Oracle® Fusion Middleware Oracle Reports ServicesレポートWeb公開ガイド 12c (12.2.1.3.0) E90222-01 |
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Oracle Reportsでは、XMLを使用して定義して記述されたパブリック・インタフェースとバインディングを持つWebサービスとしてRWWebService
サーブレットが公開されます。これらのパブリック・インタフェースとバインディングは、WSDLを介してネットワーク全体に発行されます。
Oracle Enterprise ManagerでRWWebserviceをテストするには、次の手順を実行します。
Oracle Enterprise Managerにログインします。
「WebLogicドメイン」にナビゲートします。
「WebLogicドメイン」メニューから「Webサービス」→「Webサービスのテスト」を選択します。
「Webサービスのテスト」ページが表示されます。
WSDLのURLを入力し、「WSDL解析」をクリックします。
起動するWebサービス操作を選択します。
該当するフィールドに有効な値を入力します。
「Webサービスのテスト」をクリックします。
「Webサービスのレスポンス」が表示されます。
値を編集する場合は、「リクエスト」タブをクリックし、ステップ6および7を実行します。
RWWebService
のエンドポイントでは、次の操作がサポートされています。
getAPIVersion()
操作では、Reports Serverのバージョンの詳細をXMLフォーマットで返します。この操作にはパラメータは必要ありません。
注意: getAPIVersion は、SOAPレスポンス全体を結果とともに(文字列で)返す唯一の操作です。runJob などの他の操作では、SOAPレスポンス内に埋め込まれたXMLブロックとしてレスポンスが返されます。 |
getAPIVersion
レスポンスを表示する手順は、次のとおりです。
Oracle Enterprise Managerの「Webサービスのテスト」ページにナビゲートします。第19.3.1項「Oracle Enterprise Managerを使用したRWWebServiceのテスト」のステップ1から3を参照してください。
「操作」ドロップダウン・リストから、「getAPIVersion」を選択します。
「テスト」ページにパラメータは表示されません。
「Webサービスのテスト」をクリックします。
SOAPレスポンスが、「レスポンス」タブに表示されます。
次は、getAPIVersion
操作のレスポンス例です。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?>
<SOAP-ENV:Envelope xmlns:SOAP-ENV="http://schemas.xmlsoap.org/soap/envelope/"
xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance"
xmlns:xsd="http://www.w3.org/2001/XMLSchema">
<SOAP-ENV:Body>
<ns1:getAPIVersionResponse
xmlns:ns1="http://oracle.reports.rwclient/RWWebService.wsdl"
SOAP-ENV:encodingStyle="http://schemas.xmlsoap.org/soap/encoding/">
<return xsi:type="xsd:string">11.1.1.1.0</return>
</ns1:getAPIVersionResponse>
</SOAP-ENV:Body>
</SOAP-ENV:Envelope>
getServerInfo(String
serverName
, String
authId
)
操作では、2つのパラメータを使用し、Reports Serverの情報をXMLフォーマットで返します。
有効なパラメータは、次のとおりです。
serverName
: NULLでない有効なサーバー名です。指定されたサーバーがネットワークで稼動していない場合、この操作によってエラーが発生します。
authId
: ユーザー名/パスワード形式の文字列で、セキュリティ保護されたサーバーに指定する必要があります。セキュリティ保護されていないサーバーの場合、このパラメータは無視されます。
getServerInfo
レスポンスを表示する手順は、次のとおりです。
Oracle Enterprise Managerの「Webサービスのテスト」ページにナビゲートします。第19.3.1項「Oracle Enterprise Managerを使用したRWWebServiceのテスト」のステップ1から3を参照してください。
「操作」ドロップダウン・リストから、「getServerInfo」を選択します。
「テスト」ページに「入力引数」セクションの関連パラメータ・フィールドが表示されます。
Reports Server名(arg0
)とauthId
(arg1
)を入力します。
「Webサービスのテスト」をクリックします。
SOAPレスポンスが、「レスポンス」タブに表示されます。
次は、getServerInfo
操作の出力例です。
<?xml version = '1.0' encoding = 'ISO-8859-1' standalone = 'yes'?> <serverInfo name="repserv" version="11.1.1.1.0"> <host>incq246bc</host> <processId>2588</processId> <startTime>27-May-2003 10:09:34</startTime> <queue maxQueueSize="1000"/> <engine id="rwEng" activeEngine="1" runningEngine="0"/> <engine id="rwURLEng" activeEngine="1" runningEngine="0"/> <performance> <property name="successfulJobs" value="6"/> <property name="currentJobs" value="0"/> <property name="futureJobs" value="0"/> <property name="transferredJobs" value="0"/> <property name="failedJobs" value="0"/> <property name="AverageResponseTime" value="2124"/> <property name="executionTimeToDate" value=""/> </performance> </serverInfo>
getJobInfo(
Integer
jobId
, String
serverName
, String
authId
)
操作では、ジョブ情報をXMLフォーマットで返します。
有効なパラメータは、次のとおりです。
jobId
: 情報が必要なジョブのJob IDです。
serverName
: NULLでない有効なサーバー名の値を指定する必要があります。指定されたサーバーがネットワークで稼動していない場合、この操作によってエラーが発生します。
authId
: ユーザー名/パスワード形式の文字列で、セキュリティ保護されたサーバーに指定する必要があります。セキュリティ保護されていないサーバーの場合、このパラメータは無視されます。
getJobInfo
レスポンスを表示する手順は、次のとおりです。
Oracle Enterprise Managerの「Webサービスのテスト」ページにナビゲートします。第19.3.1項「Oracle Enterprise Managerを使用したRWWebServiceのテスト」のステップ1から3を参照してください。
「操作」ドロップダウン・リストから、「getJobInfo」を選択します。
「テスト」ページに「入力引数」セクションの関連パラメータ・フィールドが表示されます。
jobId
(arg0
)、Reports Server名(argm1
)およびauthId
(arg2
)を入力します。
「Webサービスのテスト」をクリックします。
SOAPレスポンスが、「レスポンス」タブに表示されます。
次は、job id=3
を指定した場合のgetJobInfo
操作の出力例です。
<?xml version = '1.0' encoding = 'ISO-8859-1' standalone = 'yes'?> <serverQueues> <job id="3" queueType="past"> <name>test.rdf</name> <type>report</type> <status code="4">Finished successfully</status> <owner>RWUser</owner> <server>repserv</server> <destination> <desType>cache</desType> <desFormat>html</desFormat> <file>21748116.htm</file> <file>217481161.jpg</file> <file>217481160.jpg</file> </destination> <timingInfo> <queued>27-May-2003 10:21:50</queued> <started>27-May-2003 10:21:50</started> <finished>27-May-2003 10:21:51</finished> </timingInfo> </job> </serverQueues>
killJob(
Integer
jobId
, String
serverName
, String
authId
)
操作では、指定されたジョブIDに基づいてジョブを削除し、操作のステータスをXMLフォーマットで返します。
有効なパラメータは、次のとおりです。
jobId
: 情報が必要なジョブのJob IDです。
serverName
: NULLでない有効なサーバー名の値を指定する必要があります。指定されたサーバーがネットワークで稼動していない場合、この操作によってエラーが発生します。
authId
: ユーザー名/パスワード形式の文字列で、セキュリティ保護されたサーバーに指定する必要があります。セキュリティ保護されていないサーバーの場合、このパラメータは無視されます。
killJob
レスポンスを表示する手順は、次のとおりです。
Oracle Enterprise Managerの「Webサービスのテスト」ページにナビゲートします。第19.3.1項「Oracle Enterprise Managerを使用したRWWebServiceのテスト」のステップ1から3を参照してください。
「操作」ドロップダウン・リストから、「killJob」を選択します。
「テスト」ページに関連パラメータ・フィールドが表示されます。
jobId
(arg0
)、Reports Server名(arg1
)、およびauthId
(arg2
)を入力します。
「Webサービスのテスト」をクリックします。
SOAPレスポンスが、「レスポンス」タブに表示されます。
次は、Job ID=3を指定した場合のkillJob
操作の出力例です。
<?xml version = '1.0' encoding = 'ISO-8859-1' standalone = 'yes'?> <serverQueues> <job id="3" queueType="past"> <name>test.rdf</name> <type>report</type> <status code="7">Canceled upon user request</status> <owner>RWUser</owner> <server>repserv</server> <destination> <desType>cache</desType> <desFormat>html</desFormat> </destination> <timingInfo> <queued>27-May-2003 10:21:50</queued> <started>27-May-2003 10:21:50</started> <finished>27-May-2003 10:22:00</finished> </timingInfo> </job> </serverQueues>
runJob(
String
commandLine
, Boolean
synchronous
)
操作では、commandLine
パラメータの一部として指定されたReports Serverに対してジョブを実行します。
注意: Oracle ReportsのWebサービスでは、ジョブの出力や実際のレポートが返されません。 |
有効なパラメータは、次のとおりです。
commandLine
: ジョブを送信するための完全なコマンドライン構文です。例:
server=repserv report=test.rdf destype=file desname=output.pdf desformat=pdf userid=scott/tiger@oraDB
注意: コマンドライン・パラメータでは、paramform=yes を指定できません。パラメータの実際の値をcommandLine 引数の一部として渡す必要があります。 |
synchronous
: ジョブを同期で実行するかどうかを指定するBOOLEANオブジェクトです。
runJob
レスポンスを表示する手順は、次のとおりです。
Oracle Enterprise Managerの「Webサービスのテスト」ページにナビゲートします。第19.3.1項「Oracle Enterprise Managerを使用したRWWebServiceのテスト」のステップ1から3を参照してください。
「操作」ドロップダウン・リストから、「runJob」を選択します。
「テスト」ページに関連パラメータ・フィールドが表示されます。
コマンドライン構文を入力します(arg0
)。また、ジョブを同期で実行するかどうか(T/F、Y/N)を指定します(arg1
)。
「Webサービスのテスト」をクリックします。
SOAPレスポンスが、「レスポンス」タブに表示されます。
次は、runJob
操作の出力例です。
<?xml version = '1.0' encoding = 'ISO-8859-1' standalone = 'yes'?> <serverQueues> <job id="7" queueType="current"> <name>test.rdf</name> <type>report</type> <status code="1">Waiting in the queue</status> <owner>RWUser</owner> <server>repserv</server> <destination> <desType>file</desType> <desName>output.pdf</desName> <desFormat>pdf</desFormat> </destination> <timingInfo> <queued>27-May-2003 10:22:00</queued> <started>27-May-2003 10:22:00</started> <finished>27-May-2003 10:22:00</finished> </timingInfo> </job> </serverQueues>