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ユーザーのプロファイル設定について

各企業では、少なくとも1人の管理者が指定されており、この管理者が組織全体に合わせて Oracle CRM On Demandを設定およびカスタマイズします。企業の管理者は、すべてのユーザーが継承するいくつかのデフォルトを最初に設定しますが、各ユーザーはこれらの初期のデフォルト設定を上書きできます。次の表では、これらの設定の影響について説明します。

設定名

説明

タイムゾーン

すべての時刻と日付がユーザーのタイムゾーンに従って表示されるように、協定世界時(UTC)をサポートしています。たとえば、PST(太平洋標準時)の午前11時に予定されているアポイントは、設定がEST(東部標準時)のユーザーに対しては午後2時と表示されます(3時間の時差があるため)。

Locale

[ロケール]の設定によって、数字、通貨、電話番号、時刻、および日付の形式が決まります。たとえば、ロケールの設定として[ドイツ語 - ドイツ]を選択したユーザーには、通貨額として110.000,00が表示されますが、[英語 - 米国]を選択したユーザーには、同じ金額が110,000.00と表示されます。ユーザーがもっとも使いやすい形式を選択してください。

Language

[言語]の設定を使用すると、ユーザーインターフェイス、オンラインヘルプ、および「使い方」の言語を変更できます。企業のデフォルト言語によっては、デフォルト以外の言語でレポートの特定の項目を表示できることがあります。

通貨

[通貨]の設定によって、ユーザーが作成するすべての新しいレコードにリンクされるデフォルトの通貨額が決まります。ユーザーが売上レポートを表示すると、レポートはユーザーのデフォルトの通貨で表示されます。マネージャが、別の通貨を使用しているユーザーの累積売上を表示すると、その金額はマネージャのデフォルトの通貨で表示されます(企業の管理者は、このために為替レートを設定する必要があります)。

ただし、売上予想は常に企業のデフォルトの通貨にロールアップされます。たとえば、企業の通貨がユーロの場合、デフォルトの通貨としてUSドルを使用しているユーザーには、ユーロに変換された売上予想が表示されます。

ユーザープロファイルの[国]の設定は、ユーザーが住所を含む新しいレコードを作成する際に、各国固有のデフォルトの住所フィールドを表示するために使用されるテンプレートに影響を与えます。たとえば、ユーザープロファイルの[国]フィールドが[フランス]に設定されている場合、取引先レコードなど、住所を含むレコードを作成する際、フランス語のテンプレートが使用され、新規レコードのページを最初に開いたときに出荷先住所と請求先住所の両方について、フランス固有の住所フィールドが表示されます。Oracle CRM On Demandには、60を超える国に固有の住所テンプレートがあります。

電話

[電話]の形式は、[ロケール]の設定によって決まります。ユーザーがダイアルする必要がある一連の番号が表示されるように、アプリケーションはエリア外の電話番号を調整します。たとえば、米国のユーザーは、国際通話では011をダイアルする必要があります。したがって、英国への通話で+44 3333 333 333と入力すると、番号は011 +44 3333 333 333と表示されます。

: 国際番号の前にはプレフィックスプラス記号(+)を入力する必要があります。

電話フィールドの横には電話アイコンがあります。このアイコンをクリックすると、電話番号確認ウィンドウが開きます。このウィンドウでは、アプリケーションが番号(国コード、市/エリアコード、市内電話番号、内線番号)を正しく識別したかどうかを確認できます。このウィンドウを閉じると、アプリケーションによって正しいダイヤル番号が入力されます。

さらに、ある国の国コードを確定する場合は、電話アイコンをクリックし、国を選択し、情報を保存できます。その国の国コードが[電話]フィールドに表示されます。

: これらの設定を変更した場合は、Oracle CRM On Demandが新しい設定を使用してデータを表示するように、一度サインアウトして、再度サインインする必要があります。


公開日 2018 年 8 月 Copyright © 2005, 2018, Oracle. All rights reserved. Legal Notices.