読取り専用Oracleホームについて

Oracle Database 18c以降では、読取り専用モードでOracleホームを構成できます。

読取り専用Oracleホームでは、すべての構成データおよびログ・ファイルは、読取り専用Oracleホームの外部にあります。この機能により、読取り専用Oracleホームを、複数のサーバーに分散できるソフトウェア・イメージとして使用できます。

従来のORACLE_BASEおよびORACLE_HOMEディレクトリを除き、次のディレクトリには、以前ORACLE_HOME内にあったファイルが含まれています。

• ORACLE_BASE_HOME

• ORACLE_BASE_CONFIG

読取り専用Oracleホームの利点

• 長い停止時間なしで、シームレスにOracleデータベースのパッチ適用と更新ができます。

• 複数のサーバーにパッチを配布するために更新する必要があるイメージが1つのみのため、パッチ適用および一括ロールアウトが簡略化されます。

• インストールと構成の分離を実装することで、プロビジョニングが簡略化されます。

ノート:

この機能は、データベース管理者がシステム・パフォーマンスを監視、診断、および調整する方法には影響しません。