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在庫期間

在庫期間の各ページを使用して、在庫期間を作成、更新、および追跡します。在庫期間は、サンプルアイテムやプロモーションアイテムのすべての移動(サンプルの提供、受取り、振替、および在庫調整)を追跡できるように定義した期間です。在庫期間は、顧客企業のサンプル管理者によって定義されます。在庫期間は、基準の計画と評価を介して、セールス要員を編成するために使用します。

サンプル管理者およびセールス要員は、初期カウント、暫定監査カウント、最終監査カウント、および調整をすべて在庫期間内で実行します。

  • 初期カウント:初期カウントは、セールス要員が新規在庫を受け取った時点で実行します。セールス要員は、受け取ったすべてのサンプルを実地でカウントし、所有するアイテムを通知する必要があります。詳細については、「サンプル在庫の受取りの通知」を参照してください。
  • 暫定監査カウント:暫定監査カウントはサンプル管理者がいつでもリクエストできます。これは、在庫をカウントしてレポートするように求めるリクエストです。暫定監査カウントは通常、不正活動の疑いがある場合や在庫の追跡プロセスに問題があった場合に、特別なケースの監査として実行されます。これは、サンプル管理者向けのチェックポイントの役割を果たします。詳細については、「暫定在庫数のリクエスト」を参照してください。
  • 最終監査カウント:最終監査カウントは、サンプル管理者がリクエストします。この場合は、在庫期間の終了が近づいているため、すべてのサンプルを計上する必要があります。セールス要員は、サンプルごとに最終実地棚卸をカウントして記録し、最終監査レポートを提出する必要があります。監査レポートを作成するセールス要員は、[在庫監査レポートホームページ]に移動し、新規の在庫監査レポートを作成します。セールス要員は、最終監査レポートを自動的に作成することもできます。詳細については、「在庫期間の処分」を参照してください。
  • 調整:最終監査カウントの完了時に、セールス要員は在庫を調整する必要があります。この調整では、内部のサンプルトランザクションの追跡が、最終実地棚卸と比較されます。差異がある場合は記録されます。差異が存在しない場合は、調整に問題はなく、在庫期間に[調整済]のマークが付きます。詳細については、「実地棚卸数と電子棚卸数の差異の訂正」および「在庫期間の調整」を参照してください。

:ユーザーがどのタブを使用できるかを設定するのは、各企業の管理者です。在庫期間情報の追跡を担当しないユーザーの場合、[在庫期間]タブは使用不可になっています。

在庫期間のタイプ

サンプル在庫の調整は1か月に1度発生する可能性があるため、Oracle CRM On Demandのサンプル管理では、サンプル管理者からリクエストがあるたびに調整を実行できます。最大限の柔軟性を提供するために、在庫期間には3つのタイプが用意されています。

次の表では、在庫期間のタイプについて説明します。

在庫期間

説明

有効

現在の期間。このタイプでは終了日が表示されず、調整も行われていません。サンプルトランザクションのタイプ(新規製品の追加など)を入力できます。それに応じて、在庫数が調整されます。

無効

過去の未調整の期間。終了日が表示されますが、調整は行われていません。在庫に対してサンプルトランザクションの任意のタイプ(新規製品を除く)を入力できます。それに応じて、在庫数が影響を受けます。Oracle CRM On Demandのデフォルトの設定では、無効期間が1つ提供されます。

調整済

過去の無効な期間。終了日が表示され、調整が正常に行われています。このロックされている在庫期間に対しては、トランザクションを実行できません。

サンプル管理に対するOracle CRM On Demandのデフォルト設定では、未調整期間に対して有効な期間が1つと、無効な期間が2つの合計3つが提供されます。調整済在庫期間は複数設定できますが、開くことができる有効な在庫期間は、常に1つのみです。


公開日 2018 年 8 月 Copyright © 2005, 2018, Oracle. All rights reserved. Legal Notices.