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Oracle® Fusion Middleware Oracle HTTP Serverの管理
12c (12.2.1.3.0)
E90311-03
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Oracle WebLogic Serverドメインとスタンドアロン・ドメインの違い

Oracle HTTP Serverはスタンドアロン、Full-JRFまたはRestricted-JRFドメインのいずれかにインストールできます。スタンドアロン・ドメインはOracle HTTP Serverなどのシステム・コンポーネント用のコンテナです。これはオーバーヘッドが最小のため、DMZ環境に理想的です。スタンドアロン・ドメインにはOracle WebLogic Serverドメインに類似したディレクトリ構造がありますが、これには管理サーバー、管理対象サーバーまたは管理サポートは含まれていません。スタンドアロン・ドメインには、同一タイプのシステム・コンポーネント(Oracle HTTP Serverなど)、またはタイプの混在したシステム・コンポーネントの1つ以上のインスタンスが含まれます。

WebLogic ServerドメインではすべてのWebLogic Management Frameworkツールがサポートされています。Oracle WebLogic ServerドメインはFull-JRFまたはRestricted JRFのいずれかです。Full-JRFモードのWebLogic Serverドメインには、WebLogic管理サーバー、0台以上のWebLogic管理対象サーバーおよび0個以上のシステム・コンポーネント・インスタンス(Oracle HTTP Serverインスタンスなど)が含まれます。このタイプのドメインは、システム全体に存在するFusion Middleware ControlおよびWebLogic Management Frameworkを介して拡張管理機能を提供します。WebLogic Serverドメインは、複数の物理マシンにまたがって設定でき、管理サーバーによって一元管理されます。これらのプロパティのために、WebLogic Serverドメインは、使用しているシステムのコンポーネントとJava EEコンポーネント間の最高の統合を提供します。

Restricted-JRFドメインは12.2.1リリースの新機能で、WebLogicサーバー・ドメインを使用してOracle HTTP Serverの管理を簡素化することが目的です。Oracle WebLogic ServerのRestricted-JRFドメインは、外部データベースへの接続が必要ない点を除き、Full-JRFドメインと似ています。Fusion MiddleWare ControlおよびWLSTを介するOracle HTTP Server機能のすべては引き続き使用可能です。

これらの各ドメインの詳細は、ドメイン・タイプを参照してください。