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パーティション・ワーク・マネージャの構成

始める前に

パーティション・ワーク・マネージャの定義


パーティション・ワーク・マネージャは、パーティション間にスレッド使用ポリシーを設定します。各パーティションのワーク・マネージャ・スレッド数の制限、および各パーティションのスレッド使用時間に基づいたスレッド使用割当ての管理を行うよう構成できます。相対的なスレッドの使用を規定する際に重要なことは、同じWLSインスタンスを共有する様々なパーティション間で適切なサービスの質(QoS)および公平性を提供することです。それが実現できないと、1つのパーティションのローグ・アプリケーションによって他のパーティションのスレッド・リソースが不足して、適切に機能しなくなる可能性があります。

パーティション・ワーク・マネージャを構成するには:

  1. まだ行っていない場合、管理コンソールのチェンジ・センターで「ロックして編集」をクリックします(チェンジ・センターの使用を参照)。
  2. コンソールの左ペインで「ドメイン・パーティション」を展開し、「パーティション・ワーク・マネージャ」を選択します。

    「パーティション・ワーク・マネージャ」表に、定義されたパーティション・ワーク・マネージャが表示されます。

  3. 構成するパーティション・ワーク・マネージャの名前をクリックします。
  4. 「パーティション・ワーク・マネージャの編集」ページで、次のようにします。
    1. 「共有容量」フィールドに1から100の間の数値を入力します。

      パーティションの作業リクエストの数を制限するワーク・マネージャのパーティション共有容量。この制限には、実行中の作業リクエストまたはキューに入れられて使用可能なスレッドを待機しているワーク・リクエストが含まれます。制限を超えると、WLSはパーティションから発行された特定のリクエストの拒否を開始します。

      値は、WLSサーバー・インスタンス全体でリクエスト数を抑制する「ワーク・マネージャの共有容量」オプションの構成に従って、WLSサーバー全体の容量のパーセンテージで表されます。ワーク・マネージャのパーティション共有容量は、1から100パーセントの間の値にする必要があります。

    2. 「フェア・シェア」フィールドに1から99の間の数値を入力します。

      フェア・シェア値は、すべてのパーティションのスレッド使用量と比較して、そのパーティションに必要なスレッド使用率です。値は1から99の間の数値にする必要があります。WLSドメインで実行しているすべてのパーティションのこの値の合計が100になることをお薦めします。デフォルトでは、パーティションのフェア・シェア値は50です。

    3. (オプション)「最小スレッド数制約」値を指定します。

      最小スレッド制約により、サーバーがデッドロックを防止するためにワーク・マネージャに割り当てるスレッド数が保証されます。これでワーク・マネージャは構成済のフェア・シェアより多くのスレッド使用時間を受け取り、パーティションは同じWLSサーバー・インスタンスの他のパーティションと比較してより多くのスレッド使用時間を取得できます。

      オプションで、WLSドメインに構成されたパーティションごとに最小スレッド制約値の制限を指定できます。構成されると、パーティションに構成された最小スレッド制約値に上限が設定されます。パーティションにおけるすべての最小スレッド制約の構成値の合計がこの構成値を超えた場合、警告メッセージが記録され、WLSはスレッド・プールが制約に割り当てているスレッド数を減らします。

      デフォルトでは、パーティションに最小スレッド制約制限は設定されていません。

    4. (オプション)「最大スレッド数制約」値を指定します。これは、パーティションのリクエストで同時に動作している自己チューニング・スレッド・プールのスレッドの最大数です。

      最大スレッド制約は、パーティションがスレッド・リソースのフェア・シェアを超えて使用しないようにする場合、特にスレッドがI/Oでブロックされ、応答してしないリモート・サーバーからのレスポンスを待機している場合などの異常な状況において役立ちます。そのようなシナリオで最大スレッド制約を設定すると、一部のスレッドがWLSインスタンスの他のパーティションからのリクエストの処理に確実に使用できるようになります。

  5. 「保存」をクリックします。

    パーティション・ワーク・マネージャ構成が保存されます。

  6. これらの変更をアクティブにするには、管理コンソールのチェンジ・センターで「変更のアクティブ化」をクリックします。
    すべての変更が即座に有効になるわけではありません。再起動が必要なものもあります(チェンジ・センターの使用を参照)。

完了した後に

パーティションのパーティション・ワーク・マネージャへの関連付け


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