一般的には、1つの分散Webサイトの全サーバーで、単一のURLネームスペースを使用する必要があります。すべてのサーバーでネームスペースの一部を処理し、処理しないURLのリクエストをそのURLにより近いサーバーにリダイレクトまたはプロキシできます。たとえば、次のようなネームスペースがあるとします。
/app1/login.html /app1/catalog.html /app1/dologin.jsp /app2/orderForm.html /apps/placeOrder.jsp
最初に、server1にapp1、server2にapp2を置いて、これらのネームスペースを2つのWebサーバーにマップします。server1の構成は次のようになります。
Redirect permanent /app2 http://server2/app2 Alias /app1 /myApps/application1 <Directory /myApps/application1> ... </Directory>
server2の構成は補足的です。
ネームスペースをコンテンツ・タイプ(server1ではHTML、server2ではJSP)別にパーティション化すると決定した場合、サーバー構成を変更してファイルを移動できますが、アプリケーション自体を変更する必要はありません。その結果、server1の構成は次のようになります。
RedirectMatch permanent (.*) \.jsp$ http://server2/$1.jsp AliasMatch ^/app(.*) \.html$ /myPages/application$1.html <DirectoryMatch "^/myPages/application\d"> ... </DirectoryMatch>
実際のリダイレクションの量は、ハードウェアのロード・バランサ(F5システムのBIG-IPなど)を、URLに基づいてserver1またはserver2にリクエストが送信されるように構成することで、最小限に抑えることが可能です。