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Oracle® Fusion Middleware Oracle Site Studio Contributorの使用
12c (12.2.1)
E70068-01
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5 イメージの操作

Webページでは、テキストの追加および編集以外に、イメージを追加することもできます。イメージは、重要な項目を説明したり、ページに色を追加して変化を与えたりする場合に非常に役立ちます。Contributorでイメージを追加、変更および削除できます。JPEG、GIFまたはPNGフォーマットのイメージを使用できます。また、イメージはコンテンツ・サーバーにチェックインする必要があります。

イメージに対しては、通常、次のタスクを実行します。

5.1 コンテンツ・サーバーへのイメージのチェックイン

イメージは、Webサイトに追加する前に、コンテンツ・サーバーにチェックインする必要があります。ネイティブ・ドキュメントの場合(第10章「ネイティブ・ドキュメントの操作」を参照)と同様、コンテンツ・サーバーに用意されているイメージをチェックインするための各種の方法のいずれかを使用できます。

イメージをチェックインする際は、次の事項に注意してください。

  • イメージはJPEG、GIF、PNGのいずれかのフォーマットであることが必要です。ファイルに関して質問がある場合は、サイト設計者またはサイト・マネージャに問い合せてください。

  • イメージのチェックインには適切なOracle Site Studioメタデータを使用して、イメージが目的のWebサイトに属していると認識されるようにする必要があります。特に、「Webサイト」および「Webサイト・オブジェクト・タイプ」に正しい値を指定する必要があります。これらの値が間違っている場合は、サイトが他のサーバーに移された場合にイメージが失われることがあります。

  • イメージは、ファイル・タイプや縦横比など、特定のスタイル・ガイドラインに従っている必要があります。このようなポリシーに関して質問がある場合は、サイト設計者またはサイト・マネージャに問い合せてください。


注意:

コンテンツをコンテンツ・サーバーにチェックインする方法の詳細は、『Oracle WebCenter Contentの使用』を参照してください。

5.2 イメージの追加

編集ツールバーを使用して、Contributorでイメージを追加できます。イメージを追加した後、サイズやプロパティの変更などの操作を行うことができます。

  1. イメージを追加する場所にカーソルを置きます。

  2. 編集ツールバーで、「イメージの挿入」アイコン(図5-1)をクリックします。

    図5-1 「イメージ」アイコン

    「イメージ」アイコン
  3. コンテンツ・サーバーで、検索結果ページを表示するウィンドウが開きます。使用するイメージの横にある「選択」をクリックします。追加するイメージが表示されない場合は、コンテンツ・サーバーに正しくチェックインされていない可能性があります。詳細は、「コンテンツ・サーバーへのイメージのチェックイン」を参照してください。

    コンテンツ・サーバーにデジタル・アセット管理が導入されている場合は、結果ページの「アクション」に青色の情報アイコンとデジタル・アセット管理アイコンが表示されます(図5-2)。アイコンをクリックすると、Webサイトで使用するイメージの複数のレンダリングが表示されます。各レンダリングは、イメージをチェックインしたときにコンテンツ・サーバーで作成されたイメージのバージョンです。使用できるレンダリングはコンテンツ・サーバーの設定方法によって異なりますが、一般的にはWebサイトで使用準備が完了したイメージのサムネイル・バージョン、プレビュー・バージョン、小さいサイズの同様のバージョンが含まれます。

    使用するイメージの特定のレンダリングの横にある「選択」をクリックします。

    図5-2 デジタル・アセット管理アイコン

    デジタル・アセット管理アイコン
  4. 検索結果ページが閉じてContributorに戻り、ページにイメージが表示されます。

5.3 既存のイメージの置換

ユーザー(または他のコントリビュータ)が以前にContributorで追加したイメージを簡単に置き換えることができます。

既存のイメージを置き換えるには、次のいずれかのタスクを実行します。

  • イメージ上の任意の場所でクリックしてイメージを選択します。イメージにフレームが表示され、イメージが選択されていることがわかります(図5-3)。ここで、イメージを追加すると、古いイメージが置き換えられます。詳細は、「イメージの追加」を参照してください。

  • イメージ上の任意の場所でクリックしてイメージを選択します。イメージにフレームが表示され、イメージが選択されていることがわかります。右クリックしてイメージのプロパティを選択します。サーバーの参照をクリックすると、サーバー上で別のイメージを選択できます。

  • イメージ上の任意の場所でクリックしてイメージを選択します。(キーボードの[Del]キーを押して)既存のイメージを削除し、イメージを挿入します。詳細は、「イメージの追加」を参照してください。

図5-3 選択されていないイメージおよび選択されているイメージ

選択されていないイメージおよび選択されているイメージ(フレームあり)

5.4 イメージのサイズ変更

マウスまたはイメージ・プロパティ・ダイアログ・ボックスを使用して、Contributorでイメージのサイズを変更できます。

マウスを使用したサイズ変更

イメージのサイズを変更するには、次のタスクを実行します。

  1. イメージがフレーム内に表示されるように、イメージを選択します(図5-4)。

    図5-4 選択されていないイメージおよび選択されているイメージ

    選択されていないイメージおよび選択されているイメージ(フレームあり)
  2. フレームの任意のボックスをクリックしてドラッグし、イメージのサイズを変更します。

イメージ・プロパティ・ダイアログ・ボックスを使用したサイズ変更

イメージのサイズは、イメージのプロパティ・ダイアログ・ボックスを使用して変更することもできます。「イメージのプロパティの変更」を参照してください。

考慮事項

  • イメージを追加する前に、コンテンツ・サーバーにイメージをチェックインする必要があります(「コンテンツ・サーバーへのイメージのチェックイン」を参照)。

  • BMPファイルはコンテンツ・サーバーでは表示できますが、WebページにBMPファイルを追加することはできません。GIF、JPEGまたはPNGファイルのみが使用可能です。

  • ファイル拡張子が.gif.jpgまたは.pngのイメージ、およびWebサイト・オブジェクト・タイプとして「イメージ」が指定されたイメージのみが、検索結果ページに表示されます。

  • サイトの設定方法によっては、「イメージの挿入」オプションがContributorで使用できる唯一のオプションとなる場合があります。

  • イメージのプロパティ・ダイアログ・ボックスでイメージの高さと幅を変更することによって、サイズを変更することもできます(「イメージのプロパティの変更」を参照)。

  • 角以外のドラッグ・ハンドルを使用すると、イメージの縦横比が変わります。イメージ・プロパティ・ダイアログ・ボックスの幅および高さのフィールドの右にあるアイコンを使用して、イメージの縦横比をロックしたり、イメージを元のサイズ(幅と高さ)に戻すことができます。

5.5 イメージのプロパティの変更

Contributorでイメージ・プロパティ・ダイアログ・ボックスを使用して、イメージのプロパティ(高さ、幅、境界線など)を変更できます。

イメージのプロパティを変更するには、次のタスクを実行します。

  1. イメージ上の任意の場所にマウス・カーソルを置きます。

  2. 右クリックして、メニューからイメージのプロパティを選択します。

    イメージのプロパティ・ダイアログが表示されます(図5-5)。

    図5-5 「イメージ」ダイアログ

    図5-5の説明が続きます
    「図5-5 「イメージ」ダイアログ」の説明

  3. 各イメージのプロパティを必要に応じて指定または編集します。

    • イメージ情報タブ:

      • URL: これは、コンテンツ・サーバー上のイメージのURLです。サーバーの参照ボタンを使用し、別のイメージを選択して現在のイメージと置き換えることができます。

      • 代替テキスト: これは、イメージの代替テキスト(つまり、IMGタグのAlt属性値の値)です。デフォルトは、コンテンツ・サーバー上のイメージのタイトルです(代替テキストの一般的な使用方法は、次の注意書きを参照してください)。

      • 幅: イメージの幅(ピクセル)を指定します。デフォルトは、実際のイメージ幅です。

      • 高さ: イメージの高さ(ピクセル)を指定します。デフォルトは、実際のイメージの高さです。


        注意:

        フィールドの右側にあるアイコンを使用して、イメージのアスペクト率を固定したり、イメージを元のサイズ(幅および高さ)にリセットできます。

      • 境界線: イメージを囲む境界線のサイズ(ピクセル)を指定します。

      • HSpace: イメージの左側と右側の水平間隔(ピクセル)を制御します。

      • VSpace: イメージの上側と下側の垂直間隔(ピクセル)を制御します。

      • 位置合せ: ページ上の他のアイテム(左、中央、右、上など)を使用してイメージの位置を合せます。プレビュー領域に、現在の設定を使用するとイメージがどのように位置合せされるかが示されます。

    • 「詳細」タブ(上級ユーザー用):

      • ID: イメージのIDを指定します。

      • 言語の向き: イメージの言語の向きを設定します。左から右(LTR)または右から左(RTL)のいずれかです。

      • 言語コード: イメージの言語コード(たとえば、'en'、'de'、'fr'など)を指定します。

      • 詳細説明URL: ページの説明を指定します。

      • スタイルシート・クラス: イメージのCSSクラスの名前(つまり、IMGタグのclass属性値)を指定します。

      • 付加情報タイトル: ターゲット・オブジェクトの説明を指定します。

      • style: スタイルを指定します。

  4. 「OK」をクリックし、ダイアログを閉じます。

考慮事項

  • イメージのプロパティ・フォームの設定の多く(高さ、幅、境界線、水平間隔および垂直間隔)は、値をピクセルで指定します。(ピクセルの詳細は、サイト設計者またはサイト・マネージャに問い合せてください。)

  • イメージの代替テキストは非常に役立つことがあります。"alt"属性値を使用して、マウスをイメージの上に置いたとき、またはイメージがWebページに適切に表示されないときには必ず代替テキストが表示されるように設定できます。また、これは、視覚障害者により使用されるほとんどの画面リーダー・プログラムに対して機能します。

5.6 イメージの削除

Contributorで以前に追加したイメージを簡単に削除できます。他のコントリビュータが追加したイメージも削除できます。

イメージを削除するには、次のタスクを実行します。

  1. イメージをクリックして選択し、イメージをフレームに表示します(図5-6)。

    図5-6 選択されていないイメージおよび選択されているイメージ

    選択されていないイメージおよび選択されているイメージ(フレームあり)
  2. キーボードの[Del]キーを押します。


    注意:

    イメージは、Webページから削除されますが、コンテンツ・サーバーからは削除されません。