詳細セキュリティ・モデルが、初期デプロイメント時のデプロイメント・ディスクリプタからのセキュリティ・ロールおよびポリシーをセキュリティ・プロバイダのデータ・リポジトリにコピーするように、構成できます。しかし、これらのWebアプリケーションの1つを再デプロイすると、WebLogic Serverは再デプロイされたモジュールのデプロイメント・ディスクリプタからセキュリティ・データを再インポートします。最初にインポートしたロールおよびポリシーに対する変更はすべて、この再インポート操作によってオーバーライドされ得ます。
たとえば、EJB1のデプロイ時に、「john」というプリンシパルへのアクセス権を付与するPrivilegedUserという名前のロールをインポートしたとします。その後、管理コンソールを使用して、PrivilegedUserロールに対し、「john」に加えて「pat」を追加します。ロールおよびポリシーのインポートを停止せずにEJB1を再デプロイすると、WebLogic ServerはPrivilegedUserロールの定義を再インポートします。インポートされた定義は、変更内容をオーバーライドし、「pat」はロール内に存在しなくなります。
警告: ロールおよびポリシーのインポートを停止しないと、WebアプリケーションおよびEJBリソースの再デプロイ時に、セキュリティ構成に一貫性がなくなるおそれがあります。このステップを実行しなかったり、正しく行わなかった場合は、次回モジュールのポリシー・エディタ・ページをロードしたときに、次のメッセージが表示されます。
次に表示される情報は正確でない可能性があります。正確な情報が表示されていることを確認するには、WebLogicリソースを削除して再デプロイする必要があります。
ロールおよびポリシーのインポートを停止するには:
この選択については、構成オプションを参照してください。