Oracle Big Data SQLリリース3.0.1の変更点は次のとおりです。
Oracle Big Data ApplianceおよびExadata Database Machineを引き続きサポートすることに加え、リリース3.0.1では、Big Data SQLのOracle Engineered Systems以外のプラットフォームのサポートがさらに向上しています。これらには現在、Big Data Appliance以外のコモディティ・ハードウェア上で動作するHortonworks Data Platform (HDP)およびCloudera's Distribution Including Apache Hadoop (CDH)が含まれます。ここでは、これらのHadoopシステムがExadata以外のサーバーで実行されるOracle Databaseと組み合せて使用されます。
新しいCDHおよびHDPプラットフォームのサポート
Oracle Big Data SQL 3.0.1は、Hortonworks Hadoop Data Platform (HDP) 2.3 – 2.4.xおよびCloudera's Distribution Including Apache Hadoop (CDH) 5.4.7 – 5.7上で実行します。CDH 5.4.7サポートには、コモディティCDHシステムとOracle Big Data Appliance 4.3の両方が含まれます。
インストール自動化の改善
HDPおよびCDHでのインストールで、以降のリストアのために、YARNリソース管理構成を自動保存できるようになりました。
oracle
ユーザーおよびoinstall
グループの設定が、インストール・プログラムによって管理されるようになりました。
HDPおよびCDHの統一されたアンインストール手順
HDPおよびCDHの両システムでのアンインストール手順が同じになりました。
HDPおよびCDHの他の変更点
デフォルトのJDKがjdk-8u66-linux-x64にアップグレードされています
bds-database-create-bundle.sh
に、デフォルト以外のJDKを指定するための新しい--jdk-tar-path
パラメータが含められています。
bds-database-install.sh
に次の新しいパラメータが含められています。
--cell-config-dir
--root-script-only
cellinit.ora
ファイルが存在しないまたは空の場合、インストール・プロセスで新しいファイルが作成および移入されるようになりました。
Oracle Shell for Hadoop Loaders
Oracle Shell for Hadoop Loadersは、Copy to Hadoop、Oracle Loader for HadoopおよびOracle SQL Connector for HDFSに簡単に使用できるコマンドライン・インタフェースを提供するヘルパー・シェルです。
Oracle Big Data Appliance 4.5のサポート
Oracle Big Data SQLリリース3.0.1は、Oracle Big Data Appliance 4.5でのmammothインストール・オプションです。mammothインストール後にbdacliユーティリティを使用して、Oracle Big Data SQLリリース3.0.1をいつでも有効にすることもできます。
注意:
リリース3.0.1では、Oracle Big Data SQLはまだOracle Big Data Applianceと非Exadata Oracle Databaseサーバーとの間、または非Big Data Appliance HadoopシステムとExadata Database Machineとの間の接続をサポートしていません。