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Oracle® Fusion Middleware Oracle HTTP Serverの管理
12c (12.2.1.3.0)
E90311-03
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DMSの共有メモリーの不足

Oracle HTTP Server DMSに対して必要な共有メモリーの計算が間違っている場合、エラー・ログが表示されます。これらの問題は、DMS共有メモリーのディレクティブをデフォルト値の4096よりも大きく設定するか、問題が解決されるまでディレクティブを50%高く設定し続けることによって解決できます。

Oracle HTTP Server DMSに対する必要な共有メモリーの計算が誤っているときに、文字列dms_fail_shm_expansion: out of DMS shared memory in pid XXX, disabling DMS; increase DMSProcSharedMem directive from YYYを含むエラー・ログが表示されます。これは、DMSProcSharedMemをデフォルトの値4096よりも大きい値に設定することで解決できます。一部の極端な構成では、Oracle HTTP Serverのエラー・ログに次のメッセージが表示されることがあります。

dms_fail_shm_expansion: out of DMS shared memory in pid XXX, disabling DMS; increase DMSProcSharedMem directive from YYY

これは、Oracle HTTP Server DMSに対して必要な共有メモリーの計算が誤っているためです。これは、DMSProcSharedMemをデフォルトの4096より大きい値に設定することで解決できます。問題が解決するまで継続してDMSProcSharedMemを50%ずつ高く設定します。DMSProcSharedMemの最小値は256バイトで、最大値は65536です。

数百から数千もの多くの仮想ホストを持つ構成で、前述の回避策で解決できない場合は、かわりに環境変数OHS_DMS_BLOCKSIZEをOracle HTTP Serverがエラーなく開始する十分大きな値に設定できます。この変数の値は数キロバイトであり、524288は開始値として適切です。エラーが繰り返される場合は、Oracle HTTP Serverがエラーなく開始するまで値を50%ずつ増加させてください。