始める前に
Coherenceクラスタを作成および構成します。Coherenceクラスタの作成およびCoherenceクラスタの構成を参照してください。
Coherenceキャッシュ構成ファイルは、アプリケーションによって使用されるキャッシュおよびサービスを定義します。一般に、キャッシュ構成ファイルはGARモジュールに含まれています。GARはデータ層のすべての管理対象Coherenceサーバーにデプロイされ、EARの一部としてアプリケーション層にもデプロイできます。GARにより、すべてのOracle Coherenceクラスタ・メンバーがキャッシュ構成を確実に使用できるようになります。ただし、特定の管理対象Coherenceサーバーで使用するために別のキャッシュ構成を必要とする場合があります。たとえば、プロキシ層でGARのすべてのアーティファクトにアクセスする必要があり、開始するプロキシ・サービスを定義した別のキャッシュ構成が必要な場合があります。
クラスタ・キャッシュ構成を定義するには、管理コンソールを使用できます。キャッシュ構成ファイルは、実行時にWebLogicクラスタまたは管理対象Coherenceサーバーに関連付けることができます。この場合、このキャッシュ構成が、GARに含まれているキャッシュ構成ファイルを上書きします。GARファイルからキャッシュ構成ファイルを省略して、実行時に割り当てることもできます。キャッシュ構成ファイルを実行時に上書きするには、キャッシュ構成ファイルをJNDI名にバインドする必要があります。JNDI名は、<cache-configuration-ref>
要素のoverride-property
属性を使用して定義されます。この要素は、GARファイルにパッケージ化されたcoherence-application.xml
ファイルにあります。coherence-application.xml
ファイルの詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic ServerのOracle Coherenceアプリケーションの開発を参照してください。キャッシュ構成ファイルのインポートの詳細は、クラスタ・キャッシュ構成ファイルの使用方法を参照してください。
cache-config/
で、coherence-application.xml
のcache-configuration-ref
エントリ内のoverride-property
にある値と一致する必要があります。たとえば、ExamplesGAR
のJNDI名はcache-config/ExamplesGAR
のoverride-propertyと一致する必要があります。
このオプションを選択しないと、サーバーの起動時に、指定した場所からキャッシュ構成ファイルが直接ロードされます。
結果
クラスタ・キャッシュ構成は、Coherenceクラスタ設定コンソール・ページの構成: キャッシュ構成ページにリストされます。