9 スタンドアロン・サーバーでのOracle Grid Infrastructureのインストールおよび構成
スタンドアロン・サーバー用のOracle Grid Infrastructureには、Oracle RestartおよびOracle Automatic Storage Managementが含まれます。
スタンドアロン・サーバー用のOracle Grid Infrastructureをインストールしてからデータベースを作成すると、データベースはOracle Restart構成に自動的に追加されます。Oracle Restartは、必要に応じて自動的にデータベースを再起動します。
データベースがすでに存在するホスト・コンピュータにスタンドアロン・サーバー用のOracle Grid Infrastructureをインストールする場合は、データベースの自動再起動を構成する前に、データベース、リスナー、Oracle ASMインスタンスおよびその他のコンポーネントをOracle Restart構成に手動で追加する必要があります。
ノート:
スタンドアロン・サーバー用のOracle Grid Infrastructureでは、1つのホスト・コンピュータ上で複数の単一インスタンス・データベースをサポートできます。
- イメージ・ベースのOracle Grid Infrastructureのインストールについて
Oracle Grid Infrastructure 12cリリース2 (12.2)以降、Oracle Grid Infrastructureソフトウェアのインストールおよび構成は、イメージ・ベースのインストールによって簡略化されました。 - イメージを作成するための設定ウィザードのインストール・オプション
Oracle DatabaseまたはOracle Grid Infrastructureをインストールする設定ウィザードを開始する前に、使用可能なイメージ作成オプションを使用するかどうか決定します。 - 新規データベース・インストールによるスタンドアロン・サーバー用のOracle Grid Infrastructureのインストール
スタンドアロン・サーバー用のOracle Grid Infrastructureをインストールしてから、Oracle Restartで管理されるデータベースを作成するには、次のステップを完了します。 - 既存データベースに対するスタンドアロン・サーバー用のOracle Grid Infrastructureのインストール
スタンドアロン・サーバー用のOracle Grid Infrastructureをインストールし、既存のOracle Database用に構成するには、この項で概説している手順に従ってください。 - ソフトウェアのみのインストールを使用した、スタンドアロン・サーバー用のOracle Grid Infrastructureのインストール
ソフトウェアのみのインストールでは、スタンドアロン・サーバー用のOracle Grid Infrastructureのバイナリが指定された場所にインストールされるのみです。ソフトウェアのインストール後、Oracle Restartを有効化するために、いくつかの手動構成ステップを実行する必要があります。 - Oracle Automatic Storage Managementインストールのテスト
単一インスタンスのOracle Grid Infrastructureをインストールした後で、ASMCMDコマンドライン・ユーティリティを使用して、Oracle ASMインストールをテストします。 - インストール後におけるスタンドアロン・サーバー用のOracle Grid Infrastructureバイナリの変更
インストール後に、opatchauto
フラグを含むOPatch使用してバイナリにパッチ適用しない場合、スタックを停止し、ソフトウェアを変更してから、スタックを再起動する必要があります。 - Oracle ASMCAを使用したOracle ASMディスク・グループの手動構成
スタンドアロン・サーバー用のOracle Grid Infrastructureをインストールしたら、Oracle ASMCAを使用して、ディスク・グループ、Oracle ADVMおよびOracle ACFSを作成および構成することもできます。 - Oracle Restart構成におけるOracle ACFSの有効化
Oracle ACFSを使用するためにrootアクセスを有効にする必要があります。