Oracle CRM On Demandの管理 > 企業管理 > 住所管理 > 非共有住所から共有住所への変換
非共有住所から共有住所への変換
リリース19以前のOracle CRM On Demandでは、非共有住所が使用されていました。このリリースでも非共有住所を引き続き使用できます。ただし、以前のリリースの非共有住所をこのリリースでサポートされる共有住所に変換する場合は、次の手順を実行する必要があります。
注:データファイルが大きく、インポート操作に予想以上の時間がかかる場合は、同じ入力ファイルと、この手順で定義するマッピングファイルでOracle Data Loader On Demandを使用できます。
作業前の準備:Oracle CRM On Demand Customer Careが現在のリリースにアップグレードされていることを前提としています。この手順を実行するには、インポートとエクスポートの操作およびOracle CRM On Demandのカスタマイズを実行できる企業の管理者である必要があります。共有住所機能を有効にするには、[アドレスの管理]権限が必要です。
注:非共有住所から共有住所に移行する場合、Web Services v1.0 APIは共有住所へのアクセスをサポートしないため、WebサービスリクエストにはすべてWeb Services v2.0 APIを使用する必要があります。
非共有住所から共有住所に変換するには
- 必要な場合は、企業プロファイルの[共有アドレスの有効化]設定をオフに切り替えます。
- 共有住所に変換する住所関連オブジェクトからデータをエクスポートします。
次の項目がリストに含まれます。
- Oracle CRM On Demandへのこの住所のインポートに重複データが含まれないように、また、関連付けられている住所を使用して取引先、担当者、自動車ディーラー、およびパートナーのデータが設定できるように、データを修正し、書式を再設定します。
エクスポート操作の後は、複数の重複や無効な住所が存在する可能性があります。たとえば、以前のリリースでは住所が共有されていなかったため、同じ場所にいる複数の担当者には同じ住所または類似した住所が設定されていました。ただし、入力やその他の誤りのために些細な違いが発生する可能性があります。発生する可能性のある住所の重複としては、レコード(たとえば、取引先)を再インポートして、そのレコードを新規に作成された共有住所レコードに関連付けた場合に、以前のリリースからの既存の住所の関連が削除されないことがあります。したがって、次のことを実行する必要があります。
- 住所レコードデータのインポート:
- 住所データのインポートファイル名および適切なマッピングファイルを選択します。
- インポートを完了させます。
共有住所のトップレベルレコードデータのインポートは、取引先、担当者、自動車ディーラー、およびパートナーのレコードデータをインポートするための前提条件です。データのインポート方法については、「データのインポート」を参照してください。
- 取引先のレコードデータのインポート:
- 関連レコードを作成するためのオプションを選択します。
- インポートを完了させます。
このインポートで取引先が作成され、共有住所と取引先が関連付けられます。データのインポート方法については、「データのインポート」を参照してください。
- 担当者のレコードデータのインポート:
- 関連レコードを作成するためのオプションを選択します。
- インポートを完了させます。
このインポートで担当者が作成され、共有住所と担当者が関連付けられます。データのインポート方法については、「データのインポート」を参照してください。
- 自動車ディーラーのレコードデータのインポート:
- 関連レコードを作成するためのオプションを選択します。
- インポートを完了させます。
このインポートで自動車ディーラーが作成され、共有住所と自動車ディーラーが関連付けられます。データのインポート方法については、「データのインポート」を参照してください。
- パートナーのレコードデータのインポート:
- 関連レコードを作成するためのオプションを選択します。
- インポートを完了させます。
このインポートでパートナーが作成され、共有住所とパートナーが関連付けられます。データのインポート方法については、「データのインポート」を参照してください。
- データが正しくインポートされたことを確認します。
- 企業での適切な役割に対応するページレイアウトを設定し、ページレイアウトに対する適切なアクセス権をユーザーに割り当てます。
- 役割管理ウィザードのステップ2でユーザーの役割を更新し、[レコードタイプアクセス]役割を割り当てます。
このステップを完了しないと、ユーザーは住所レコードを表示できません。たとえば、ユーザーが住所レコードと取引先を関連付けようとすると、エラーメッセージが表示されます。
- 企業プロファイルで[共有アドレスの有効化]設定を選択し、共有住所を有効にします。
- Oracle CRM On Demand外部にあるアプリケーションを使用して住所を有効としてマークする場合や、住所のピックリスト、住所の検索、および住所の関連付けで、検証済みの住所のみを使用する場合は、企業プロファイルで[共有アドレスの検証]設定を選択します。
注:住所レコードの検証日は、住所が[検証済み]にマークされるように設定する必要があります。詳細は、「共有住所への検証済みのマーク付け」を参照してください。
- (オプション)インポートされたデータが正しいことを確認した後は、Webサービスを使用して既存の非共有住所データを削除できます。
Webサービスの詳細は、『Oracle Web Services On Demand Guide』を参照してください。
|