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分析の概要

注: カスタム分析を作成するには、ユーザーの役割に[カスタムレポートの管理]権限または[個人レポートの管理]権限が含まれている必要があります。

分析では、次のアクションを使用できます。

  • 既存の分析を開く。[開く]リンクをクリックして、個人フォルダまたは共有フォルダに格納されている既存の分析を開きます。詳細は、「分析のデザイン」を参照してください。
  • 分析を管理。対応するリンクをクリックして、既存の分析を編集または削除、あるいは分析名を変更します。詳細は、「分析のデザイン」を参照してください。
  • 新規カスタム分析を作成。このセクションには、カスタム分析の基礎を形成するサブジェクトエリアへのリンクが含まれています。

新規カスタム分析を作成

分析に使用できる時系列分析サブジェクトエリアとリアルタイムレポートサブジェクトエリアの2つのタイプのサブジェクトエリアがあります。ほとんどの分析では、単一のサブジェクトエリアのデータが使用されます。2つのサブジェクトエリアのデータを使用して分析を作成できますが、高度なタスクになります。

各サブジェクトエリアには、データフィールド(複数のディメンションに編成)とその関連基準が含まれています。

時系列分析サブジェクトエリアでは、夜間にコンパイルされたデータが使用されます。これらのサブジェクトエリアには、通常、時系列データまたはトレンドデータがあるか、リアルタイムレポートサブジェクトエリアよりも複雑な計算式が含まれます。初回のサインインの場合、最初のETL実行が完了するまでは、時系列分析サブジェクトエリアにデータが表示されません。

リアルタイムレポートサブジェクトエリアでは、リアルタイム分析が提供されます。これらの分析のデータは、勤務時間中に変化する可能性があります。分析をリアルタイムで更新するには、[結果]タブのアイコンバーで[更新]アイコンをクリックするか、分析を開いた後に[更新]リンクをクリックします。サブジェクトエリアの詳細は、「サブジェクトエリアの選択」を参照してください。

作業前の準備。次の操作を実行します。

  • 分析およびレポートレコードタイプの制限に注意します。詳細は、「分析の制限について」を参照してください。
  • カスタム分析に関する情報を確認します。新しいフィールドを追加した場合は、分析でこれらのカスタムフィールドを使用できます。フィールドの表示名を変更した場合、分析では新しい表示名が使用されます。

    注: データのインポート時に新しいピックリスト値を追加するオプションを選択した場合、これらの新しいピックリスト値は次回のETL実行が完了するまでレポートに表示されないことがあります。そのため、新しいピックリスト値は、この時間中フィルターとして使用できない場合があります。

    注: カスタム関連情報フィールドは、分析では表示されません。レポートするには、カスタム関連情報フィールドが参照する元のフィールドをかわりに使用してください。

カスタム分析を作成するには、時系列分析またはリアルタイムレポートのいずれかのサブジェクトエリアをクリックします。カスタム分析の設定プロセスのガイドが提供されます。このプロセスは次の一般的な手順で構成されています。

  1. ステップ1: 分析での条件の定義

    カラムとフィルターを設定します。レポートに含めるデータを特定するためのフィルターを追加します(オプションの手順ですが実行することをお勧めします)。フィルターにより、表示されるデータが限定され、データセットのサイズが減り、パフォーマンスの問題を回避できます。

  2. ステップ2: 結果のレビューおよびレイアウトの作成

    グラフまたはテーブルを追加して、データをグラフィカルに、または別の形式で表示します(オプション)。

  3. ステップ3: 分析プロンプトの定義(オプション)

    ユーザーがレポートを実行するときに、フィルター値を指定できるようにするプロンプトを追加します。

  4. ステップ4: 分析の保存

    分析を保存します。

カスタム分析の作成を開始するには

  1. [分析]タブをクリックします。
  2. [ホーム]ページの[作成]ペインで、[分析]をクリックします。
  3. 時系列分析サブジェクトエリアまたはリアルタイムレポートサブジェクトエリアをクリックします。

Analytics URL参照は非サポート

Oracle CRM On Demandでは、Oracle CRM On Demandアプリケーション内または外部の埋め込みURLからの直接Analytics URL参照の使用はサポートされていません。アップグレード後にこれらのカスタマイズが反映されない可能性があるため、カスタムWebタブ、WebアプレットまたはWebリンクに分析コンテンツを埋め込むためにこのURL参照を使用しないでください。直接Analytics URL参照が完全にサポートされるまでは、Oracle CRM On Demandアプリケーション内に分析コンテンツを表示する際にカスタムホームページレポート機能を使用します。直接分析URLを使用して発生した問題については、サポートをリクエストできません。Oracle CRM On Demandアプリケーション内で発生した問題のみ、サポート対象となります。

ピックリストの言語サポート

分析では、企業のデフォルト言語に加えて、ユーザーの言語でもピックリスト値を表示できます。次の表に、これらのピックリストをサポートしているレコードタイプとピックリストサブフォルダーの名前を示します。各サブフォルダーには、自分の言語でピックリスト値を表示するために使用できる一連のピックリストフィールドが含まれています。

レコードタイプ

履歴またはリアルタイム

サブフォルダー名

取引先

履歴とリアルタイム

取引先ピックリスト項目 (ユーザー言語)

取引先関係

履歴とリアルタイム

取引先関係ピックリスト項目 (ユーザー言語)

活動

履歴とリアルタイム

活動ピックリスト項目 (ユーザー言語)

アセスメント

リアルタイム

アセスメントピックリスト項目 (ユーザー言語)

資産

履歴とリアルタイム

資産ピックリスト項目 (ユーザー言語)

ビジネス計画

リアルタイム

ビジネス計画ピックリスト項目 (ユーザー言語)

キャンペーン

履歴とリアルタイム

キャンペーンピックリスト項目 (ユーザー言語)

カスタムオブジェクト1-15

リアルタイム

カスタムオブジェクトnnピックリスト項目 (ユーザー言語)

担当者

履歴とリアルタイム

担当者ピックリスト項目 (ユーザー言語)

イベント

履歴

イベントピックリスト項目 (ユーザー言語)

財務計画

リアルタイム

財務計画ピックリスト項目 (ユーザー言語)

見込み客

履歴とリアルタイム

見込み客ピックリスト項目 (ユーザー言語)

商談

履歴とリアルタイム

商談ピックリスト項目 (ユーザー言語)

商談製品

履歴とリアルタイム

商談製品ピックリスト項目 (ユーザー言語)

製品

履歴とリアルタイム

製品ピックリスト項目 (ユーザー言語)

目標

履歴とリアルタイム

目標ピックリスト項目 (ユーザー言語)

サービスリクエスト

履歴とリアルタイム

サービスリクエストピックリスト項目 (ユーザー言語)

共有住所

履歴

共有アドレスピックリスト項目 (ユーザー言語)

解決策

履歴とリアルタイム

解決策ピックリスト項目 (ユーザー言語)

ユーザー

履歴とリアルタイム

ユーザーピックリスト項目 (ユーザー言語)

[ユーザー]レコードタイプは、常に[ユーザー]ディメンションとして表示されるわけではありません。[ユーザー]レコードタイプに使用されるその他のディメンション名には、[承認者]、[最終承認者]および[最終承認者]があります。あるユーザーレコードタイプが別のレコードタイプに含まれる場合、そのユーザーレコードタイプは予想されるとおり階層の第2レベルに表示されます。ただし、ユーザー言語ピックリストおよび企業ピックリストも、ユーザーレコードタイプの下ではなく階層の第2レベルに表示されます。

企業の言語でピックリスト値を表示する場合は、標準的なディメンションフォルダのピックリスト項目を引き続き使用できます。また、以前にメインフォルダで使用していた、コードという接尾辞がついたピックリスト項目は、サブフォルダで使用できるようになり、項目名から接尾辞が削除されています([取引先ピックリスト項目 (コード)]、[活動ピックリスト項目 (コード)]など)。これらの言語独立コード(LIC)フィールドおよびレポートフィルターにある最適化されたバージョンのベースピックリストフィールドを引き続き使用すれば、クエリーパフォーマンスを向上できます。

レポートでは、ユーザーまたは企業が選択した言語でピックリスト値が表示されます。ただし、ユーザーインターフェイスで選択した値がないピックリストフィールドは、次の表に示すように表示されます。ピックリスト値の表示方法は、ピックリストのタイプ(組み込みまたはインデックス付きカスタム)によって決まります。

次の表に、時系列分析サブジェクトエリアのピックリスト値の表示方法を示します。

ピックリストのタイプ

言語独立コード

企業の言語に依存する値

ユーザーの言語に依存する値

組み込み

不特定

不特定またはブランク。
この値が不特定に設定されている場合、このテキストは企業が選択した言語で表示されます。

不特定。
このテキストはユーザーが選択した言語で表示されます。

カスタム値が定義済み/未定義のインデックス付きカスタム

不特定

ブランク。

不特定。
このテキストはユーザーが選択した言語で表示されます。

次の表に、リアルタイムレポートサブジェクトエリアのピックリスト値の表示方法を示します。

ピックリストのタイプ

言語独立コード

企業の言語に依存する値

ユーザーの言語に依存する値

組み込み

ブランク

不特定。
このテキストは企業が選択した言語で表示されます。

不特定。
このテキストはユーザーが選択した言語で表示されます。

カスタム値が定義済みのインデックス付きカスタム

ブランク

不特定。
このテキストは企業が選択した言語で表示されます。

不特定。
このテキストはユーザーが選択した言語で表示されます。

カスタム値が未定義のインデックス付きカスタム

ブランク

レコードは削除されます。

不特定。
このテキストはユーザーが選択した言語で表示されます。


公開日 2018 年 8 月 Copyright © 2005, 2018, Oracle. All rights reserved. Legal Notices.