この項では、Oracle Fusion Middleware 12c (12.2.1.3.0)の『Oracle Identity Managerの管理』での新機能および重要な変更をまとめています。
機能とその使用方法の詳細は、このガイドの参照先を確認してください。
このOracle Identity Governanceのためのアプリケーションの開発とカスタマイズの改訂には、不具合の修正と編集上の訂正が含まれています。
『Oracle Identity Governanceの管理』のこのリビジョンには、次の変更点があります。
Oracle Identity Governanceでは、コネクタ・サーバーとOracle Identity Governanceの間のSSL通信でTLSv1.2プロトコルがサポートされます。
構成の変更点については、「Oracle Identity GovernanceでのSSLの構成」を参照してください。
Oracle Identity Manager 12c (12.2.1.3.0)には、このドキュメント用の次の新しい管理機能と変更された管理機能が含まれます。
アイデンティティ・システム管理では、デプロイメント・マネージャを使用したデプロイメントの増分移行の「インポート」および「エクスポート」オプションに、新しいインタフェースとフローがあります。「デプロイメント・マネージャを使用した増分移行」を参照してください。
Oracle Identity Managerによって、新しいリアルタイム証明書パージ・ソリューションが提供されます。「Oracle Identity Governanceでのリアルタイム証明書パージの使用」を参照してください。
コネクタの定義やコネクタのアップグレードのためのユーザー・インタフェースが拡張されています。「コネクタの定義」と「ステージング環境でのウィザード・モード・アップグレード」を参照してください。
PL/SQL統合診断ログおよびデバッグ・フレームワークが、リコンシリエーションおよびリアルタイム・データ・パージ操作について診断情報をPL/SQLレイヤーから取得します。「PL/SQL統合診断ログおよびデバッグ・フレームワークの使用」を参照してください。
12c (12.2.1.3.0)でこのガイドは何箇所か更新されています。次の表に、追加または変更された項を示します。
Remote Managerのインストールと構成に関する情報は含まれていません。このリリースではRemote Managerはサポートされないためです。
Ready Appを登録して使用できます。これにより、WebLogic Serverがアプリケーションのデプロイメントを完了した時点で完全に初期化されていないアプリケーションも、サーバーの準備完了状態に加わる要求を登録することができ、完全に初期化されたときにサーバーに通知することができます。「Ready Appの使用」を参照してください。
データベースのベスト・プラクティスの情報が追加されました。アクセス・リクエスト・カタログについてこれに従ってください。「アクセス・リクエスト・カタログのデータベース・ベスト・プラクティス」を参照してください。
「TDEをOracle Identity Governanceの新規インストール用に構成する」の手順が拡張されています。Oracle Identity Managerの新規インストールでのTransparent Data Encryption (TDE)構成時のウォレット作成が、Oracle Database 11gに加えてOracle Database 12c (12.1.0.2.0)の非CDBおよびCDBでもサポートされるようになりました。
フルT2Pはこのリリースではサポートされないため、Fusion Middlewareベースの移動スクリプトを使用したFMWフルT2Pに関する情報は削除されました。