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MBeanインスタンス名の指定


SNMP監視のスコープを特定のMBeanインスタンスに限定する場合は、SNMP監視または属性変更を作成するときに、MBeanインスタンスの短縮名(インスタンス名)を指定します。「監視するMBean名」フィールドでインスタンス名を指定していない場合、SNMP監視は、その親のSNMPエージェントのスコープに含まれるMBeanのすべてのインスタンスを監視します。

管理対象Bean (MBean)は、Java Management Extensions (JMX)に基づいた汎用的な管理インタフェースを提供するJava Beanです。すべてのWebLogicリソースはMBeanを備えており、WebLogic Server SNMPエージェントはMBeanのJMXインタフェースを使用して、監視データを取得します。各MBeanはMBeanタイプのインスタンスであり、各インスタンスはインスタンス名を1つ持ちます。WebLogic Serverリソースを作成する際は、インスタンス名の短縮名を指定します。

たとえば、ドメインにデプロイしたJDBCデータ・ソースは、それぞれ固有のJDBCDataSourceRuntimeMBeanを保持しています。examples-demoというデータ・ソースのJDBCDataSourceRuntimeMBeanのみをSNMPカウンタ監視で監視する場合は、MBeanインスタンス名としてexamples-demoを指定します。カウンタ監視は、その親のSNMPエージェントのスコープ内にJDBCDataSourceRuntimeMBeanの他のインスタンスがいくつあっても、examples-demoという名前のJDBCDataSourceRuntimeMBeanのみを監視します。examples-demoというMBeanをホストしていないWebLogic ServerインスタンスにSNMPエージェントをターゲット指定した場合は、そのエージェント内で動作しているカウンタ監視が通知を生成することはありません。SNMPエージェントを管理サーバーにターゲット指定した場合、カウンタ監視は、そのドメイン内のすべてのサーバー上にある、examples-demo MBeanのすべてのインスタンスを監視します。

SNMP監視または属性変更の「構成」ページの「監視するMBean名」リストに、そのドメインにある、選択されたMBeanタイプの現在アクティブなすべてのインスタンスが表示されます。


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