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プライマリレコードタイプのレコードを使用するためのアクセス権を指定する方法ユーザーが、プライマリレコードの更新や削除、または詳細を表示するためのドリルダウンを行おうとするとき、Oracle CRM On Demandは、次のプロセスを使用してユーザーがレコードに対して実行できるアクションを判別します。
レポート階層、カスタムブックのメンバーシップ、ユーザーの委任およびチームメンバーシップによって付与されるアクセスレベルをOracle CRM On Demandが判別する方法は、このトピックでこれから詳しく説明します。Oracle CRM On Demandは常に、これらのアクセス制御コンポーネントそれぞれから最も許容度が高いアクセスレベルを使用します。アクセスプロファイルを作成して、ユーザー、ブックおよびチームに割り当てるときは、このことに注意してください。 レコードのアクセス権限の組合せにより、ユーザーがレコードに対して実行できるアクションが決まります。ユーザーがレコードに対して少なくとも読み取り専用アクセスを持つ場合、レコードの詳細が表示されます。そうでない場合、ユーザーにエラーメッセージが表示されます。 レポート階層によるアクセス権レポート階層におけるユーザーの位置によって付与されるアクセス権を判別するために、Oracle CRM On Demandはユーザーの各部下について次の状況を確認します。
注:部下がレコードの所有者でない場合、またはレコードのチームのメンバーでない場合、その部下はアクセスの計算に入りません。 Oracle CRM On Demand は、部下がアクセスの計算に入れられるすべてのアクセス権を検討し、ユーザーに与えられる最も許容度が高いアクセスレベルを計算します。 カスタムブックのメンバーシップによるアクセス権カスタムブックに対するユーザーのメンバーシップによって付与されるアクセス権を判別するために、Oracle CRM On Demandは次の状況を確認します。
いずれにしても、レコードの1つ以上のアクセスレベルが[プライマリの継承]の場合は、プライマリレコードタイプの継承アクセスレベルが使用されます。レコードの複数のアクセスレベルが[プライマリの継承]の場合は、各アクセスプロファイルからのプライマリレコードタイプの継承アクセスレベルの結合が使用されます。Oracle CRM On Demandは、ブックメンバーシップがアクセスの最終的な計算に寄与するすべてのアクセルレベルを検討し、ユーザーに与えられる最も許容度が高いアクセスレベルを決定します。 ユーザーの委任によるアクセス権ユーザーの委任によって付与されるアクセス権を判別するために、Oracle CRM On Demandは各委任元(現在のユーザーが委任している各ユーザー)について次の状況を確認します。
Oracle CRM On Demand は、ユーザーの委任によってアクセスの計算に入れられるすべてのアクセルレベルを検討し、ユーザーに与えられる最も許容度が高いアクセスレベルを決定します。 チームメンバーシップによるアクセス権ユーザーがレコードに関するチームメンバーである場合(レコードの所有者ではない)、Oracle CRM On Demandは、プライマリレコードタイプのアクセスレベルをユーザーのチームメンバーシップのアクセスプロファイルから抽出します。 関連トピック関連する情報については、次のトピックを参照してください。 |
公開日 2018 年 8 月 | Copyright © 2005, 2018, Oracle. All rights reserved. Legal Notices. |