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分析の制限についてレポートの制限事項を次の項に示します。 カスタムオブジェクトのレポート作成分析では、カスタムオブジェクトのレポート作成が包括的にサポートされます。カスタムオブジェクト1、2、3およびそれらと取引先、担当者、商談およびサービスリクエストとの多対多リレーションシップのレポートを、専用のサブジェクトエリアを使用して作成できます。カスタムオブジェクト4-15とカスタムオブジェクト1、2、3を含むその他の組み込みのオブジェクトとの間のリレーションシップのレポートを作成するには、高度なカスタムオブジェクトサブジェクトエリアを使用します。 説明テキストの制限レポートの説明テキストフィールドでは、印刷可能なテキストの文字数が次のように制限されています。
レコードの最大数表示可能な最大レコード数は次のとおりです。
クエリー実行の時間制限分析は、Oracle CRM On Demandのパフォーマンスとのバランスを保ちながら、クエリーとレポートに最適なパフォーマンスを実現します。長時間実行クエリーまたはリソース集中型クエリーが分析の全体的なパフォーマンスに及ぼす悪影響を最小限に抑えるために、リアルタイムレポートと時系列レポートの両方に対して時間制限が有効になっています。クエリーが時間制限を超えると、タイムアウトエラーメッセージが表示されます。Oracle CRM On Demandのインスタンスに適用可能な特定のタイムアウト制限については、カスタマーサポートにお問い合わせください。すべてのインスタンスは、最大のクエリー時間がリアルタイムレポートサブジェクトエリアでは10分、時系列分析サブジェクトエリアでは180分を超過できませn。クエリー実行時間の最適化については、「レポートのパフォーマンスについて」および「実績の最適化」を参照してください。 複数選択ピックリスト時系列分析サブジェクトエリアでは、分析に複数選択ピックリスト(MSP)フィールド(各オブジェクト10フィールドまで)が別個のフォルダとして表示されます。これらのフォルダ内でレポートに使用できるのは、フィールドの最初の20個のピックリスト値と連結MSPフィールド値のみです。 分析では、企業のデフォルト言語による、連結されたMSPフィールドの値の表示がサポートされています。分析にはその他に2つのフォルダも表示されます。
時系列分析およびリアルタイムレポートサブジェクトエリアでは、次のオブジェクトの複数選択ピックリスト値がサポートされています。
複合分析でのカラムフィルタープロンプトカラムフィルタープロンプトを使用すると、リクエスト内のカラムの一般的なフィルタリングを行うことができます。ただし、このカラムフィルタープロンプトは複合分析リクエストでは使用できません。 ブックの表示ブックセレクタは[レポート]ページと[ダッシュボード]ページのほか、レコードのホームページに埋め込まれたレポート内に表示されます。ブックセレクタを使用してユーザーブックやカスタムブックにドリルダウンできます。[フル表示]設定で時系列分析サブジェクトエリアを表示している場合、[サブ項目を含める]チェックボックスの選択を解除すると個々のブック階層で部下またはサブブックを除外できます。 ブックセレクタはレポートプレビューでは使用できません。リアルタイムレポートサブジェクトエリアから作成されたレポートでは、サブ項目を除外できません。[サブ項目を含める]チェックボックスの選択は解除できますが、リアルタイムレポートサブジェクトエリアには影響せず、時系列分析サブジェクトエリアにのみ影響します。 注: 分析内のレコードの可視性はいくつかの設定によって決まります。詳細は、「分析のレコードの表示について」を参照してください。 為替レート企業で有効な通貨を複数指定している場合は、企業の管理者が各通貨の為替レートを設定する必要があります。為替レートの変更は、夜間の分析データの更新後にレポートに表示されます。単一の為替レートは毎月決定され、その月におけるすべてのトランザクションにそのレートが使用されます。 一部のレコードタイプには複数の日付フィールドが用意されています。対象の月の為替レートの決定に使用される日付フィールドは1つのみです。資産の通貨を変換する場合は、使用する月が[購入日]フィールドによって決定されます。商談の場合は、為替レートの有効日に最も近い商談クローズ日が使用されます。 ローカライゼーションの設定デフォルト言語を変更する場合は、新しく選択した言語でレポートの要素が表示されます。ただし、選択した言語に関係なく、レポートまたはダッシュボードのデータには企業のデフォルト言語が使用されます。 日付のサポート分析では、カレンダー四半期または標準の会計カレンダーモデルを使用する企業は、41年間(2000から2040年)の日付のディメンション内の基準の日付分析を実施できます。また、カスタム会計カレンダーを使用する企業は、Oracle CRM On Demandで定義された年のみの基準の日付分析がサポートされます。この期間外に作成されたレコードも、日付のディメンション内で分析されていなければ表示可能です。 日付ディメンションは、時系列分析サブジェクトエリアでは、リアルタイムレポートサブジェクトエリアとは異なる方法で設定されます。時系列分析サブジェクトエリアでは、日付ディメンションは1つのみ(標準)で、異なる日付を使用する基準セットが1つまたは複数あるため、これらの基準を必要な範囲内の任意の日付でレポートできます。リアルタイムレポートサブジェクトエリアでは、日付ディメンションは1つまたは複数(ロールプレイング)あり、基準セットが1つのみであるため、これらの基準を異なる日付ディメンションを使用して分析できます。 たとえば、1つの日付ディメンション(クローズ日)と2つの基準セットが含まれている商談時系列分析サブジェクトエリアがあるとします。デフォルトの基準セットである商談基準はクローズ日に基づいていますが、オープン日別に商談を分析できる商談の基準(開始日別)という別の基準セットもあります。一方、商談リアルタイムレポートサブジェクトエリアには、2つの日付ディメンション(オープン日およびクローズ日)と1つの基準セット(商談基準)があります。時系列分析サブジェクトエリアの日付ディメンションを使用する利点は、必要な範囲内の任意の日付を使用して、1つのレポートで期間全体の様々な関連基準を分析できることです。 次の表に、時系列分析サブジェクトエリアとリアルタイムレポートサブジェクトエリアの日付ディメンションの設定を示します。
時間のサポートレポートに表示される日時は企業のタイムゾーンで提供されるため、レポートを使用するすべてのユーザーが一貫したデータを表示できます。企業の管理者が[サブジェクトエリアのレポート作成に対するユーザータイムゾーンサポート]フィールドを有効にしていて、このフィールドがユーザーのプロファイルで選択されている場合は、日時をユーザーのタイムゾーンで表示できます(リアルタイムレポートサブジェクトエリアのみ)。この設定を変更すると、対象のユーザーが表示するレポートのみに影響し、他のユーザーが表示するレポートには影響しません。レポートを共有すると、表示される日時情報が他のユーザーに表示される情報と異なる場合があります。 ユーザー目標活動、活動履歴、商談、商談履歴、商談製品、商談製品履歴の各サブジェクトエリアでのレポート作成には、ユーザー目標を使用できます。ユーザー目標のレポートを作成するときは、次の点に注意してください。
カスタムオブジェクト1、2、3の関連付け分析では、カスタムオブジェクト1、2、3と次のオブジェクトとの多対多の関連付けのレポートは作成できません。
分析では、カスタムオブジェクト1、2、3および取引先、担当者、サービスリクエスト、商談についてのみ多対多リレーションシップが実装されます。この多対多リレーションシップは、カスタムオブジェクト1、2、3と活動、資産、見込み客、製品との間に実装されます。ただし、顧客は、高度なカスタムオブジェクトサブジェクトエリアを使用してこれらのオブジェクトとカスタムオブジェクト1、2、3との間の1対多リレーションシップのレポートを作成できます。レポートに活動基準を含めている場合、活動ディメンションからの要素を表示できます。 通貨変換の制限企業のデフォルト通貨ではない通貨を使用して通貨の値が入力されている場合は、分析によって、レポートでの使用のためにその値が企業のデフォルト通貨に変換されます。ある通貨での入力で許容されている大きな値が、企業のデフォルト通貨への変換時に値限度を超える場合があります。これが起こった場合は、レポート生成を完了できません。 |
公開日 2018 年 8 月 | Copyright © 2005, 2018, Oracle. All rights reserved. Legal Notices. |