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HTTPログの有効化と構成


デフォルトでは、HTTPサブシステムはすべてのHTTPトランザクションのログをテキスト・ファイルに保存します。HTTPアクセス・ログのデフォルトの場所とローテーション・ポリシーはサーバー・ログと同じです(サーバー・インスタンスのルート・ディレクトリの下のlogsディレクトリ内)。サーバー・ログ・ファイルの名前と場所の変更を参照してください。

定義した各サーバーまたは各仮想ホストに対して、HTTPアクセス・ログの動作を定義する属性を設定できます。仮想ホストのHTTPログ・ファイル設定の構成を参照してください。

  1. まだ行っていない場合、管理コンソールのチェンジ・センターで「ロックして編集」をクリックします(チェンジ・センターの使用を参照)。
  2. 管理コンソールの左ペインで、「環境」を展開して「サーバー」を選択します。
  3. サーバー」表で、HTTPロギングを構成するサーバー・インスタンスの名前をクリックします。
  4. 「ロギング」→「HTTP」を選択します。
  5. ロギング: HTTP」ページで、次の手順に従います。
    1. 選択されていない場合は、「HTTPアクセス・ログ・ファイルを有効化」チェック・ボックスを選択します。

      このページのフィールドに入力する値の詳細は、構成オプションを参照してください。

    2. ログ・ファイル名」フィールドに、HTTPアクセス・ログのパスとファイル名を入力します。

      絶対パス名か、またはサーバーのルート・ディレクトリを基準にした相対パス名を入力します。ノード・マネージャを使用して管理対象サーバーを起動した場合、ルート・ディレクトリはノード・マネージャ・プロセスをホストするコンピュータに存在します。詳細は、サーバーのルート・ディレクトリを参照してください。

    3. ログ・ファイルがローテーションされるときにファイル名に日付と時刻を含めるようにするには、「ログ・ファイル名」フィールドで、ファイル名にjava.text.SimpleDateFormat変数を追加し、各変数をパーセント記号(%)で囲みます。

      たとえば、「ログ・ファイル名」フィールドにaccess_%yyyy%_%MM%_%dd%_%hh%_%mm%.logという値を入力した場合、仮想ホストのHTTPログ・ファイルはaccess_yyyy_MM_dd_hh_mm.logという名前になります。サーバー・インスタンスがHTTPログ・ファイルをローテーションすると、ローテーションされたファイル名には日付が含まれます。たとえば、サーバー・インスタンスが2005年1月2日の10:05 AMにログ・ファイルをローテーションした場合、古いログ・メッセージが含まれるログ・ファイルの名前はaccess_2005_01_02_10_05.logになります。日付と時刻を含めない場合、ローテーションされたログ・ファイルには作成順に番号が付けられ、filenamennnnnとなります。filenameは、ログ・ファイルに対して構成された名前です。たとえば、access.log00007のようになります。

  6. デフォルトでは、WebLogic Serverインスタンスが本番モードで動作している場合は、現在のHTTPログ・ファイルが5000KBを超えたときに、または、開発モードで動作している場合は500KBを超えたときに、サーバーは古いHTTPリクエストを別のファイルに移します。また、デフォルトでは、サーバーはアーカイブ・ログ・ファイルを無制限に作成することができます。これらのデフォルトを変更するには:
    1. ローテーション・ファイル・サイズ」フィールドに、サーバーがHTTPリクエストを別のファイルに移動するきっかけとなるファイル・サイズを入力します。HTTPログ・ファイルが指定のサイズに達した後、次にサーバーがファイル・サイズをチェックしたときに、現在のログ・ファイルの名前が変更されます。ファイル名が変更されると、以後のメッセージはaccess.logという新しいファイルに蓄積されます。
    2. 古いHTTPリクエストを格納するためにサーバーが作成するHTTPログ・ファイルの数を制限するには、「保存するファイル数の制限」チェック・ボックスを選択します。次に、「保存するファイル数」フィールドに、ログ・ファイルの最大数を入力します。この制限数に達すると、最も古いログ・ファイルが削除され、最新のサフィックスの付いた新しいログ・ファイルが作成されます。
  7. 特定のサイズではなく、特定の時間間隔で古いHTTPリクエストを別のファイルに移動するには:
    1. 「ローテーションのタイプ」リスト・ボックスで、「時間」を選択します。
    2. ローテーション開始時刻」フィールドに、開始時刻を入力します。

      日付と時刻は、java.text.SimpleDateFormat (MM-DD-yyyy-k:mm:ss)を使用して指定します。

      指定された時刻になると、現在のログ・ファイルがローテーションされます。指定した時刻がすでにすぎている場合、サーバーは即座にファイルのローテーションを開始します。以後、「ローテーション間隔」で指定した間隔でHTTPログ・ファイルがローテーションされます。

    3. ローテーション間隔」フィールドには、サーバーが古いHTTPリクエストを別のファイルに保存する間隔を入力します。
  8. ログ・ファイル・ローテーションのディレクトリ」フィールドには、ローテーションされるログ・ファイルを格納するディレクトリの場所を入力します。

    絶対パス名か、またはサーバーのルート・ディレクトリを基準にした相対パス名を入力します。デフォルトでは、ローテーションされたファイルはログ・ファイルと同じディレクトリに格納されます。

  9. ページの下部にある「詳細」をクリックします。
  10. 「フォーマット」リスト・ボックスから「共通」または「拡張」を選択して、HTTPログ・ファイルのフォーマットを指定します。
    1. 拡張ログ・フォーマットを使用すると、各HTTP通信について記録される情報のタイプと順序を指定できます。「拡張ロギング・フォーマットのフィールド」を使用して、access.logのフィールドのリストを指定します。

      詳細は、拡張ログ・フォーマットを使用したHTTPアクセス・ログの設定を参照してください。

    2. ログの時刻(GMT)」を選択して、HTTPログ・メッセージのタイム・スタンプを、ホスト・コンピュータで指定されているローカル・タイム・ゾーンに関係なく、グリニッジ標準時(GMT)で記録するかどうかを指定します。これは、拡張ログ・フォーマットを指定した場合にのみ適用されます。
  11. 保存」をクリックします。
  12. これらの変更をアクティブにするには、管理コンソールのチェンジ・センターで「変更のアクティブ化」をクリックします。
    すべての変更が即座に有効になるわけではありません。再起動が必要なものもあります(チェンジ・センターの使用を参照)。

完了した後に

サーバーを再起動します。


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