字列です(例: jdbc:oracle:thin:@mydatabase.foobar.com.example:1521: orcl)。

String JDBCUserName

BI Publisherデータソース定義ページで定義されている、データソースのユーザー名です。

String dataSourceName

BI Publisherデータソース定義ページでデータソースに割り当てられたデータソース名です(例: Oracle)。


2.3.29 JobDetail

ジョブ・リクエストに関する情報の集合です。

表2-31 JobDetailにより使用可能になるフィールド

フィールド 説明

boolean bursting

trueは、ジョブに対応するバースト・オプションが有効になっていることを意味します。

String burstingParameters

バースト・エンジンのパラメータ。

dateTime created

ジョブが作成された日付。

String dataLocator

storageTypeがDBの場合、dataLocatorはデータベースからデータを取得するための主キーです。

boolean deleted

trueは、ジョブが削除されたことを意味します。

String deliveryDescription

ジョブ配信についての説明。

String deliveryParameters

配信チャネルのパラメータ。

dateTime endDate

ジョブの終了予定日。

int instanceId

ジョブのインスタンスの識別番号。

String issuer

ジョブの発行者。

String jobGroup

ジョブが属するグループ。

int jobId

ジョブのインスタンスの識別番号。

int jobSetId

非アクティブ。使用しないでください。

String jobType

ジョブのタイプ。

dateTime lastUpdated

ジョブが最後に更新された日時。

String locale

ジョブが属するロケール。

String notificationParameters

ジョブの通知パラメータ。

String owner

ジョブ所有者の名前。

int parentJobId

ジョブの親に対応する識別番号。

boolean public

他のユーザーがジョブを確認できる(true)かできない(false)かを指定します。

String reportParameters

レポートのパラメータ。

String reportUrl

ジョブ出力先のURL。

String runType

ジョブのタイプ(単一または繰返し)。

String scheduleContext

外部アプリケーションがレポートを実行する場合のジョブ・スケジュールに対応するコンテキスト。

String scheduleDescription

ジョブ・スケジュールの説明。

String scheduleParameters

ジョブ・スケジュールのパラメータ。

String scheduleSource

ジョブ・スケジュールのソース。これは、外部アプリケーションに関する情報を提供するscheduleContextとともに使用されます。

dateTime startDate

ジョブの開始予定日または開始日。

String status

ジョブのステータス。

String statusDetail

ジョブのステータスの詳細。

String storageType

ジョブの格納タイプ。サポートされる値はDBです。

String userDescription

ジョブに対してユーザーが割り当てた説明。

String userJobName

ジョブに対してユーザーが割り当てた名前。

boolean xmlDataAvailable

ジョブのXMLデータが使用できる(true)かできない(false)かを指定します。

boolean xmlDataCompressed

trueは、ジョブのXMLデータが圧縮されることを意味しています。

String xmlDataContentType

XMLデータのコンテンツ・タイプ。

String xschurl

レポートのURL。


2.3.30 JobFilterProperties

このデータ型は、次のメソッドによって使用され、特定のレポート・ジョブに対するフィルタの条件を定義します。

このデータ型のフィールドで、必要とする情報について特定のレポート・ジョブまたはジョブを指定します。

表2-32 JobFilterPropertiesにより使用可能になるフィールド

フィールド 説明

String endTime

ジョブの終了予定時間または終了時間。

String endTimeOperator

endTimeの演算子。有効な値は、"Equals or Earlier Than"、"Equals"または"Earlier Than"です。

long jobID

BI Publisherによってジョブ・リクエストに割り当てられた識別番号。

String jobName

ユーザーによって割り当てられたジョブ名。有効な値は"Contains"または"Equals"です。

String jobNameOperator

jobNameの演算子。

String owner

ジョブ所有者の名前。

String ownerOperator

ownerの演算子。有効な値は"Contains"または"Equals"です。

String reportName

ジョブに対してユーザーが割り当てた名前。

String reportNameOperator

reportNameの演算子。有効な値は"Contains"または"Equals"です。

String scope

ジョブの範囲。有効な値は、"All"、"Private"または"Public"です。

String startTime

ジョブの開始予定時刻または開始時刻。

String startTimeOperator

startTimeの演算子。有効な値は、"Equals or Later Than"、"Equals"または"Later Than"です。

String status

ジョブの現行のステータス。


2.3.31 JobInfo

ジョブ・リクエストに関する情報の集合です。

表2-33 JobInfoにより使用可能になるフィールド

フィールド 説明

boolean burstingJob

trueは、バースト・オプションが有効になっていることを意味します。

dateTime created

ジョブが作成された日付。

boolean deleted

trueは、ジョブが削除されたことを意味します。

dateTime endDate

ジョブの終了予定日または終了日。

long instanceId

スケジュールされたジョブ・リクエストの識別番号。

long jobID

BI Publisherによってジョブ・リクエストに割り当てられた識別番号。

String jobType

ジョブのタイプ。

dateTime lastUpdated

ジョブが最後に更新された日時。

String owner

ジョブの所有者。

long parentJobId

スケジュールされたジョブ・リクエストの親に対応する識別番号。

boolean public

trueは、そのレポートが特定のレポート・セットのメンバーであることを意味します。現在の実装では常にfalseが返されます。

String reportUrl

レポートの絶対パスURL(例: /HR Manager/Employee Reports/Employee Salary Report.xdo)。

dateTime startDate

ジョブの開始予定日または開始日。

String status

スケジュールされたジョブ・リクエストのステータス。有効な値は、Canceled、Done、Scheduled、SuspendedおよびUnknownです。

String statusDetail

ステータスに対するその他の詳細。

String userJobName

ジョブ・リクエストを発行したユーザー名。


2.3.32 JobInfoList

このデータ型は、JobInfoオブジェクトの配列を返します。

表2-34 JobInfoListにより使用可能になるフィールド

フィールド 説明

ArrayOfJobInfo jobInfoList

JobInfoオブジェクトの配列。第2.3.6項「ArrayOfJobInfo」を参照してください。


2.3.33 JobOutput

このデータ型は、ジョブ出力の説明を返します。

表2-35 JobOutputにより使用可能になるフィールド

フィールド 説明

String burstKey

バーストされた各ジョブのデータを分割する際に使用するキー。

dateTime created

レポート・ジョブが作成された日付。

boolean deleted

trueは、ジョブ出力が削除されたことを意味します。

boolean documentDataAvailable

trueは、レポートのスケジュール時に「出力の保存」オプションが選択されたことを意味します。

boolean documentDataCompressed

trueは、ドキュメントのデータが圧縮されていること意味します。

String documentDataConentType

生成されるドキュメントのコンテンツ・タイプです。可能な値は次のとおりです。

"text/html;charset=UTF-8"

"text/plain;charset=UTF-8"

"application/pdf"

"application/vnd.ms-powerpoint"

"application/vnd.ms-excel"

"application/msword"

"application/x-shockwave-flash"

"text/xml"

"message/rfc822"

long jobID

BI Publisherによってジョブに割り当てられた識別番号。

String jobName

ユーザーによって割り当てられたジョブ名。

dateTime lastUpdated

ジョブが最後に更新された日時。

long outputID

履歴内のレポートの識別番号。1つのスケジュールされたJobIDを複数のoutputIDまたはhistoryIDに関連付けることができます。これは、1つのスケジュールされたレポートを何回も実行または再公開できるためです。

String outputName

出力に割り当てられた名前。

long parentOutputId

親リクエストの出力ID。

String status

有効な値は、Completed、Error、Running、Scheduled、SuspendedおよびUnknownです。

String statusDetail

BI Publisherサーバーからの詳細なステータス情報。


2.3.34 JobOutputDelivery

このデータ型は、ジョブ出力の説明を返します。

表2-36 JobOutputDeliveryにより使用可能になるフィールド

フィールド 説明

dateTime created

レポート・ジョブが作成された日付。

long deliveryID

ジョブの配信を識別する主キー。

byte[] deliveryParameters

配信チャネルのパラメータ。

dateTime lastUpdated

ジョブが最後に更新された日時。

long outputID

履歴内のレポートの識別番号。1つのスケジュールされたJobIDを複数のoutputIDまたはhistoryIDに関連付けることができます。これは、1つのスケジュールされたレポートを何回も実行または再公開できるためです。

long parentDeliveryID

親リクエストの配信ID。

String status

有効な値は、Completed、Error、Running、Scheduled、SuspendedおよびUnknownです。

String statusDetail

BI Publisherサーバーからの詳細なステータス情報。


2.3.35 JobOutputDeliverysList

このデータ型は、JobOutputDeliveryオブジェクトの配列を返すように実装されたラッパー・クラスです。

表2-37 JobOutputDeliverysListにより使用可能になるフィールド

フィールド 説明

ArrayOfJobOutputDelivery jobOutputDeliveryList

第2.3.8項「ArrayOfJobOutputDelivery」を参照してください。


2.3.36 JobOutputsList

このデータ型は、JobOutputオブジェクトの配列を返します。

表2-38 JobOutputsListにより使用可能になるフィールド

フィールド 説明

ArrayOfJobOutput jobOutputList

第2.3.7項「ArrayOfJobOutput」を参照してください。


2.3.37 JobStatus

このデータ型は、ジョブ・リクエストのステータスを返します。

表2-39 JobStatusにより使用可能になるフィールド

フィールド 説明

String jobID

BI Publisherによってジョブ・リクエストに割り当てられた識別番号。

String jobStatus

ジョブの現在のステータス。

String message

ジョブのステータスの詳細。


2.3.38 LocalDeliveryOption

BI Publisherリポジトリにレポートを配信するために設定するオプション。

このデータ型は、ArrayOfLocalDeliveryOption複合データ型で使用されます。

表2-40 LocalDeliveryOptionにより使用可能になるフィールド

フィールド 説明

String destination

必須。ローカル・サーバー上のBI Publisherリポジトリのファイル・パス。このフィールドは、ディレクトリ・パスとファイル・パスの連結をサポートします。このフィールドが空白の場合、次のメッセージとともにSOAP障害がスローされます。

Local destination is not specified


2.3.39 MetaData

このデータ型は、MetaDataオブジェクトの名前と値のペアを設定します。

表2-41 MetaDataにより使用可能になるフィールド

フィールド 説明

String metaDataName

メタデータの名前。

String metaDataValue

メタデータのコンテンツ。


2.3.40 MetaDataList

このデータ型は、MetaDataオブジェクトのリストを返します。

表2-42 MetaDataListにより使用可能になるフィールド

フィールド 説明

ArrayOfMetaData metaDataList

第2.3.10項「ArrayOfMetaData」を参照してください。


2.3.41 ParamNameValue

このデータ型は、BI Publisherのレポートとテンプレートに対して定義されているパラメータを記述します。

ParamNameValueデータ型はArrayOfParamNameValue内で使用されます。このデータ型はReportRequestデータ型、ReportDefinitionデータ型およびJobInfoデータ型に含まれています。また、ParamNameValueはgetTemplateParameters()メソッドgetReportParameters()メソッドによって返されます。

表2-43 ParamNameValueにより使用可能になるフィールド

フィールド 説明

String UIType

BI Publisherのデータ・モデル・ユーザー・インタフェースで定義されているパラメータのタイプです。

有効な値は次のとおりです。

  • Date

  • Hidden

  • Menu

  • Search

  • Text

String dataType

有効な値は次のとおりです。

  • ブール

  • Date

  • Float

  • 整数

  • 文字列

String dateFormatString

UITypeがDateの場合は、日付フォーマット文字列を指定します。日付フォーマット文字列にはJava日付フォーマットを使用する必要があります(MM-DD-YYYYなど)。

String dateFrom

UITypeがDateの場合は、日付の開始値を指定します。

String dateTo

UITypeがDateの場合は、日付の終了値を指定します。

String defaultValue

パラメータのデフォルト値を指定します。

String fieldSize

パラメータ・タイプが"Text"または"Date"の場合に、パラメータのテキスト・フィールド・サイズを指定します。

String label

パラメータ・タイプが"Hidden"以外の場合に、パラメータの表示ラベルを指定します。

ArrayOfString lovLabels

パラメータ・タイプが"Menu"の場合に、ユーザーに表示される値リストの値を指定します。

boolean multiValuesAllowed

Trueは、パラメータに複数の値が含まれていることを意味します。

String name

パラメータ名。

boolean refreshParamOnChange

パラメータ・タイプが"Text"または"Menu"で、このパラメータの値がtrueの場合は、このパラメータに対する選択が行われたときに他の定義済パラメータがリフレッシュされることを示します。

boolean selectAll

パラメータ・タイプが"Menu"の場合、trueは値リストのすべての値を選択できることを示します。

boolean templateParam

trueは、パラメータがRTFテンプレートで定義されていることを示します。

boolean useNullForAll

パラメータ・タイプが"Menu"の場合、trueはパラメータのすべての値が選択されるとnullが渡されることを示します。

ArrayOfString values

第2.3.13項「ArrayOfString」を参照してください。


2.3.42 ParamNameValues

このデータ型は、ParamNameValueオブジェクトの配列を返すラッパー・クラスです。

表2-44 ParamNameValuesにより使用可能になるフィールド

フィールド 説明

ArrayOfParamNameValue listOfParamNameValues

第2.3.11項「ArrayOfParamNameValue」を参照してください。


2.3.43 PrintDeliveryOption

このデータ型は、レポートをプリンタに配信するオプションを設定します。

このデータ型は、ArrayOfPrintDeliveryOption複合データ型で使用されます。

表2-45 PrintDeliveryOptionにより使用可能になるフィールド

フィールド 説明

String printNumberOfCopy

印刷するコピー部数。

String printOrientation

有効な値は"portrait"または"landscape"です。

String printRange

印刷するページの範囲。たとえば、「3」と入力すると3ページが、「2-5」と入力すると2から5ページが、「1,3-5」と入力すると1ページおよび3から5ページが印刷されます。

String printSide

有効な値は次のとおりです。

  • d_single_sidedは片面

  • d_double_sided_lは両面/横送り

  • d_double_sided_sは回転/縦送り

パラメータを指定しない場合は、片面が使用されます。

String printTray

有効な値は次のとおりです。

  • t1はトレイ1

  • t2はトレイ2

  • t3はトレイ3

指定しない場合は、プリンタのデフォルトが使用されます。

String printerName

必須。レポートの送信先プリンタのサーバー名(BI Publisherの「管理」ページで設定)。このフィールドが空白の場合、次のメッセージとともにSOAP障害がスローされます。

Print server is not specified


2.3.44 ReportDataChunk

このデータ型は、大型レポート・データ・セットを処理したり、小さいデータ・チャンク内のレポート・データをアップロードおよびダウンロードします。

表2-46 ReportDataChunkにより使用可能になるフィールド

フィールド 説明

byte[] reportDataChunk

BI Publisherクライアントとサーバー間で移送されるレポートのバイナリ・データを表すByte[]配列。

String reportDataFileID

BI Publisherサーバー上にあるレポートのデータ・ファイルに対応する識別子。

long reportDataOffset

以前にダウンロードしたレポート・データ・ファイルの位置に対応するオフセット値。


2.3.45 ReportDefinition

このデータ型は、レポート・オブジェクトを定義します。これはgetReportDefinition()メソッドで返されたオブジェクトです。

表2-47 ReportDefinitionにより使用可能になるフィールド

フィールド 説明

boolean autoRun

trueは、レポート・プロパティの「オートラン」がオンになっていることを意味します。

boolean cacheDocument

trueは、レポート・プロパティの「ドキュメント・キャッシュの有効化」がオンになっていることを意味します。

boolean controledByExtApp

レポートの定義を外部アプリケーションで制御する(true)かまたはしない(false)かを示します。

String dataModelURL

データ・モデルの定義を取得する.xdmファイルの場所。

String defaultOutputFormat

デフォルトの出力フォーマット。

有効な値は次のとおりです。

  • csv (CSV)

  • data (データ)

  • eText (eTextのテンプレート)

  • excel (Microsoft Excel)

  • excel2000 (Microsoft Excel 2000)

  • flash (Adobe Flash)

  • html (HTML)

  • mhtml (MIME HTML)

  • pdf (Adobe PDF)

  • ppt (Microsoft PowerPoint)

  • rtf (リッチ・テキスト形式)

String defaultTemplateId

そのレポートに対して特定されたデフォルトのテンプレート。

boolean diagnostics

trueは、そのレポートに対して診断がオンになっていることを意味します。

String ESSJobName

ESSジョブ名。

String ESSPackageName

ESSパッケージ名。ESSJobNameと併用。

ArrayOfTemplateFormatsLabelValues listOfTemplateFormatsLabelValues

ArrayOfTemplateFormatsLabelValuesデータ型経由でテンプレート・フォーマット・ラベルのリストを渡します。第2.3.15項「ArrayOfTemplateFormatLabelValues」を参照してください。

boolean onLine

trueは、レポート・プロパティの「レポート・オンラインの実行」がオンになっていることを意味します。

boolean openLinkInNewWindow

trueは、レポート・プロパティの「新規ウィンドウでリンクを開く」がオンになっていることを意味します。

integer parameterColumns

レポート・プロパティの「行当たりのパラメータ数」の値。

ArrayOfString parameterNames

レポートの定義済パラメータ名をArrayOfStringデータ型経由で渡します。第2.3.13項「ArrayOfString」を参照してください。

String reportDefnTitle

非アクティブ。使用しないでください。

String reportDescription

ユーザーがレポートに割当てた説明。

String reportName

ユーザーがレポートに割当てた名前。

ArrayOfParamNameValue reportParameterNameValues

レポートの名前と値のペアをArrayOfParamNameValueデータ型経由で渡します。第2.3.11項「ArrayOfParamNameValue」を参照してください。

String reportType

非アクティブ。使用しないでください。

boolean showControls

trueは、レポート・プロパティの「コントロールの表示」がオンになっていることを意味します。

boolean showReportLinks

trueは、レポート・プロパティの「レポート・リンクの表示」がオンになっていることを意味します。

ArrayOfString templateIds

レポート・テンプレートのレイアウト名をArrayOfStringデータ型経由で渡します。第2.3.13項「ArrayOfString」を参照してください。


2.3.46 ReportRequest

このデータ型は、レポートを実行するのに必要な設定を定義します。attributeFormatの許容値は、使用されるテンプレートのタイプによって異なります(たとえば、PDFテンプレートではPDF出力の生成のみ可能)。

表2-48 ReportRequestにより使用可能になるフィールド

フィールド 説明

String attributeCalendar

レポート・リクエストに対して使用するフォーマット・カレンダです。有効な値: "Gregorian"、"Arabic Hijrah"、"English Hijrah"、"Japanese Imperial"、"Thai Buddha"、"ROC Official"

String attributeFormat

要求されたレポートの出力フォーマット。第2.3.46.1項「attributeFormatの値」を参照してください。

String attributeLocale

レポートのロケール選択例: fr-FR

String attributeUILocale

ユーザー・インタフェースのロケール選択。例: fr-FR。ユーザー・インタフェースからのパラメータ入力が英語でないときは必須。

String attributeTemplate

レポートに適用するテンプレート(例: Employeelisting.rtf)。

String attributeTimeZone

リクエストに対して使用するタイムゾーンを、サポートされているJavaタイムゾーンIDを使用して指定します。例: "America/Los_Angeles"

boolean byPassCache

trueは、ドキュメント・キャッシュをバイパスすることを示します。

BIPDataSource dynamicDataSource

レポートのデータソースが定義されていない場合は、動的に定義できます。第2.3.17項「BIPDataSource」を参照してください。

boolean flattenXML

trueは、XMLがフラット化されることを意味します。ExcelではXMLデータ型をフラット化する必要があるため、このフラグはAnalyzer for Microsoft Excelに対して使用されます。

ParamNameValues parameterNameValues

ParamNameValuesデータ型経由で渡される、このレポート・リクエストの発行に使用されるパラメータ名と値のペア。第2.3.42項「ParamNameValues」を参照してください。

String reportAbsolutePath

BI Publisherリポジトリ内のレポートの絶対パス(例: /HR Manager/HR Reports/Employee Listing.xdo)。

byte[] reportData

レポートに直接データを入力する場合は、この要素を使用してデータを渡します。

String reportOutputPath

生成されるレポートの出力パスを指定します。

String reportRawData

レポートに生のXMLデータを使用する場合は、この要素にそのXMLデータが格納されます。

integer sizeOfDataChunkDownload

flattenXMLをtrueに設定した場合、またはデータをチャンクしない場合は、このパラメータを-1に設定して、すべてのデータをクライアントに返します。

MetaDataList XDOPropertyList

第2.3.40項「MetaDataList」を参照してください。


2.3.46.1 attributeFormatの値

次の表に、attributeFormatの有効値と、出力フォーマットの各タイプをサポートしているテンプレート・タイプを示します。

表2-49 attributeFormatの有効値

出力フォーマット attributeFormatフィールドに入力する値 この出力形式を生成できるテンプレートのタイプ

インタラクティブ

インタラクティブ

BI Publisher

HTML

html

BI Publisher、RTF、XSLスタイルシート(FO)

PDF

pdf

BI Publisher、RTF、PDF、Flash、XSLスタイルシート(FO)

RTF

rtf

BI Publisher、RTF、XSLスタイルシート(FO)

Excel (mhtml)

excel

BI Publisher、RTF、Excel、XSLスタイルシート(FO)

Excel (html)

excel2000

BI Publisher、RTF、Excel、XSLスタイルシート(FO)

Excel (*.xlsx)

xlsx

BI Publisher、RTF、XSLスタイルシート(FO)

PowerPoint (mhtml)

ppt

BI Publisher、RTF、XSLスタイルシート(FO)

PowerPoint (.*pptx)

pptx

BI Publisher、RTF、XSLスタイルシート(FO)

MHTML

mhtml

BI Publisher、RTF、Flash、XSLスタイルシート(FO)

PDF/A

pdfa

BI Publisher、RTF、XSLスタイルシート(FO)

PDF/X

pdfx

BI Publisher、RTF、XSLスタイルシート(FO)

圧縮PDF

pdfz

BI Publisher、RTF、PDF、XSLスタイルシート(FO)

FO形式のXML

xslfo

BI Publisher、RTF、XSLスタイルシート(FO)

データ(XML)

xml

BI Publisher、RTF、PDF、Excel、Flash、XSLスタイルシート(FO)、Etext、XSLスタイルシート(HTML XML/テキスト)

データ(CSV)

csv

BI Publisher、RTF、PDF、Excel、Flash、XSLスタイルシート(FO)、XSLスタイルシート(HTML XML/テキスト)、Etext

XML

xml

XSLスタイルシート(HTML XML/テキスト)

Text

text

XSLスタイルシート(HTML XML/テキスト)、Etext

Flash

flash

Flash


2.3.47 ReportResponse

ReportResponseはrunReportから返されるオブジェクトです。

表2-50 ReportResponseにより使用可能になるフィールド

フィールド 説明

MetaDataList metaDataList

第2.3.40項「MetaDataList」を参照してください。

byte[] reportBytes

レポートのバイナリ・データ出力。

String reportContentType

レポートのコンテンツ・タイプ。次の値を指定できます。

"text/html;charset=UTF-8"

"text/plain;charset=UTF-8"

"application/pdf"

"application/vnd.ms-powerpoint"

"application/vnd.ms-excel"

"application/msword"

"application/x-shockwave-flash"

"text/xml" "message/rfc822"

String reportFileID

レポート・ファイルの識別番号。

String reportLocale

レポートに対して選択されたロケール(fr_FRなど)。


2.3.48 ScheduleRequest

レポートをスケジュールするためのオプションです。

表2-51 ScheduleRequestにより使用可能になるフィールド

フィールド 説明

boolean bookBindingOutputOption

製本出力が有効(true)か無効(false)かを指定します。

String dataModelUrl

データ・モデルの定義を取得する.xdmファイルの場所。

DeliveryChannels deliveryChannels

第2.3.20項「DeliveryChannels」を参照してください。

String endDate

スケジュールの終了日。

String jobLocale

スケジュールされたリクエストに使用するロケール例: fr-FR。スケジュールされたジョブに発行されたパラメータ値が英語でないときは必須。

String jobTZ

スケジュールされたリクエストに使用するタイム・ゾーン。

boolean mergeOutputOption

マージ出力オプションが有効(true)か無効(false)かを指定します。

String notificationPassword

HTTPサーバー経由で通知をスケジュールする際に使用するHTTP通知サーバー・パスワード。

String notificationServer

通知に使用するHTTPサーバーの名前。

String notificationTo

通知送信先の電子メール・アドレス。

String notificationUserName

通知に使用するHTTPサーバーのユーザー名。

boolean notifyHttpWhenFailed

trueは、ジョブ・リクエストが失敗した場合に通知を送信することを意味します。

boolean notifyHttpWhenSuccess

trueは、ジョブ・リクエストが成功した場合に通知を送信することを意味します。

boolean notifyHttpWhenWarning

trueは、ジョブが警告を伴って終了したときに通知を送信することを意味します。

boolean notifyWhenFailed

trueは、ジョブ・リクエストが失敗した場合に通知を送信することを意味します。

boolean notifyWhenSuccess

trueは、ジョブ・リクエストが成功した場合に通知を送信することを意味します。

boolean notifyWhenWarning

trueは、ジョブが警告を伴って終了したときに通知を送信することを意味します。

String recurrenceExpression

反復スケジュールを定義する式。

String recurrenceExpressionType

反復スケジュールに対して定義された式のタイプ。有効な値はcron

integer repeatCount

スケジュールを繰り返す回数。レポートの反復スケジュールでは、startDateをNULL以外の値に設定し、すべての意味のあるスケジュールに対して、repeatCountとrepeatIntervalを0より大きい値に設定する必要があります。endDateにはNULLを設定できます。

integer repeatInterval

2つのスケジュールされたジョブ間の秒単位の間隔。

ReportRequest reportRequest

ReportRequestデータ型経由で格納されるリクエストに関する情報。第2.3.46項「ReportRequest」を参照してください。

boolean saveDataOption

trueは、スケジュールされたリクエスト実行のレポート・データが保存されることを意味します。

boolean scheduleBurstingOption

trueは、スケジュールされたリクエストがバーストされることを意味します。

boolean schedulePublicOption

trueは、スケジュールされたリクエストが公開されることを意味します。

String startDate

スケジュールが開始される日付。

boolean useUTF8Option

trueは、Unicode(UTF8)を使用オプションが有効になっていることを意味します。

String userJobDesc

スケジュールされたジョブに対してユーザーが入力した説明。

String userJobName

スケジュールされたジョブに対してユーザーが入力した名前。


2.3.49 TemplateFormatLabelValue

レポートに対応するテンプレート・フォーマットのラベルと値を指定します。TemplateFormatLabelValueは、ArrayOfTemplateFormatLabelValue複合データ型に含まれています。TemplateFormatLabelValueを構成する要素は次のとおりです。

表2-52 TemplateFormatLabelValueにより使用可能になるフィールド

フィールド 説明

String templateFormatLabel

テンプレート・フォーマットに対して表示されるラベルです。たとえば、"HTML"、"PDF"、"Excel"などがあります。

文字列

templateFormatValue

ラベルに対応するテンプレート・フォーマットの値です。たとえば、"html"、"pdf"、"excel"などがあります。


2.3.50 TemplateFormatsLabelValues

BI Publisherリポジトリに格納されたテンプレート・フォーマットに関する詳細です。TemplateFormatLabelValueは、ArrayOfTemplateFormatLabelValues複合データ型に含まれています。

表2-53 TemplateFormatsLabelValuesにより使用可能になるフィールド

フィールド 説明

boolean active

テンプレートがアクティブ(true)またはアクティブでない(false)かを示します。

boolean applyStyleTemplate

スタイル・テンプレートを適用する(true)か適用しない(false)かを示します。

boolean default

テンプレートがデフォルト・テンプレート(true)かデフォルト・テンプレートでない(false)かを示します。

ArrayOfTemplateFormatLabelValue listOfTemplateFormatLabelValue

TemplateFormatLabelValueのラベルと値のペアが格納されます。第2.3.14項「ArrayOfTemplateFormatLabelValue」を参照してください。

ArrayOfString templateAvailableLocales

ArrayOfStringデータ型に渡されるテンプレートに対して定義されている使用可能なロケール・オプション。第2.3.13項「ArrayOfString」を参照してください。

String templateBaseLocale

テンプレートに対して定義されているベース・ロケール・オプション。

String templateDefaultLocale

テンプレートに対して定義されているデフォルト・ロケール・オプション。

String templateID

BI Publisherでテンプレートに割り当てられている名前です。例: "Employee Listing"

String templateType

テンプレートのタイプです。例: "rtf"、"pdf"

String templateURL

BI Publisherリポジトリ内のテンプレート・ファイル名です。例: "Employee Listing.rtf"

boolean viewOnline

テンプレートがオンラインで表示できる(true)か表示できない(false)かを示します。


2.3.51 WebDAVDeliveryOption

レポートをWeb-based Distributed Authoring and Versioning(WebDAV)で配信するための設定オプション。

このデータ型は、ArrayOfWebDAVDeliveryOption複合データ型で使用されます。

表2-54 WebDAVDeliveryOptionにより使用可能になるフィールド

フィールド 説明

String deliveryAuthType

認証タイプ。有効な値は、None、Basic、Digestです。

String password

プロキシ・サーバーが設定されている場合に、プロキシ・サーバーへのアクセスに必要なパスワード。

String remoteFilePath

レポート・ファイルの配信先リモート・サーバー上のディレクトリのパス。

String server

必須。WebDAVサーバー名です(例: myserver)。このフィールドが空白の場合、次のメッセージとともにSOAP障害がスローされます。

WebDAV server is not specified

String userName

プロキシ・サーバーが設定されている場合に、プロキシ・サーバーへのアクセスに必要なユーザー名。