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Producer Success Modelでの保険見込み客からクライアントへの変換のプロセス
Oracle CRM On Demandでは、ワークフロールールを使用して、指定したイベントが発生するたびに1つ以上のアクションを自動的に実行するように指定できます。ビジネスプロセスの実装で必要になるだけの数のワークフロールールを設定できます。
Oracle CRM On DemandのProducer Success Model(PSM)は、ワークフロールールを使用して活動の作成を自動化するフレームワークです。これにより、保険代理店や金融アドバイザーは、定期的に見込み客をフォローアップしたり、クライアントと連絡を取り合うことが可能になります。
Producer Success Modelでは、次の用語が使用されます。
- プロデューサ:プロデューサとは、保険代理店や金融アドバイザーのことです。
- クライアント:クライアントとは、企業が長期関係を維持する担当者です。長期関係を維持することで、クライアントの状況の変化を監視したり、追加製品をクライアントに抱き合わせ販売するための機会を見極めることができます。
Producer Success Modelでは、ワークフロールールを使用して次の処理を行います。
- 見込み客レコードが作成されるたびに、次の営業日にその見込み客に対してコールを行うタスクを作成します。
- プロデューサが見込み客またはクライアントに対するコール後に[タスク詳細]ページの[コール結果]フィールドの値を更新したときに、フォローアップタスクを作成します。
プロデューサが見込み客またはクライアントに対して行うコールのタイプには、次のものがあります。
- 照会コール:プロデューサが見込み客のフォローアップ時に行う必要があるコール。
- 誕生日コール:プロデューサが既存の見込み客またはクライアントの誕生日に行うコール。
- レビューコール:前回のコールから6か月経過したときに、プロデューサが見込み客またはクライアントに対して行うコール。
プロデューサは、これらのコールの結果を[タスク詳細]ページの[コール結果]フィールドで取得できます。[コール結果]フィールドの値は次のとおりです。
- 到達なし:見込み客に到達していません。
- 連絡維持:見込み客または担当者は、今日は話せませんでしたが、プロデューサとの連絡を維持したいと考えています。
- デッドファイル:見込み客は、今日だけでなく、今後の連絡も不要と考えています。
- アポイント:見込み客またはクライアントは、アポイントの準備が整っています。
コールの結果に応じて、ワークフローで別のフォローアップタスクが作成されます。たとえば、コールの結果が[到達なし]の場合、翌日に同じ見込み客またはクライアントに対してコールを行うタスクが作成されます。コールの結果が[連絡維持]の場合、現在から6か月後または誕生日の1週間前のどちらか早い日付に見込み客またはクライアントに対してコールを行うタスクが作成されます。
注:Producer Success Modelでは、ワークフロールールおよびアクションの設定が必要です。詳細は、Oracle On Demand Financial Services Editionの設定マニュアルを参照してください。
Producer Success Modelで保険見込み客をクライアントに変換するには、次のタスクを実行します。
- 照会用の新しい見込み客レコードを作成します。
ワークフロールールによって、次の営業日に見込み客に対してコールを行うタスクが自動的に作成されます。
- [活動リスト]ページで、照会コールの日別コールリストを確認し、見込み客に対してコールを行います。「活動リストの使用」を参照してください。
- [コール結果]フィールドにコール結果情報を記録します。
コール結果に応じて、ワークフローでフォローアップタスクが作成されます。
- 見込み客に会うアポイントをスケジューリングします。「アポイントのスケジューリング」を参照してください。
- 対象の見込み客に会い、追加の情報を集めます。
- [見込み客タイプ]ピックリストから[見込み顧客]を選択して、見込み客を見込み顧客に格上げします。「見込み客フィールド」を参照してください。
- 見込み顧客のニーズに合う製品を提供し、興味を示した場合は商談を作成します。「[商談ホームページ]の使用」を参照してください。
- 最終的な面談を行って、製品を販売します。
- 製品を購入してもらった場合、[担当者タイプ]ピックリストから[クライアント]を選択して、担当者をクライアントに格上げします。
- [担当者詳細]ページで、[訪問頻度]フィールドを[1 - 2 回/年]に設定します。[タスクを作成]ワークフローの詳細は、「ワークフローアクションの作成:タスクの作成」を参照してください。
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