2 SODA for PL/SQLの概要

SODA for PL/SQLは、Simple Oracle Document Access (SODA)を実装するPL/SQL APIです。これをPL/SQLで使用することで、あらゆる種類のドキュメントについて作成、読取り(取得)、更新および削除(CRUD)操作を実行でき、これを使用してJSONドキュメントの問合せを実行できます。

SODAはNoSQL形式のAPIセットであり、これを使用すると、Oracle Databaseでドキュメントのコレクションを作成および格納でき、Structured Query Language (SQL)や、ドキュメントのデータがどのようにデータベースに格納されているかを理解していなくても、そのコレクションの取得や問合せを実行できます。

Oracle Databaseでは、JSONデータの格納および問合せがサポートされています。この機能にアクセスするには、特殊なJSON SQL演算子を備えたStructured Query Language (SQL)が必要です。SODA for PL/SQLによって、SQL/JSONプログラミングの複雑さが隠されます。

このドキュメントの以降の各のトピックでは、SODA for PL/SQLの各種機能について説明します。

注意:

  • このマニュアルでは、PL/SQLアプリケーションでSODAを使用する際の情報を示し、PL/SQLで現在使用可能なすべてのSODA機能について説明します。SODA for PL/SQLを使用するには、SODAの概要について理解する必要もあります。そのような一般情報は、『Oracle Database Simple Oracle Document Access (SODA)の概要』を参照してください。このドキュメントで説明している一部の機能は、まだSODA for PL/SQLでは使用できないものがあります。

  • このドキュメントでは、SODA for PL/SQLのメソッドと定数についてのリファレンス情報を含め、PL/SQLに関する一般情報は掲載していません。そうした情報については、『Oracle Database PL/SQL言語リファレンス』を参照してください。

関連項目:

Oracle Databaseに格納されたJSONデータにSQLおよびPL/SQLの使用に関する詳細は、『Oracle Database JSON開発者ガイド』を参照してください