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プロセス管理での推移ステートおよび推移項目について

レコードタイプに関連するプロセスでは、いくつかの推移ステートを設定します。推移ステートは、特定の条件を満たす場合にレコードが移行する状態を表します。推移項目はレコードタイプのピックリストフィールドで、別の推移ステートへのレコードの推移を決定します。プロセスのピックリストフィールドは、プロセスの定義で識別されます。

プロセスでは、推移項目の各値を1つの推移ステートにリンクできます。各推移ステートには、次の情報を指定できます。

  • 条件。条件によって、レコードがこの推移ステートに移動可能かどうかを判断します。
  • エラーメッセージ。ユーザーがレコードをこの推移ステートに移動しようとしたとき、条件を満たしていない場合はエラーメッセージが表示されます。
  • レコードアクセスコントロール。レコードアクセスコントロールによって、レコードがその推移ステートのときにユーザーがレコードに対して実行できないアクションを決定します。ユーザーがその推移ステートのレコードを削除または更新できないようにすることができます。
  • 項目設定。項目設定によって、レコードがその推移ステートのときの特定項目の動作を決定します。
  • 関連アクセス制御。関連アクセス制御によって、親レコードがその推移ステートのときにユーザーが関連レコードに対して実行できないアクションを決定します。

たとえば、[状態]フィールドを推移項目として使用して[解決策]レコードタイプのプロセスを設定し、[ドラフト]、[承認]および[旧式]の各状態値に対する3つの推移ステートをプロセスに追加します。次に、たとえば、[承認]状態の推移ステートにある解決策をユーザーが削除できないようにしたり、[旧式]状態の推移ステートにある解決策をユーザーが更新できないようにすることができます。


公開日 2018 年 8 月 Copyright © 2005, 2018, Oracle. All rights reserved. Legal Notices.