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割当ルールについて作業前の準備。割当ルールを設定するには、[データルールおよび割当]権限を含む役割が割り当てられている必要があります。 割当ルールでは、「ルールグループ」と呼ばれるルールを設定し、これに基づいて、見込み客、商談、サービスリクエスト、または取引先を、適切なユーザー、チーム、およびテリトリーに自動的に割り当てることができます。 企業でグループ割当オプションを選択している場合は、すべてのグループメンバーが、そのグループのメンバーに割り当てたレコードを共有します。詳細は、「グループの管理」を参照してください。 企業の構造とビジネスプロセスによって、割当ルールを単純にすることができます。次に例を示します。
ルールは、より複雑にすることもできます。次に例を示します。
次の表では、レコードタイプの割り当て方法について説明します。
有効なルールグループの割当ルールは、レコードタイプに関して次のことが該当する場合に評価されます。
注: レコードで[所有者を再割当]チェックボックスが選択され、レコードが保存されるとすぐに、割当マネージャがレコードを再割当しようとします。ただし、見込み客レコードが取引先または商談に変換される際に、見込み客が完全に変換されるまで割当マネージャがレコードを再割当できないため、取引先または商談の再割当に失敗します。たとえば、ワークフロールールを使用して[所有者を再割当]チェックボックスを選択したり、見込み客の変換時に取引先または商談についてデフォルト値を設定すると、レコードは再割当されません。かわりに、レコードが完全に変換された後で、変換済みレコードの[所有者を再割当]チェックボックスを選択し、レコードを手動で再割当する必要があります。 電子メール通知見込み客またはサービスリクエストに所有者を割り当てると、新しい所有者に電子メールが送信されます。電子メールに使用されるテンプレートは、新しい所有者の[個人詳細]ページで選択した言語よって決まります。たとえば、ユーザーが通知の電子メールをスペイン語で受信したい場合は、ユーザーの[個人詳細]ページの[言語]フィールドでスペイン語を選択する必要があります。ルールベースでサービスリクエストの電子メール通知をオフにするには、[サービスリクエスト割当ルールの編集]ページの[電子メール通知を送信]チェックボックス(フラグ)をオフにします。割当ルールの更新の詳細は、「割当ルールの設定」を参照してください。 電子メール通知では、[差出人]アドレスは常にdonotreply@crmondemand.comで、[送信者]フィールドは、割当ルールグループの[返信先電子メール]フィールドに指定したアドレスに設定されます。Oracleの電子メール配信システムで電子メールを追跡できるように、各電子メールには、Oracle CRM On Demandによって文字列が追加されます。電子メール受信者が電子メール通知に応答すると、返信の[宛先]フィールドは、割当ルールグループの[返信先電子メール]フィールドに指定したアドレスに設定されます。 再割当プロセスの追跡これらの3つのフィールドを使用して、所有者の再割当プロセスを追跡したり、再割当プロセスの所要時間を分析したりできます。これらのフィールドは、取引先、商談、見込み客、およびサービスリクエストのページレイアウトに追加できます。次のフィールドがあります。
ページレイアウトにフィールドを追加する方法の詳細については、「静的ページレイアウトのカスタマイズ」を参照してください。 ルールグループの有効化複数の割当ルールグループを作成した場合は、レコードタイプごとに1つずつ有効にする必要があります。 注意: 最後にルールをリリースしたときに[活動中]とマークが付けられていたルールグループは、そのルールを再度リリースするまでは活動中になります。ルールを再度リリースすると、直前に[活動中]とマークが付けられたルールグループが活動中になります。新しいルールグループを作成して活動中のマークを付けるときは、ルールをリリースするまではすでに活動中のルールグループを削除しないでください。 ヒント: ルールグループは、見込み客の履歴として参照できます。ルールグループを削除する代わりに[非活動中]とマークを付けておきます。 グループ割当について企業でレコードを、1人の従業員にではなくグループ全体に割り当てる場合、企業の管理者は次の操作を行う必要があります。
レコードがグループの所有者に割り当てられると、次のようになります。
一般に、グループ内のすべてのメンバーは、レコードへの完全アクセス権を持っていますが、アクセスレベルを調整してユーザーによるアクセスを制限できます。 割当マネージャおよびレコード所有権モードについて割当マネージャは、ユーザーに対してのみレコードを再割当できます。レコードを再割当できるのは、レコードタイプがレコード所有権のユーザーモードまたは混合モードに設定されている場合のみです。割当マネージャが所有者にレコードを再割当する前に、レコードに割り当てられたプライマリカスタムブックがある場合、割当マネージャは、レコードからプライマリブックを削除します。割当マネージャは、レコードタイプがブックモードに設定されている場合、レコードを再割当できません。レコードタイプをブックモードに設定する場合は、そのレコードタイプに対するすべてのルールグループを無効にすることを強くお勧めします。レコード所有権モードの詳細は、「レコード所有権モードについて」を参照してください。 見込み客割り当てのシナリオここでは、見込み客の割り当てに関する企業での一般的なビジネスルールの例を示します。この企業の見込み客を自動的に割り当てるルールを設定するため、管理者は次の操作を行います。
ベストプラクティスとしては、レコード割当テンプレートを使用して、企業の割当シナリオを計画し、望ましい結果が得られるようなルールを設定することをお勧めします。 割当ルールの基準条件次の条件を割当ルールの条件として使用できます。
ルール条件に関しては、次の点に注意してください。
たとえば、評価されるルールが10個あり、ルール6の条件が満たされると、ルール7、8、9、および10は無視されます(つまり、これらのルールは評価されません)。同様に、ルール6に条件がない場合、ルール6は成功し、ルール7、8、9、および10は無視されます。 割当ルールの設定手順については、「割当ルールの設定」を参照してください。 |
公開日 2018 年 8 月 | Copyright © 2005, 2018, Oracle. All rights reserved. Legal Notices. |