| Oracle® Fusion Middlewareモバイル・デバイスでのOracle WebCenter Contentの使用 11g リリース1 (11.1.1) E49670-03 |
|
 前 |
 次 |
内容は次のとおりです。
Oracle WebCenter Contentでは、自分のコンピュータ上と同じように、ドキュメントを格納し、それらのドキュメントをフォルダに整理できます。ドキュメントとしては、レポート、プレゼンテーション、画像など、あらゆるタイプの電子ファイルを使用できます。ファイルをOracle WebCenter Contentに追加すると、ファイルはファイルに関する情報とともにコンテンツ・サーバーと呼ばれるリポジトリにアップロードされます。この情報は、自分や他のユーザーがファイルを検索するときに使用されます。この情報はメタデータまたはドキュメント・プロパティと呼ばれ、ドキュメントの検索時に使用される以外に、ドキュメントを表示可能なユーザーおよびドキュメントが格納されるライブラリまたはフォルダの制御に使用されます。
外出先で、モバイル・デバイスを使用してコンテンツの検索、表示および共有を行うことができます。たとえば、飛行機に乗る前に、最新の従業員経費レポートを検索し、自分のApple iPadにダウンロードできます。これにより、機上でコンテンツ・サーバーに接続できないときに、レポートを表示できます。着陸して接続したら、レポートを電子メールに添付して、上司の承認を得るために送信したり、新しいドキュメントとしてOracle WebCenter Contentに直接アップロードすることができます。
モバイル・アプリケーションに加えて、次のファイルへのアクセス方法のいずれかを使用できます。
Webブラウザ・インタフェース: Oracle WebCenter Contentでは、すべてのOracle WebCenter Content機能を手軽に使用できるWebブラウザ・ユーザー・インタフェースを用意しています。Webブラウザのユーザー・インタフェースの使用方法の詳細を習得するには、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Contentの使用』を参照してください。
デスクトップ・クライアント: Oracle WebCenter Content: Desktopを使用すると、Microsoft Windowsエクスプローラ、Microsoft Officeアプリケーション(Word、ExcelおよびPowerPoint)および電子メール・クライアント(Microsoft OutlookおよびLotus Notes)から直接Oracle WebCenter Contentサーバーに簡単にアクセスできます。デスクトップ・クライアントの使用の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Content: Desktopの使用』を参照してください。
Oracle WebCenter Contentは、モバイル・デバイスの使用時にファイルを保護し、ユーザーへのアクセス権限付与のための便利な方法を複数用意しています。
コンテンツ・サーバーへのセキュア・アクセス
コンテンツ・サーバーに初めて接続する際には、ユーザー名とパスワードの組合せを入力する必要があります。この情報は、以降接続するたびに自動的にコンテンツ・サーバーに渡されます。モバイル・アプリケーションを使用してコンテンツ・サーバーからサインアウトした場合、次回接続する際に再度ユーザー名とパスワードを入力する必要があります。
通常、ユーザー名とパスワードは、システム管理者によって設定と管理が行われ、ユーザーによって制御されることはありません。ユーザー名とパスワードが不明の場合は、システム管理者に問い合せてください。
ローカル・デバイスでのモバイル・パスコード
モバイル・デバイスでOracle WebCenter Contentを使用する場合、さらにセキュリティを追加するためにパスコードを設定できます。パスコードとは、モバイル・デバイスでユーザーが設定と管理を行う4桁の番号です。パスコードを設定した場合、モバイル・アプリケーションを指定した時間操作しないと、アプリケーションに戻る際にパスコードを入力する必要が生じます。これにより、他のユーザーがデイバイスを使用できる場所にデバイスがアクティブ状態で残されていても、アクセスを保護できます。
ローカル・ファイルの暗号化
デバイスにダウンロードされたすべてのファイルは暗号化されており、Oracle WebCenter Contentアプリケーション外ではこれらのファイルにアクセスできません。
その他のセキュリティ・オプション
Oracle WebCenter Contentは、モバイル・デバイス以外を使用して接続する場合(Webブラウザを使用する場合など)にドキュメントの保護と共有を行う別の方法も用意しています。詳細は、Oracle WebCenter Contentのドキュメントを参照してください。
