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レコードタイプの追加
企業にカスタムレコードタイプを追加できます。たとえば、従業員が使用できるように[注文]タブを表示するとします。新しいレコードタイプを追加するには、Oracle CRM On Demandでカスタムオブジェクトレコードタイプの1つを名前変更して設定します。
企業が[カスタムオブジェクト 01]から[カスタムオブジェクト 10]レコードタイプを使用でき、ユーザーにそのレコードタイプへのアクセス権を付与できる権限は、Oracle CRM On Demandの管理者の役割のデフォルトで有効です。ただし、企業が10を超えるカスタムオブジェクトレコードタイプを使用する必要がある場合は、Oracle CRM On Demand Customer Careに連絡して、追加のカスタムオブジェクトレコードタイプを企業が使用できるようにする必要があります。
通常、新しいレコードタイプは、デフォルトで用意されているレコードタイプと同様に機能します。レコードタイプごとに、リストのフィルター処理および並べ替えに使用される[名前]フィールドを含む一連のフィールドを使用できます。
注: [カスタムオブジェクト 01]、[カスタムオブジェクト 02]、[カスタムオブジェクト 03]レコードタイプごとに、これらのレコードタイプのレコードのリストをフィルター処理および並べ替えるために8個のフィールドを使用できます。その他のすべてのカスタムオブジェクトレコードタイプの場合、そのレコードタイプのレコードのリストのフィルター処理および並べ替えに使用できるのは、[名前]フィールドのみです。
新しいレコードタイプのカスタムフィールド、ページレイアウト、検索レイアウトなどを設定できます。ただし、新しいレコードタイプは次のエリアでは使用できません。
- アサイメントマネージャ
- 売上予想
- デフォルトのグループ割当(グループで共有できません)
加えて、新しいレコードタイプには次の3つの制限があります。
- 新しいレコードタイプは、各国に固有の住所グループを含めることができません。
- デフォルトでは、[名前]フィールドだけが新しいレコードタイプに必要になります。
- 新しいレコードタイプには、重複チェックは実行されません。
Webサービスで新しいレコードタイプを使用する方法の詳細については、「WSDLおよびスキーマファイルのダウンロード」を参照してください。
作業前の準備。この手順を実行するには、[アプリケーションをカスタマイズ]権限と、新しいレコードタイプに使用するカスタムオブジェクトの適切な[アプリケーションをカスタマイズ]権限の両方を含む役割が割り当てられている必要があります。カスタムオブジェクト01、02、および03レコードタイプには別個の権限があります([アプリケーションのカスタマイズ - カスタムオブジェクト01の管理]権限など)。他のカスタムオブジェクトレコードタイプについては、各権限がカスタムオブジェクトのグループに適用されます([アプリケーションのカスタマイズ - カスタムオブジェクト 04-10 の管理]権限など)。
レコードタイプを追加するには
- 任意のページの右上隅にある[管理]グローバルリンクをクリックします。
- [アプリケーションカスタマイズ]セクションで、[アプリケーションカスタマイズ]リンクをクリックします。
- [アプリケーションセットアップ]セクションで、[レコードタイプ名の変更]リンクをクリックします。
- 使用するカスタムオブジェクトレコードタイプの行に、情報を入力します(例:発注)。
詳細については、「レコードタイプの名前変更」を参照してください。レコードタイプを名前変更したら、カスタムオブジェクトレコードタイプのリンクが置き換えられ、レコードタイプは[アプリケーションカスタマイズ]ページの[レコードタイプセットアップ]セクションに、この名前で表示されます。
- [保存]をクリックします。
- [アプリケーションカスタマイズ]ページの[レコードタイプセットアップ]セクションで、新しいレコードタイプのリンクをクリックします。
- [フィールド管理]セクションで、[フィールドセットアップ]リンクをクリックします。
- [フィールドセットアップ]ページでは、次の操作を行えます。
- (推奨)[フィールドラベルの管理]をクリックし、要件を満たすフィールドの名前を変更します。
[名前]フィールドの名前を変更することをお勧めします。アプリケーション全体を通じて、各レコードタイプは、レコードタイプで始まる[名前]と呼ばれるフィールドを持っています(取引先名、商談名など)。したがって、[注文]という名前のレコードタイプを追加する場合は、[名前]フィールドを[注文名]に名前変更できます。企業でターゲット検索を使用する場合、[名前]フィールドはアクションバーの[検索]セクションに検索フィールドとしてデフォルトで表示されます。
注: [カスタムオブジェクト 01]から[カスタムオブジェクト 03]レコードタイプのみ、[クイック検索 1]および[クイック検索 2]フィールドも、アクションバーの[検索]セクションにデフォルトで検索フィールドとして表示されるため、[クイック検索 1]および[クイック検索 2]の名前を変更することもできます。たとえば、[注文]という名前のレコードタイプを追加する場合は、[クイック検索 1]フィールドを[オーダー番号]に名前変更できます。その後、従業員が[検索]セクションのレコードタイプのリストから[発注]を選択すると、検索フィールドの1つとして[発注番号]が表示されます。
- [新規フィールド]をクリックし、カスタムフィールドを追加します。
これらのレコードタイプには、デフォルトのレコードタイプのカスタムフィールドの場合と同じ制限があります。
カスタムフィールドの編集と作成の詳細については、「フィールドの作成と編集」を参照してください。
- 新しいレコードタイプの編集および詳細ページのページレイアウトを設定します。
レコードの編集ページにフィールドを追加し、フィールドを別個のセクションにグループ分けし、これらのセクションを名前変更することができます。
他のレコードタイプとの関係を作成するには、フィールド(取引先、担当者、商談など)をページレイアウトに追加します。これにより、フィールドの横に[ルックアップ]アイコンが作成され、ユーザーは既存のレコードをこの新しいレコードタイプにリンクできます。
関連情報セクションを詳細ページに追加できます。
関連情報セクションとしてチームを追加する場合、ユーザーはこのレコードをチームメンバーとレコード単位で共有できます。
注: チームの関連情報セクションは、カスタムオブジェクトレコードタイプでサポートされます。
手順については、「静的ページレイアウトのカスタマイズ」を参照してください。
- (オプション)新しいレコードタイプの検索レイアウトを設定します。詳細は、「検索レイアウトの管理」を参照してください。
- (オプション)新しいレコードタイプのカスタムホームページレイアウトを設定します。詳細については、「レコードホームページレイアウトの作成」を参照してください。
- (オプション)新しいレコードタイプをフィールドとして、または他のレコードタイプのページレイアウトの関連情報セクションとして追加します。
注: 新しいレコードタイプの設定を完了した後、ユーザーに新しいレコードタイプの適切なアクセスレベルを与えるために関連するアクセスプロファイルを更新する必要があります。レコードタイプのタブを役割が使用できるようにして、レコードタイプのカスタマイズされたページレイアウト、ホームページレイアウト、および検索レイアウトを役割に割り当てるために、関連するユーザー役割を更新する必要もあります。アクセスプロファイルの更新の詳細は、「アクセスプロファイルの設定プロセス」を参照してください。役割の更新方法の詳細は、「役割の追加」を参照してください。
関連トピック
関連情報については、次のトピックを参照してください。
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