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共有住所をオフに切り替える場合の考慮事項

共有住所をオンにした後でオフに切り替えると、その時点以降に作成される住所は非共有住所になります。つまり、取引先、担当者、自動車ディーラー、またはパートナーに対して作成される新規の住所は、そのレコードにのみ作成され、他のレコードとは共有されません。ただし、取引先、担当者、自動車ディーラー、またはパートナーのレコードで以前に共有されていた住所レコードは、そのレコードが編集されるまでは引き続き共有されます。たとえば、住所を共有する3つの取引先(A、B、C)がある場合は、共有住所をオフにした後も、3つの取引先の住所は引き続き共有されます。たとえば、ユーザーが取引先Aの住所を編集すると、Oracle CRM On Demandにより取引先Aに新しい非共有の住所レコードが作成されますが、取引先BおよびCでは、それぞれの住所が編集されるまで、共有住所が引き続き使用されます。

注:共有住所をオフに切り替える前に、必要に応じて、社内のエンドユーザーに対する住所レコードへのアクセス権を削除し、ユーザーの役割から[アドレスの管理]権限を削除し、ページレイアウトをリセットする必要があります。このアクセスおよび権限の削除手順の詳細は、「共有住所のオフへの切り替え前のユーザーアクセスおよび[アドレスの管理]権限の更新」を参照してください。

共有住所機能をオンにした後、この機能をオフに切り替える場合は、次の事項を考慮します。

  • 企業の管理者は、カスタマイズページにアクセスできます。[アドレスの管理]権限がある企業の管理者は、Oracle CRM On Demandのカスタマイズページに引き続きアクセス可能で、住所レイアウト、フィールド管理などの操作を続行できます。
  • ユーザーは、非共有の新しい請求先住所または出荷先住所を作成できます。取引先、自動車ディーラー、またはパートナーを新規に作成するユーザーは、非共有の新しい請求先または出荷先住所(あるいはその両方)を作成できます。担当者を新規に作成するユーザーは、非共有の新しいプライマリ担当者の住所を作成できます。新しい住所は新規に作成されたレコードにのみ関連付けられ、トップレベルの[住所]タブでは使用できません。
  • ユーザーは、住所のみを編集できます。共有住所がオフに設定されているため、取引先、担当者、自動車ディーラー、またはパートナーを編集するユーザーは、その取引先、担当者、自動車ディーラー、またはパートナーのレコードの住所のみを編集できます。編集している住所レコードが以前は共有住所であった場合は、Oracle CRM On Demandにより新規の住所が作成されますが、新規の住所は編集対象レコードにのみ関連付けられ、トップレベルの[住所]タブでは使用できません。編集している住所レコードが以前から共有住所でなかった場合は、住所が編集され、Oracle CRM On Demandによって新規の住所が作成されることはありません。   
  • 孤立して削除された住所が作成される可能性があります。取引先、自動車ディーラー、またはパートナーから請求先または出荷先住所を削除すると、取引先、自動車ディーラー、またはパートナーの孤立して削除された住所となります。同様に、担当者からプライマリ住所を削除すると、担当者の孤立して削除された住所となります。

共有住所のオフへの切り替えの詳細は、「企業プロファイルとグローバルデフォルトの設定」の[共有アドレスの有効化]設定の情報を参照してください。


公開日 2018 年 8 月 Copyright © 2005, 2018, Oracle. All rights reserved. Legal Notices.