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見込み客から取引先、担当者、取引交渉登録、または商談への変換
ユーザーの役割が適切に設定されている場合、見込み客レコードを変換することによって、取引先、担当者、取引交渉登録および商談のレコードを作成したり、見込み客情報を既存レコードにコピーしたりできます。新規商談レコードには、企業の設定に応じて、売上計算に影響を与える情報を含めることができます。変換プロセスとそのフィールドや値への影響の詳細は、「見込み客」の「変換時の状況」を参照してください。
注: 通常、承認済みの見込み客は商談に変換します。「見込み客の承認」を参照してください。
ここでは、2つのシナリオに対する手順を説明します。
シナリオ1。キャンペーンを実施した結果、新しい見込み客を獲得しました。各見込み客レコードには、見込み客の名前と企業名が含まれます。この見込み客の情報を使用して、新しい担当者レコードと新しい取引先レコードを作成し、可能であれば、新しい商談レコードを作成します。
シナリオ2。既存の取引先および担当者を対象としてキャンペーンを実施します。このキャンペーンで獲得した見込み客を商談に変換します。
作業前の準備。この手順を実行するには、「見込み客を変換するためのアクセスプロファイルおよび役割の設定」の説明に従って、ユーザーの役割およびアクセスプロファイルを設定する必要があります。[見込み客を変換]ページには、役割に対して選択した見込み客変換レイアウトに従って、ユーザーの役割に使用可能な変換オプションのみが表示されます。役割に対して見込み客変換レイアウトが選択されていない場合は、デフォルトの見込み客変換レイアウトが適用されます。
見込み客を取引先、担当者、取引交渉登録または商談に変換するには
- 変換する見込み客を選択します。
見込み客の選択方法については、「レコードの検索」を参照してください。
- [見込み客詳細]ページで、[変換]をクリックします。
- [見込み客から商談に変換]ページで、次の該当する操作を行います。
- この見込み客の新しい取引先および担当者レコードを作成するには(シナリオ 1)、[新規取引先を自動作成]および[新規担当者を自動作成]オプションを選択します。
[取引先]セクションでは、見込み客の[企業]フィールドが[取引先名]フィールドにデフォルトで表示されます。[担当者]セクションでは、見込み客の[名前(名)]と[名前(姓)]がデフォルトで表示されます。
- 新規商談を作成し、その商談を既存の取引先と担当者にリンクするには、[既存取引先を使用する]および[既存担当者を使用する]オプションを選択します。
見込み客レコードに取引先が関連付けられている場合は、[関連取引先]フィールドにその取引先が表示されます。見込み客レコードに担当者が関連付けられている場合は、[関連担当者]フィールドにその担当者が表示されます。
- 見込み客を別の取引先または担当者にリンクするには、[関連取引先]または[関連担当者]フィールドの横にある[ルックアップ]アイコンをクリックし、別の取引先または担当者を選択します。[関連取引先]および[関連担当者]フィールドに正しい名前が表示されており、[既存取引先を使用する]および[既存担当者を使用する]オプションボタンが選択されていることを確認します。
- (オプション) 見込み客を商談に変換するには、[新規商談を自動作成]オプションを選択し、フィールドにデータを入力します。
注: 見込み客レコードの姓名は、デフォルトで[関連商談]フィールドに表示され、このフィールドは編集できます。標準アプリケーションでは、[売上]、[クローズ日]、[次のステップ]および[説明]フィールドも[見込み客を変換]ページの[商談]セクションに表示されます。これらのフィールドをここで編集でき、値は商談レコードに継承されます。管理者が[見込み客を変換]ページのレイアウトをどのように設定するかに応じて、異なるフィールドが表示される場合があります。
- 見込み客チームを取引先、担当者または商談のチームにコピーする場合は、次の操作を実行します。
- ページの適切なセクションの[見込み客チームをコピー]チェックボックスを選択します。たとえば、見込み客チームを新しい商談にコピーする場合は、ページの[商談]セクションの[見込み客チームをコピー]チェックボックスを選択します。
- ページの適切なセクションで、見込み客所有者に付与するレコードアクセスレベルを選択します。たとえば、ページの[商談]セクションで[見込み客チームをコピー]チェックボックスを選択した場合、[商談チームの見込み客所有者レコードアクセス]フィールドで、新規商談で見込み客所有者に付与するレコードアクセスレベルを選択します。
注: 管理者は、[企業プロファイル]ページの[担当者の親チーム継承の有効化]チェックボックスおよび[商談の親チーム継承の有効化]チェックボックスをオンにすることによって、[担当者]および[商談]レコードタイプのチーム継承を有効にすることができます。[担当者]または[商談]レコードタイプでチーム継承が有効になっている場合、担当者または商談チームは、[見込み客を変換]ページの[担当者]または[商談]セクションで見込み客チームのコピーチェックボックスがオンになっていない場合でも、見込み客変換中に見込み客にリンクされている取引先のチームメンバーを自動的に継承します。
- 見込み客の、特定のカスタムオブジェクトレコードタイプの関連レコードを取引先、担当者または商談に関連付けるには、ページの適切なセクションでそのカスタムオブジェクトレコードタイプを関連付けるチェックボックスをオンにします。
注: どのカスタムオブジェクトレコードタイプをレコードに関連付けることができるかは、[見込み客を変換]ページのレイアウトの設定時に関連オプションを使用可能にすることによって、管理者が決定します。
- (オプション)見込み客を取引交渉登録に変換するには、[取引交渉登録の自動作成]オプションを選択して、フィールドに入力します。
注: 見込み客レコードからの[製品への関心]フィールドおよび[主要パートナー取引先]フィールドの値は、デフォルトでそれぞれ[取引交渉登録名]フィールドおよび[主要パートナー取引先]フィールドに表示され、これらのフィールドは編集できます。標準アプリケーションでは、[売上]、[クローズ日]、[次のステップ]および[説明]フィールドも[見込み客を変換]ページの[取引交渉登録]セクションに表示されます。これらのフィールドをここで編集でき、値は取引交渉登録レコードに継承されます。管理者が[見込み客を変換]ページのレイアウトをどのように設定するかに応じて、異なるフィールドが表示される場合があります。
- 見込み客を変換するには、[保存]をクリックします。
変換が完了すると、次のような結果になります。
- [見込み客詳細]ページが再度開き、次に示すフィールド値が表示されます。それらのほとんどの値は[見込み客情報の更新]ページで選択した情報に基づいています。
- 見込み客の[状況]フィールドの値は[更新済み]です。
- [関連取引先]および[関連担当者]フィールドの値は[見込み客情報の更新]ページの値と同じです。
- 見込み客を商談に変換した場合、[関連商談]フィールドの値は[見込み客情報の更新]ページの新しい商談名と同じです。
- 見込み客を商談に変換した場合、変換プロセスから作成された新しい商談レコードでは、変換済みの見込み客が商談レコードにリンクされます。
- 見込み客を取引交渉登録に変換した場合、関連取引交渉登録フィールド値は[見込み客を変換]ページで指定した新規取引交渉登録名と同じです。
- 見込み客を取引交渉登録に変換した場合、変換プロセスから作成された新しい取引交渉登録レコードも変換済み見込み客にリンクされます。
- 見込み客を商談に変換した場合(ステップ4)または見込み客を取引交渉登録に変換した場合(ステップ7)、新しい商談または取引交渉登録レコードは、その見込み客から一部のフィールド値を継承します。
- 見込み客レコードは変換後も表示できますが、ビジネスプロセスは適切な商談または取引交渉登録レコードに移行します。
注: 同じ見込み客を取引先または担当者に複数回変換できますが、見込み客を取引交渉登録または商談に変換できるのは1回のみです。見込み客を取引交渉登録または商談に変換した場合は、その見込み客を後で別の取引交渉登録または商談に変換することはできません。ただし、取引交渉登録に変換された見込み客を別の取引先または担当者に再変換することはできます。
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