このドキュメント『ゼロ・ダウンタイム・パッチ適用ワークフローの管理』は、既存のOracleホームからパッチ適用済Oracleホームへドメインを移動する方法、新しいJavaバージョンへ更新する方法、またはサービスが失われることなくドメイン内のアプリケーションを更新する方法について説明します。ドメインを使用可能にしたままで、ドメイン内のサーバーに変更を系統的に適用するワークフローを作成する方法について説明します。また、ワークフローのタスクの進行状況を監視する方法や、前の状態にドメインを回復する方法についても説明します。
このドキュメントは、Oracleホーム、新しいJavaバージョンまたはアプリケーション更新へのOracleパッチなど、ドメインへの更新の適用を担当する、WebLogic Serverの管理者およびオペレータを対象としています。読者は、WebLogic Server管理コンソール、WebLogic Scripting Tool (WLST)、およびOracle WebLogic Serverがインストールされているオペレーティング・システムとプラットフォームをよく理解していることが前提となっています。
Oracleのアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイト(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docacc
)を参照してください。
Oracle Supportへのアクセス
サポートをご購入のOracleのお客様は、My Oracle Supportにアクセスして電子サポートを受けることができます。http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=info
またはhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs
(聴覚障害者向け)を参照してください。
次のOracle Fusion Middlewareドキュメントを参照してください。
Opatchによるパッチ適用
Oracle WebLogic Serverノード・マネージャの管理
WebLogic Scripting Toolの理解
WebLogic Server WLSTコマンド・リファレンス
Oracle WebLogic Serverへのアプリケーションのデプロイ
Oracle WebLogic Server MBeanリファレンス
このマニュアルでは次の表記規則を使用します。
規則 | 意味 |
---|---|
太字 |
太字は、操作に関連するGraphical User Interface要素、または本文中で定義されている用語および用語集に記載されている用語を示します。 |
イタリック体 |
イタリックは、ユーザーが特定の値を指定するプレースホルダ変数を示します。 |
|
固定幅フォントは、段落内のコマンド、URL、サンプル内のコード、画面に表示されるテキスト、または入力するテキストを示します。 |
このドキュメントは次のように編成されています。
ダウンタイムなしのパッチ適用の概要では、作成できるパッチ適用ワークフローのタイプ、パッチ適用ワークフローの処理方法、およびパッチ適用の回復方法を含む、ダウンタイムなしのパッチ適用の概要について説明します。
ダウンタイムなしのパッチ適用の準備では、パッチ適用ワークフローを構成する前に完了しておく必要がある事前ステップについて説明します。
ワークフローの構成と監視では、ドメインをパッチが適用されたOracleホームに移動、ドメインのJavaバージョンを更新、ドメインのアプリケーションを更新、またはこれら3つすべてを行う、パッチ適用ワークフローの構成方法について説明します。
カスタム・フックを使用したワークフローの変更では、マルチテナントおよび非マルチテナント・ロールアウトの特定の拡張ポイントで追加のスクリプトを実行して、パッチ適用ワークフローを変更する方法について説明します。