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ピックリスト値グループについて

企業では、ピックリストフィールドで使用できる値を、フィールドに定義された値のサブセットに制限できるため、レコードタイプの特定のピックリストフィールドをOracle CRM On Demandのすべてのユーザーが使用できるようにする一方で、フィールドのピックリストに表示される値を制限できます。ピックリストフィールドの値を制限するには、ピックリスト値グループを設定し、ピックリストフィールドの値をピックリスト値グループにマップします。このように、ユーザーがピックリストから選択できる値のセットをピックリスト値グループによって制御できます。

ピックリスト値グループフィールドは、一部のレコードタイプに対するページレイアウトに追加できます。このフィールドを使用すると、ユーザーは、作成されたピックリスト値グループを選択できます。この結果、レコードで選択されたピックリスト値グループによって制御されるピックリストフィールドでは、ピックリスト値グループにマップされている値のみがピックリストに表示されます。ピックリスト値グループによって制御されるピックリストフィールドは、ピックリストフィールドがカスケード式ピックリストで使用される場合と同じ方法で制御されます。ピックリスト値グループを使用できるレコードタイプのリストについては、「ピックリスト値グループおよび部署をサポートするレコードタイプ」を参照してください。

たとえば、企業にOracle CRM On Demandを使用するコールセンターが3つあるとします。コールセンターの所在地およびコールセンターで扱う製品に応じて、個々のコールセンターでユーザーが選択可能な値として、Oracle CRM On Demandのいくつかのピックリストフィールドの値が有効にならない場合があります。このような場合、3つのピックリスト値グループ(つまり、各コールセンターに1つのピックリスト値グループ)を設定できます。次に、関連する各ピックリストフィールドの値のサブセットを各ピックリスト値グループにマップできます。ピックリスト値グループフィールドをレコードタイプのページレイアウトに追加すると、ユーザーは、レコードのピックリスト値グループフィールドで、コールセンターに適切なピックリスト値グループを選択できます。これによって、レコードのピックリストフィールドで選択できるのは、コールセンター用に選択したピックリスト値グループにマップした値に制限されます。このようにピックリストフィールドで使用できる値を制御すると、無効なデータがレコードに記録されるリスクを低減できます。

ピックリスト値グループおよび部署について

企業で[部署]レコードタイプを使用している場合は、部署をピックリスト値グループに関連付けることもできます。部署およびその設定方法は、「部署の設定」を参照してください。各部署は、1つのピックリスト値グループにのみ関連付けることができます。ユーザーが1つ以上の部署に関連付けられている場合は、部署をサポートするレコードタイプのレコードをユーザーが作成すると、ユーザーのプライマリ部署がレコードに自動的に割り当てられます。[部署]フィールドとピックリスト値グループフィールドの両方が[詳細]ページレイアウトに存在し、ピックリスト値グループがユーザーのプライマリ部署に関連付けられている場合は、レコードのピックリスト値グループフィールドにそのピックリスト値グループの名前が入力されます。この結果、ピックリスト値グループによって制御されるピックリストフィールドでは、ピックリスト値グループにリンクされている値のみがピックリストに表示されます。レコードの作成と更新時の[部署]およびピックリスト値グループフィールドの動作に関する詳細は、「レコードの部署およびピックリスト値グループについて」および「ピックリストフィールド、ピックリスト値グループおよび部署について」を参照してください。

ピックリスト値グループの設定の詳細は、次のトピックを参照してください。

関連トピック

関連する情報については、次のトピックを参照してください。


公開日 2018 年 8 月 Copyright © 2005, 2018, Oracle. All rights reserved. Legal Notices.