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ワークフローアクションの作成:待機

待機アクションを使用すると、Oracle CRM On Demandでは、待機期間が経過するまで、ワークフロールールの他の(後続の)アクションの実行が延期されます。 待機期間は、期間として指定することも、待機期間の終了日時を指定することもできます。また、待機期間を直接入力することも、待機期間を計算する式を作成することもできます。

注: 待機期間には、Oracle CRM On Demandがワークフロールールの他のアクションの実行を開始する前に経過する必要がある最小時間を指定します。Oracle CRM On DemandデータベースおよびOracle CRM On Demandサーバーの負荷、および待機期間終了時の保留中待機アクションの数によっては、他のアクションが実行されるまでに経過する実際の時間がさらに長くなる場合があります。

[待機]アクションおよび[統合イベントの作成]アクションについて

[統合イベントの作成]アクションを使用して、ワークフロールールをトリガーするイベントによってレコードに加えられた変更を取得する統合イベントを作成する場合は、ワークフロールールのアクションの順序として、[待機]アクションの前に[統合イベントの作成]アクションを設定する必要があります。ワークフロールールで[統合イベントの作成]アクションの前に[待機]アクションを実行すると、[統合イベントの作成]アクションでレコードに対する変更が検出されなくなります。[待機]アクションの待機期間が終了すると、ルールの残りのアクションが実行される前にレコードが再び読み取られ、ワークフロールールをトリガーしたイベントの前にレコードに記録されたフィールド値は保持されません。したがって、フィールドの以前の値と現在の値は同一と見なされ、[統合イベントの作成]アクションによって統合イベントは作成されません。これは、追跡対象のフィールドの変更が検出されないためです。

注:1つのワークフロールールに対して、最大25個のアクションを作成できます。

次の手順では、[待機]アクションの作成方法について説明します。

作業前の準備。次の手順を実行するには、[データルールの管理 - ワークフロールールの管理]権限を含むユーザー役割が割り当てられている必要があります。役割への権限の追加については、「役割の追加」を参照してください。

[待機]アクションを作成するには

  1. アクションを作成するルールに移動します。
    1. 任意のページの右上隅にある[管理]グローバルリンクをクリックします。
    2. [ビジネスプロセス管理]セクションで、[ワークフロー設定]をクリックします。
    3. [ワークフロールールリスト]ページで、アクションを作成するルールを見つけます。

      リストページでワークフロールールを検索する方法については、「リストのフィルター処理」を参照してください。

  2. ルールの[ワークフロー名]リンクをクリックします。
  3. [ワークフロールール詳細]ページの[アクション]タイトルバーで[メニュー]をクリックし、[待機]を選択します。

    注:ワークフロールール上のトリガーイベントにより、そのルールで作成できるアクションのタイプが決まります。

    ヒント:アクションの[コピー]リンクをクリックすると、既存のワークフロールールアクションのコピーを作成できます。

  4. [ワークフローアクション編集]ページで、アクションの名前を入力します。
  5. アクションを有効にするには、[有効]チェックボックスをオンにします。
  6. 待機期間の終了後にOracle CRM On Demandでルール条件を再評価しない場合は、[待機後のルール条件を再評価します]チェックボックスをオフにします。

    注:[待機後のルール条件を再評価します]チェックボックスの詳細は、「時間ベースのワークフロールールについて」を参照してください。

  7. 次のいずれかのオプションを使用して、待機の期間を指定します。
    • [期間]オプションを選択し、遅延する期間を年、月、日、時間および分で次のように入力します。
      • [年]フィールドに、0から5の正の整数値を入力します。
      • [月]フィールドに、0から12の正の整数値を入力します。
      • [日]フィールドに、0から200の正の整数値を入力します。
      • [時間]フィールドに、0から200の正の整数値を入力します。
      • [分]フィールドに、0から59の正の整数値を入力します。

        負の値または1.5のような整数以外の値は指定できません。

        注: [期間]オプションを使用して指定できる最大期間は、5年、12か月、200日、200時間および59分です。さらに長い期間を指定する場合、[期間]オプションではなく、[期間式]オプションを使用します。

    • [期間式]オプションを選択し、フィールドの横の[fx]アイコンをクリックし、[式ビルダー]を使用して遅延期間を計算する式を作成します。

      [式ビルダー]のDuration関数を使用して、日数または日数の割合で期間を計算します。詳細は、「期間」を参照してください。

      式は数値に評価される必要があります。次に、遅延の期間を計算する有効な式の例を示します。

      Duration('P0YT1H') + Duration('P0YT1M') + Duration('P1Y')

      Duration('P0YT1H') + 1

      Duration('P1YT1H') - 1

      式で返すことができる期間の長さに制限はありません。

      注:計算された待機期間が負の場合、待機期間はゼロに設定され、[待機]アクションが即座に終了します。ワークフロールールの残りのアクションは遅延なしで実行されます。

    • [時間]オプションを選択し、カレンダーアイコンをクリックして、遅延の終了日時を選択します。

      個人設定で指定されているタイムゾーンに従って時間を選択します。

    • [時間式]オプションを選択し、フィールドの横の[fx]アイコンをクリックし、[式ビルダー]を使用して遅延の終了日時を計算する式を作成します。

      [式ビルダー]のDuration関数を使用して、日数または日数の割合で期間を計算します。詳細は、「期間」を参照してください。

      式は日時に評価される必要があります。次に、遅延の終了日時を計算する有効な式の例を示します。

      Timestamp() + Duration('P0YT5M')

      Today() + Duration('P0YT1H5M')

      注:計算された終了日時をすでに経過している場合、アクションの待機期間は0(ゼロ)に設定され、[待機]アクションが即座に終了します。ワークフロールールの残りのアクションは遅延なしで実行されます。

      式が有効な日時に評価されない場合は、[待機]アクションが即座に終了し、ワークフロールールの残りのアクションは遅延なしで実行されます。

      計算された日付を制限なく未来にさかのぼって設定できます。

  8. アクションを保存します。

他のタイプのワークフローアクションの作成手順については、次のトピックを参照してください。

関連トピック

ワークフローの関連情報については、次のトピックを参照してください。


公開日 2018 年 8 月 Copyright © 2005, 2018, Oracle. All rights reserved. Legal Notices.