9.12 Oracleオブジェクトでのパラレル問合せ

Oracleでは、オブジェクト、およびビューから合成されたオブジェクトを使用して、パラレル問合せを実行できます。ただし、次の制限があります。

  • (ORDER BYGROUP BYおよびSET操作を使用して)結合およびソートをパラレルに実行する問合せを行うには、MAPファンクションが必要です。MAPファンクションがない場合、問合せは自動的にシリアルになります。

  • ネストした表でのパラレル問合せはサポートされません。表に対するパラレル・ヒントまたはパラレル属性がある場合でも、問合せはシリアルになります。

  • パラレル挿入ダイレクト・ロード(PIDL)およびパラレルCreate Table As Select (PCTAS)がVARRAY列およびADT列でサポートされています。ADT列は次の特性を満たす必要があります。

    • 型はFINALであること

    • 主となる型の内で任意のレベルのADT属性はFINALであること

    • LOB/VARRAY/XML型の属性はSecureFileとして格納されること

    • その他すべての属性は単純なスカラーであること

    残りのDMLおよびDDLは、常にシリアルに実行されます。

  • パラレルDMLは、INSTEAD OFトリガーを持つビューではサポートされません。ただし、トリガー内の個々の文は、パラレル化できます。