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イベントおよびアポイントの同期について

企業管理者が[企業プロファイル]ページのカレンダーにイベントを表示設定を選択している場合、Oracle CRM On Demandでは、カレンダのイベントレコードの詳細が表示されます。この設定が選択されていると、Oracle CRM On Demandでは、イベントレコードに関連するアポイントレコードが自動的に維持されます。ユーザーがUI、インポートアシスタント、Webサービスのいずれかでイベントレコードを作成、更新または削除すると、Oracle CRM On Demandでは、関連するアポイントレコードが作成、更新または削除されます。同じチャネルを介してイベントの対応するアポイントレコードを更新または削除するたびに、Oracle CRM On Demandでは、逆に元のイベントレコードが自動的に更新または削除されます。

たとえば、心臓病学者の会議が2015年7月20日午前9時から2015年7月20日午後5時までマリオットホテルで開催される予定になっているとします。Oracle CRM On Demandでは、次のようにアポイントレコードが作成されます。

  • 件名が心臓病学者の会議に設定されます
  • アポイントの日時が、2015年7月20日午前9時開始、2015年7月20日午後5時終了に設定されます
  • 場所がマリオットホテルに設定されます
  • 活動タイプが[イベント]に設定されます

Oracle CRM On Demandでは、Oracle CRM On Demandカレンダーにイベントのアポイントが表示されます。さらに、Oracle CRM On Demand Desktopなど、Oracle CRM On Demandと同期される他の製品のカレンダーにもアポイントが表示されます。

次の表は、イベントレコードとそれに対応するアポイントレコードの間のフィールドのマッピングを示しています。

イベントレコードフィールド

アポイントレコードフィールド

名前

主題

開始時刻

開始時刻

終了時刻

終了時刻

場所

場所

所有者

所有者

ブック

ブック

ユーザーがイベントを作成すると、Oracle CRM On Demandによって対応するアポイントが作成され、これらのフィールドがイベントからアポイントにコピーされます。また、Oracle CRM On Demandによって、イベントチームに追加されたユーザーやイベントに追加されるブックなど、イベントのための特定の子レコードがコピーされます。同様に、アポイントレコード上でそれらが作成されると、Oracle CRM On Demandによってイベントのためにこれらの子レコードが作成されます。Oracle CRM On Demandによってイベントのために作成されたカレンダーエントリでは、アポイントの主題および場所として、イベントの名称および場所が表示されます(場所は括弧内に表示されます)。[主題]リンクをクリックすると、非イベントカレンダーエントリの場合と同様に[アポイント詳細]ページに移動します。

注意: 既存のイベントレコードの場合は、ユーザーがイベントを更新して保存するたびに、Oracle CRM On Demandによってブックおよびユーザーの子レコードとともにその時点のアポイントが自動的に作成されます。つまり、Oracle CRM On Demandには、ユーザーがイベントを再度更新して保存するまでカレンダーに古いイベントは表示されません。イベントの子レコードの追加または削除は、イベントレコードの更新とはみなされず、アポイントの作成は引き起こされません。さらに、企業管理者が[企業プロファイル]ページのカレンダーにイベントを表示設定を選択解除すると、Oracle CRM On Demandでは、新しいイベントに対応する関連イベントアポイントが作成されなくなります。ただし、管理者が設定を選択した時点以降に作成された既存のイベントアポイントはOracle CRM On Demandに残るため、Oracle CRM On Demandでは、これらのイベントアポイントが、対応するイベント更新と引き続き同期されて、イベントとイベントアポイントの間のデータに差異が生じないようにしています。ただし、管理者が設定を選択解除したため、Oracle CRM On Demandのカレンダーにはイベントアポイントは表示されません。

マップされたイベントアポイントまたは元のイベントをユーザーが削除すると、Oracle CRM On Demandでは、共有ユーザーレコードや共有ブックレコードなど、共有子レコードを含めて、マップされたイベントアポイントとイベント自身の両方が削除されます。ユーザーは、削除後最大30日まで、[削除項目]ページからどちらのレコードも復元できます。これらのレコードのどちらかを復元すると、対応するもう1つのレコードも復元されます。たとえば、イベントを復元すると、そのイベントに対応するアポイントが復元されます。

同期済みアポイントにユーザーとして追加されるユーザーは、イベントへの読み取り専用レコードアクセス権があるチームメンバーとしてイベントに追加され、同期済みイベントに追加されたユーザーには、そのアポイントへの読み取り専用レコードアクセス権が付与されます。Oracle CRM On Demandによって、チームからのレコードアクセス権の結合、およびユーザーの役割に付属しているデフォルトのアクセスプロファイルが評価されて、レコードに対するユーザーのアクセス権が決定されます。ユーザーグループのメンバーは、チームメンバーとしてはイベントに追加されません。ユーザーがイベントチームメンバーとして追加されたときの追加元のチャネルに関係なく、そのユーザーはアポイントにユーザーとして追加されます。

ブックを介して同期済みアポイントにアクセスできるユーザーには、ブックを介したイベントへの同じアクセス権があり、それらのユーザーがブックを介して同期済みイベントにアクセスできる場合は、それらのユーザーには、ブックを介したアポイントへの同じアクセス権があります。ユーザーがアポイントのリスト内のイベントアポイントレコードにアクセスできるとしても、イベントアポイントは、ブックを介してアクセスしているユーザーのカレンダーには表示されません。[ブック割当]アクションを使用するイベントにワークフローがある場合、そのイベントに割り当てられるブックは、同期済みアポイントにも割り当てられます。その逆も当てはまり、つまり、[ブック割当]アクションを使用する活動にワークフローがある場合、アポイントに割り当てられるブックは、同期済みイベントにも割り当てられます。

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関連する情報については、次のトピックを参照してください。


公開日 2018 年 8 月 Copyright © 2005, 2018, Oracle. All rights reserved. Legal Notices.