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売上予想のリアルタイムレポートサブジェクトエリア
対象製品
このサブジェクトエリアは、すべてのエディションのOracle CRM On Demandで使用できます。
ビジネスの目的
このサブジェクトエリアでは、Oracle CRM On Demandの売上予想モジュールで生成したデータに関するレポートを作成できます。取引先、テリトリー、ユーザー、商談、製品、日付、ユーザー目標の各ディメンション別に売上予想の概要を最新のリアルタイム商談データと比較することもできます。セールスチームの実績レポートを作成して、パイプライン分析、目標達成度、売上予想精度を表示することも可能です。また、営業管理者はユーザー階層を使用して各チームメンバーの実績を監視できます。
関連タイプ
マルチファクト
ディメンション
このサブジェクトエリアには次のディメンションがあります。
- 取引先
- 取引先売上(注1を参照)
- 取引先テリトリー
- ブック
- クローズ日(注2を参照)
- 担当者
- 売上予想
- 売上予想日(注3を参照)
- 商談(注4を参照)
- 商談製品売上(注4を参照)
- 所有ユーザー
- 製品
- 製品カテゴリー
- 目標
注1:取引先売上ディメンションと商談または商談製品ディメンションを結合することはできません。
注2:目標のクローズ日は目標期間の月の最初の日です。売上予想のクローズ日は売上予想スナップショット内の商談のクローズ日です。商談のクローズ日は商談が確定した日です。
注3:売上予想日は売上予想が実行された日です。商談には複数の売上予想が存在する場合があります。
注4:商談および商談製品売上は、商談基準および商談製品売上基準のみに関連付けることができます。
基準
このサブジェクトエリアで使用するすべての基準を次に示します。
- 取引先売上基準
- 売上予想基準
- 取引先売上(個人)
- 担当者売上(個人)
- 商談(個人)
- 製品売上(個人)
- プロダクト(個人)
- クローズ数量
- 確定売上
- 予想売上
- 売上予想数量
- パイプライン数量
- チーム概要
- チームプロダクト概要
- クローズ数量
- 売上予想数量
- パイプライン数量
- 確定売上
- 予想売上
- 確定売上
- パイプライン
- 売上予想
- 予想売上
- ベストケース
- 目標基準
- 商談基準
- 商談カスタム基準
- インデックス付き数値
- 平均インデックス付き数値
- インデックス付き数値
- 平均インデックス付き数値
- 売上
- 予想売上
- 確定売上
- 売上(千単位)
- 予想売上(千単位)
- 確定売上(千単位)
- 商談数
- オープン商談数
- クローズ済み商談数
- 成約数
- フェーズの平均日数
- 商談製品売上基準
使用上の注意
次の制限が適用されます。
- マルチファクト。売上予想サブジェクトエリアはマルチファクトサブジェクトエリアであるため、レポートには必ず基準が1つのみ含まれるようにする必要があります。
- ブックディメンション。ブックディメンションと階層を利用して、データレコードをブックにグループ化できます。その際、表示されるデータは[分析]の表示モードによって制御されます。取引先、取引先売上、商談、および商談製品でのみ使用できます。
- 階層。すべての階層は8レベルまでに制限されています。
- 売上分割。売上分割機能を設定すると(「企業プロファイルとグローバルデフォルトの設定」を参照)、分割は売上予想概要に反映されますが、リアルタイムの商談基準には反映されません。
- 目標基準。目標基準と他の基準との比較は、月レベルおよびユーザーレベルのみで有効です。
- 売上予想概要のカスタム項目。これらのカスタム項目はレポートには使用できません。Oracle CRM On Demandで生成された売上予想概要には、ロールアップされた合計が含まれます。レポートの売上予想基準が意味を持つのはユーザー別のデータを表示する場合のみです。ユーザーなしの売上予想基準を表示すると、値が不正確になります。
- 商談と複数の売上予想:同じ商談を複数の売上予想に表示できます。そのため、売上予想基準は基準をフィルタリングして日付別に表示する必要があります。基準をフィルタリングしないと、売上予想基準の表示が不正確になる可能性があります。
- 売上予想と目標基準。売上データの日付は売上予想概要と同じであるため、すべての商談は月初に表示されます。ユーザー目標も月次で設定されているため、月初に表示されます。したがって、売上予想基準とユーザー目標基準を含むレポートが意味を持つのは、データを月次以上の高レベルで集計した場合のみです。
- ユーザー目標基準。ユーザー目標基準の表示は、ユーザーの表示に関係なくマネージャ表示で制御されます。そのため、企業の管理者でないユーザーの表示が[チーム表示]に設定されている場合、商談基準のレポートとともにユーザー目標のレポートを作成することはできません。
- ユーザーの百分位数ランキング。ユーザーの百分位数ランキングを作成するには、内在するすべてのデータにアクセスできるようになっている必要があります。
- カレンダー月と複数の売上予想:各カレンダー月に複数の売上予想を設定できます。そのため、合計売上予想を示すレポートは特定の売上予想日で識別する必要があります。
- 目標と売上。ユーザー目標とリアルタイムの商談売上を示すレポートの結果が予期した内容と異なる場合、商談のクローズ日が目標レコードと同じ期間に該当するレコードが存在しない可能性があります。
- 月別売上予想。月次売上予想概要の合計は、すでにロールアップされています。すべてのユーザーの合計結果が不正確になります。この方法で合計を取得する場合は、[売上(個人)]フォルダの売上予想基準を使用する必要があります。
- 分析のマネージャ表示。売上予想の対象が自分の部下のみの場合、分析を[マネージャ表示]にします。
- 分析のチーム表示。売上予想の対象がチームメンバーである場合、分析を[チーム表示]にします。売上予想の対象がチームメンバーでも部下でもない場合、商談および商談プロダクトの表示は売上予想概要と一致しません。
- 売上予想基準。売上予想基準は特定の売上予想を参照する必要があります。FILTER基準関数を使用して、売上予想日および売上予想タイプ別に基準を参照します。たとえば、次のように、FILTER基準関数を使用して、特定の売上予想日(例:2009年9月16日)の売上予想額を取得します。複数の売上予想タイプが存在するので、フィルターを追加して目的の商談売上予想の値のみを取得します。次に例を示します。
FILTER ("Forecast Metrics"."Forecast Revenue" USING ("Forecast Date.Date = date '2009-09-16' AND Forecast."Forecast Type" = 'Opportunity Revenue Forecast'))
FILTER基準関数を使用することと、レポートにフィルターを追加することは同じではありません。レポートにフィルターを追加して売上予想日と売上予想タイプをフィルターした場合、ユーザー目標またはリアルタイム売上の値は取得されません。各ユーザーに複数の目標が定義されている場合は、FILTER基準関数を使用して特定の目標値を参照する必要があります。次に例を示します。
FILTER("Quota Metric"."Quota Value" USING (Quota."Quota Name" = 'Sales')
この例のFILTER基準関数は、特定の目標名(Sales)の目標値を取得します。このフィルター基準を使用しなかった場合、取得される値はすべての目標の合計値のみです。
取引先および担当者ディメンションには、基準および関連属性を任意のレベルで分析できるブック階層が含まれています。ブックディメンションを使用すると、取引先と担当者の基準および関連属性をブック階層の任意のレベルで分析できます。
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