6.4 フォントの管理

Oracle Reports 12cリリース(12.2.1.3)では、管理者はOracle Enterprise Managerを使用して、簡単にフォントを構成したりフォント問題を診断できます。

• フォントの構成

• フォントの問題の診断

フォントの詳細は、第9章「Oracle Reportsでのフォントの管理」を参照してください。

6.4.1 フォントの構成

フォントのサブセット化情報やエイリアシング情報を構成する手順は、次のとおりです。

1. Oracle Enterprise Managerにログインします。

2. 「EM MBeanブラウザWebLogicドメイン」→「システムMBeanブラウザ」にナビゲートします

3. uifont.ali用のReportsツールMBean oracle.frcommon.config:type=uifont.ali,name=uifont-<componentName>にナビゲートします。

4. 「プリンタ構成」子MBeanおよび「フォント構成」子MBeanを使用してuifont.aliを変更します。

5. screenprinter.ppd用のReportsツールMBeanにナビゲートします

   oracle.frcommon.config:type=screenprinter.ppd,name=screenprinter-<componentName>

6. 「スクリーンプリンタ定義パラメータ」(「デフォルトの解像度」および「デフォルトのフォント」属性)を使用してscreenprinter.ppdファイルを変更します。

6.4.2 フォント問題の診断

レポート出力のフォント問題を診断する手順は、次のとおりです。

1. Oracle Enterprise Managerにログインします。

2. 「EM MBeanブラウザWebLogicドメイン」→「システムMBeanブラウザ」にナビゲートします

3. MBeanにナビゲートします

   スタンドアロン・サーバー - oracle.logging:type=LogConfig,componentType=oracle_repserv,name=<componentName>

   インプロセス・サーバー - oracle.logging:type=LogConfig,ServerName=<managedServerName>

4. 操作setLoggerLevelをクリックします

   「ロガー名」に対して - oracle.reports.engineを入力します

   「ロガー・レベル」に対して - TRACE:1を入力します

5. 「起動」をクリックします。

6. レポートを再実行します。

7. WLSTコマンドを使用してログ・メッセージを表示し監査構成のWLSTコマンドを参照します。